【しまね女子ブログ】 水木彩也子vol.2
自分の居場所にするために。日々歩く。ひたすら歩く。
前回のnoteでまるで島根と運命的な出会いを果たしたかのように書いてしまいましたが、実は私と島根のつながりはとても深いのです。
何と言っても両親ともに島根県の出身。私自身は生まれも育ちも神奈川県なのですが、子供の頃から夏休みには帰省し山や空や海に囲まれ、ここにしかない時間の流れに身を預けていました。
だからこそ「島根に住もう。」という想いがすっと心に浮かんだときはなんとも感慨深く、私の中に流れている何かがこの場所を求めていたのだと妙に納得したのを覚えています。
とはいえ私が移住してきたのは松江市という県庁所在地で、実は移住の時に初めてやってきた場所でした。
同じ島根であっても私が幼い頃から心を寄せている島根とは全く違う風景が広がり、松江駅に降りた時には人の多さに気後れしてしまう程でした。
そんな未開の地、松江に住むことになったのも不思議な縁に導かれてでした。
というのも、日本一周中に出会った方が松江に新たにゲストハウスをつくる。という話を聞き、そこで住み込みで働けば住む場所も仕事も両方ある状態で島根に行けると思ったのです。早速連絡をしてみたところ快く迎えてくださり、こうして私は松江にやってきました。
ゲストハウスはオープンしていたもののまだまだ発展途上で古民家をリフォームした内装を丁寧に磨きあげたりルームナンバーを手作りしたり、壁をきれいに塗りなおしたりとやることは盛り沢山。
この時私には「いずれ島根に自分の宿を開きたい。」という目標があったのでゲストハウスのほぼ立ち上げから携わり、後にマネージャーまで任せてもらえた事はとてもいい経験になりました。
こんな風に松江についた翌日から慌ただしく過ごしていましたが、数週間経ってもここが自分の新たな居場所なんだという実感はなく…。
なぜだかいつも胸がざわつく。それを振り払うように時間があれば2時間でも3時間でもこの街を歩き続けました。
最初は県立美術館。どこに行ったらいいか分からない時はとりあえずここ。ここから見える宍道湖に沈む夕日には沢山の癒しと激励をもらいました。
パンが好きなのでパン屋さん巡りも。紙袋に入れてもらった長いバゲットを抱えて川沿いを歩いた時は少しグレーがかった空のせいか10代の頃に行ったパリの薫りを思い出しました。
生活するにはスーパーも必須。地域密着のところから全国展開のところまで、品揃えはもちろん店員さんの雰囲気の違いを感じるのも新鮮でした。
他にも花屋さんに本屋さん、一歩裏道にはいって見つけた歴史あるお寺が並ぶ風景。
気が付けばモノクロだった私の中の地図はどんどん色鮮やかになっていきました。
そんな中、私に一番明るい色をくれたのがCOCHICAのケーキ。これは私が見つけたのではなく、とある方からいただいたのですが…。
小さな箱に入った「頑張りすぎないで、でも頑張って。」そんなメッセージを感じたやさしいケーキでした。
その時からCOCHICAさんは少し特別。今では「そろそろバターサンドの季節ですか?」なんて聞けるようになりました。
お店に行くとこの街に来たばかりの自分とこの街で過ごしてきた日々、両方を愛おしく思わせてくれるのです。
この先の地図はどこまで広がっていくのか、どんな風に色づくのか。これからが楽しみです。
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担当者プロフィール
【水木 彩也子】
東京で20年ほど役者をし引退。
その後は「次の自分に出会うためにはもっと広い世界を見てからじゃないと」と思い日本一周の旅にでました。
途中「1番好きな場所で暮らしたい」との想いからこころのふるさと島根県へiターン。
現在はラジオのパーソナリティやテレビのリポーターをしながら島根の事をもっと知ってもらうため日々発信中。
一人でも多くの方が自分の心地よい場所を求められたら素敵だなと思っています。
Instagram → https://www.instagram.com/sayako.07
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