【しまね女子ブログ】 山本千栄vol.2
「島根の西の果て。季節を味わう暮らし。」
島根といえば、出雲や松江とイメージされることがほとんどなのですが
私がいる匹見町はそことは真逆の西の果てに位置します。
松江と匹見は車で3時間半ほど距離があります。
私が移住したここは他とはまた違った魅力があります。
移住して良かったことは?
なんでわざわざ都会から島根に?しかも益田市に?と聞かれることが度々あります。
ん〜自然!!!!
特に水が綺麗。
それに尽きます。
意外と少ないのですよ、綺麗な水があるところ。
秘境中の秘境、匹見町はこんなところ。
匹見はかつて、東の静岡、西の島根と言われていたほどワサビの名産地なのです。
知り合いのワサビ農家さんを撮らせて頂きました。
匹見のワサビは甘味もあってとっても美味しいのです。
美味しい理由は水が綺麗なこと。
また豊かな広葉樹に囲まれているから。
そしてその豊かな広葉樹のおかげで綺麗な水が生まれます。
都会にいる時は水はペットボトルで買うかウォーターサーバーで飲むのが当たり前だったけどここにきてからはそんなことも少なくなりました。
田舎と都会の暮らしの違い
たくさんあるのだけれど大きく感じるのは
季節を感じながら生活していること。
都会にいる時は雪が降ろうが嵐が来ようが毎日その予定が狂うことなく
電車に乗って職場に行ったり、何か用事をしたりする。
良くも悪くも”予定通り”に1日が終わる。
一方、田舎に来てからは、普段自分が山に携わる仕事をしていることもあって
基本的に雨の日は仕事をしない。雪の日も仕事はしない。
そんな日は家でできることをする。もしくは何もしない。
そして、季節を味わいながら暮らす醍醐味はその季節の食べ物をその瞬間に食べられること。
今年も春は山菜を摘みました。
それを天ぷらで頂きます。
おいしすぎる、、、
つい先日はきのこシーズンだったので
地元のきのこアドバイザーさんときのこツアーを。
毎年恒例化してます。
採れたてきのこは鋳物の鍋に入れて
囲炉裏でぐつぐつと煮て、仲間たちときのこ汁にして頂きます。
あぁ、最高〜!!!
お金のかからない贅沢とはこういう事を言うんだなあと
移住してから気づきました。
季節や天候に合わせて暮らしているので、ある意味その時期を逃すと
また来年!と言うことになります。
美味しい季節を逃すと悔やまれます。
あぁ!梅の時期なのに全部落ちちゃった!!とか、、
あぁ!たけのこの時期なのに猪に先に取られちゃった〜!なんてことも。
そんなこんなで田舎には宝がたくさん眠っています。
その宝は季節によって姿、形を変えることもあれば
ただそこに、ただ川の水が流れるように当たり前にそこにある。
・・・・もう都会には戻れないなぁ。
と
ひっそり呟くわたしです。
匹見のワサビの花芽を摘むショートムービーです。
ジブリのような世界観と映像美を是非ご覧ください。
ではまた次回。
〜〜〜〜〜Profile〜〜〜〜〜〜〜
山本 千栄(ヤマモト チエ)
京都で画家・デザイン業をしていたが2018年に山が欲しくて
子狼を連れて島根に移住。
地域おこし協力隊3年目。山仕事を学ぶ。
豊な森を作るためNPO法人G.I.F.T in natureを設立。
山の暮らしや魅力を日々発信しています。
現在妊娠中で林業女子から林業ママになる準備中⭐︎
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