男性の育休より1年間の定時退社を(2)
定時退社で育児参画よりさらなる効果
「男性の育休より1年間の定時退社を」が実現すれば日常的に子どもとかかわる時間が増えます。子どもの寝顔しか見られない生活、土日は子どもが父の寝顔ばかり見る生活とは確実に変わります。成長とともに親子の会話も増えるでしょう。幼少期に父親ががっつり育児に関わっていれば、思春期&更年期のおしゃべりも成立します。
定時退社をすることで男性が育児に主体的に関われるし、思春期の親子関係がむずかしい時期(本当に色々めんどくさいw)を夫婦で対応することもできます。が、敢えて今回は定時退社による、育児以外の効果を見ていきます。
①健康になる
言わずもがなですなw!長時間労働の一番のツケは睡眠時間にきます。育児にもしっかり関わろうとするマジメな男性ほど、育児時間(寝かしつけ、ミルク、オムツ替え、お風呂など)を睡眠時間を削ることで獲得しようとします。ワークライフバランスのバランスを取る時にワークは死守して、ライフを削るというのが現代日本人の発想になってしまうんですよね。
いやいや、ライフではなくワークを調整してみましょうよ。我が家の例になりますが夫婦で家事&育児すると夜の時間にも余裕が出てくる。夫はマラソンをはじめ、マドレ男子会(父仲間たち)と大会に出たり、はてはトライアスロンまで…(やりすぎかよw)。
でも、我が家は4人に遺産を残せないので、代わりに介護させないように足腰は鍛えておこう!健康でいよう!がスローガンです。
②仕事の生産性が上がる
人間の集中力がもつ時間は8時間とか、はたまた15分だけで5分の休憩をさしはさんだ方がいいとか、諸説ありますが…10時間以上継続はできない。とはいえ、仕事ってノッている時って寝食忘れてのめりこんでしまいますよね。アレってやはりハイな状態で、どこかにひずみがいってる。日本人のうつ病発生率や、メンタル疾患で休職する人の割合が年々増えているのもひずみの一環。睡眠をしっかりとって、家庭内も仲良くて…の方が仕事の集中力も上がり、時間あたりの仕事の生産性が上がります。
③生活クオリティが上がる
家族の時間、自分の時間が増えれば趣味にかける時間も増えます。①のように健康管理につながるスポーツするもよし、映画や読書といった文化をたしなむ時間もよし、友達と美味しいものを飲み歩くもよし。どうしても後回しになりがちなこうした自分時間は仕事面でのアイデアを生み出したり、モチベーションにもつながります。
④夫婦関係がよくなる
上司や同僚、お得意様とより、夫婦で長く過ごしましょうよ。一番後回しにしがちな関係性ですが、リタイア後に取っておいたら、共通の話題もなくなります。人生100年時代…リタイア後の人生が長いですよ。
またも我が家の例で恐縮ですが、四女出産後は月に1回夫婦で飲みに行く機会を設けています。保育料や手間などはかかりますが、パートナーシップ投資です。今は上が中高生なので保育費もかかりませんので毎週末、宅飲みしおりますw(が、中高生たちも起きてるという)
セックスレス大国と言われる日本ですが、これって気質とか性力の問題より、長時間労働が大きく起因していると思いません?これまで10,000人以上の産後女性と接していて、2~3年のセックスレスな人がざらにいます。ファブ5に泣かれちゃうよ。
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