太陽ノック
2015.7.22にリリースされた乃木坂46の12thシングル
作曲:黒須克彦 作詞:秋元康 編曲:長田直之
初回限定版A,B,C,セブンイレブン限定版, 通常盤
初週売上60.9万枚
オリコン週間ランキング1位は「おいでシャンプー」から11作連続。センターは生駒里奈。
MVはこちら
楽器の配置図はこんな感じ。やはり4つ打ち。
Key of Ab BPM=165 キーレンジG-C# トータルタイム4:04
構成は Intro-A-A'-B-C-C' ここまでで1:22
Aは| I | V/VII | VIM7 | VIm7/V | IV | IV/V | I | I#△7-IIm7/V |
A'は| I | V/VII | VIM7 | VIm7/V | IIm7 | IIm7/V | IVm/I-I | I-V/VII |
A,AともにメロディはIに対して5thからストレートに入っている。8小節パターン。特別何もない。
Bは|VIm7|IIm7|V|I-V/VII|IV-I/III|IIm7-VIIb△7|IIm7/V|V|
メロディはVImに対して3rdの音からストレートに入っている。ここもリフ的なフレーズは無く、8小節パターン。入り口の下降メロディから跳躍させたところはキャッチーだが、コード進行も含めて凡庸な感じ。
Cは| I | V/VII | VIm7 | IIIm7 | IV△7 | IIm7 | IV/V | V |
メロディはアウフタクトでIに対して3rdの音から入って跳躍感のある2小節パターン。ようやくリフっぽくなりキャッチーな引っかかるメロディが出てきてホッとしている。それにしても凡庸な感じは消せていない。
C'はCとほぼ同じだが少し展開させてある。| I | V/VII-III7 | VIm7 | IIIm7 | IV△7 | IVm△7|IIm7/V| I |
メロディもサビとほぼ同じ。
何だろう、特に何も感じない曲。メロディも8分主体でただの歌謡メロディで良くもなければ悪い所もない優等生なメロディ。唯一引っかかるとすればBに行くところのマイナーに展開する所で、サビも特に引っかからない、使い古されたメロディな感じ。全体的にダラダラとしているのをテンポ165にして軽快感を演出したのか?と思わせる。アレンジの細かい仕掛けやきっちりとしたまとまり感もちょっと古さを感じるのか.....ま、しかしこれが僕のAKBグループ全体のこれまでのイメージに近いかもしれない。今となっては乃木坂46、欅坂46を筆頭にもっとアップデートされたポップスという理解だが、以前はダサい歌謡曲風な楽曲が多かったと思う。
今日はYouTubeを覗いて来た。相変わらずRADWIMPSの強さは際立っている。週間600万回超えでトータル4000万回再生に迫っている。2位には星野源、6位にBUMP OF CHICKEN、10位にONE OK ROCKの2010年にアップロードされた楽曲。チャートはまあこんな感じだが、宇多田ヒカルのYouTube戦略とかが気になってチェックしてみたが、特に何かやってる感じはなく、逆に360度メイキングとかがアップされていて微妙な気分になった。スタッフとか写り込んでるし、そんなの別に見たくないし。YouTubeはうまくプロモーションに活用すべきと思うだけに、もっと堂々とMVをフルで公開しても良いと思うんだが。。。また山下達郎の新曲の再生回数が10万回ちょっとという寂しい感じは、時代の移り変わりとYouTube世代の人気不人気が如実に出ていてオールドな世代には厳しいなと。そう思って近しいアーティストをチェックしてみると、その惨状に言葉になりませんでした。ある程度上の世代がメインターゲットのアーティストはYouTubeやSNSを活用しなくともビジネスを展開できる実力を持ち合わせていないと厳しすぎる時代。