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イラストを掻き集め、出版社に売り込み。営業活動を始める。

自己紹介(7)
❇︎自己紹介はこちらにまとめてあります

カメラマンとなった従兄弟に強烈に刺激を受け、忘れかけていたいまの自分がやるべきことに真剣に目を向け始めた。
上京してからも実はアクションクラブに所属していた。膝のケガやメンタル面も復活、以前ほどではないが週末は度々、都内近郊のイベントに、ショーのスタッフとして参加。

周りのスーツアクターには憧れ続けたJACのメンバーも多く、スタントマンとしての仕事の話を聞くことも可能な環境だった。本場の雰囲気を味わいつつ憧れと刺激を大いに受けていた。

さすが東京。
こんなことも起きるんだ。

すっかり浮かれていた。従兄弟から受けた刺激のおかげで強烈に目が覚めた。ここで満足していた自分に改めて喝を入れた。イラストの仕事をしよう! 自分の得意を生かすのだ。

名古屋で勤めていた頃に描いたイラストの作品と、隙間時間に描きためたイラスト。バラバラの印象だった仕上がりを固める方法と動かすためのノウハウ。それらをまずはここで学んだ。「アートスクール渋谷校、イラストレーション科、短期プロコース」イラストレーターとして活動するためのイラストの作り込み方とコツ、それから動き方を学んだ。

目指すは出版社。数点のイラストをファイルに挟み名刺も自作した。出版社に電話をし、アポを取る。SNSなど活発ではない時代。どの出版社もこうして直に連絡、お会いする営業形式だった。もちろんお会いできない場合もあるけれど。

012_営業

自身があった。連絡は、必ずくる。若かりし頃の、謎の自信。今となっては羨ましいほど。そしてその勘は割と当たるのだ。

始めて掲載された雑誌は女性ダイエット情報誌「フィッテ」。巻頭カラー8ページ。20点ほどのカットを描いた。嬉しかった。すごく、嬉しかった。

フィッテ

↑「©️フィッテ」掲載イラストカット


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ひよこクラブ
あるじゃん…


そこからはありがたいことに出版社からとんとんと連絡をいただき、営業に行く時間すら持てないほど、忙しく描きまくる日々を送ることができた。

013_描く

東京で一人暮らしをしながらイラストを描いている。単純だけどこの事実が、自分自身の力の源となっていった。
そしてわたしはその後、新たな試みをしてみたくなった。

自己紹介(8)につづく→

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