和久田真由子
昨年のNHK『紅白歌合戦』で、安定感のある司会進行を務めた和久田麻由子アナ(33)。その人気と実力は、今や「NHK史上最強アナ」と称された大先輩をしのぐほどだという。『紅白歌合戦』を会場で観覧した一般男性は、司会の和久田アナに思わず心奪われたと語る。
【写真5枚】背中側にも開くノースリーブ・白パンツの美肌の和久田アナ。真横から撮影
「司会の大泉洋さんがボケて川口春奈さんがツッコミを入れるというやり取りに、和久田アナは物怖じせず絶妙に合いの手を入れて、滞りなく進行していました。放送終了後は、出場した歌手たちを『ありがとうございました』と声をかけながら見送りしていて、テレビに映らないところでも気遣いを忘れていなかった。この日を境に一気にファンになりました」
NHKホールが改修中のため、東京・有楽町の東京国際フォーラムがメイン会場となった昨年の紅白は、多様性を意識し、「紅」「白」に分かれていた司会を初めて統一して開催された。
例年とは異なる舵取りが求められるなか、和久田アナはバツグンの安定感で進行をこなすだけでなく、大胆な肩出しドレスを披露し、攻めた衣装でも視聴者の視線を釘付けにした。
和久田ファンを公言する演出家のテリー伊藤氏が語る。
「慣れ親しんだNHKホールとは違う会場で行なわれたのに、和久田アナからは微塵も戸惑いを感じなかった。冒頭でダンスを披露したシーンでも、しっかりと間違えることなく堂々と踊っていた。完璧主義の彼女のことだから、おそらく相当練習したはずです。和久田アナらしさが前面に出ていました」
フリーアナウンサーの生島ヒロシ氏も和久田アナの司会力をこう評価する。
「紅白の司会は大変な仕事で、オープニングでいきなり『30秒押しています』との指示が出ることもあるほど進行がタイトです。和久田アナはトータルの流れを完全に把握し、台本を深く理解したうえで言葉を紡いでいた。あれだけの大舞台でまったく乱れがなく、余計なセリフを一切言わなかったのは見事です」
このところ、和久田アナの評価はうなぎ登りだ。
昨年の東京五輪では開会式の中継キャスターを務め、パラリンピックでは閉会式を担当。NHKのオリパラは「和久田に始まり、和久田に終わる」と称された。
現在、MCを務める平日夜のニュース番組『ニュースウオッチ9』は今年4月から土曜にも拡大される予定で、局側の“和久田頼り”は加速する一方。NHK局員が語る。
「東大卒の才媛ながらお高くとまったところはなく、局内で悪い話はまったく聞かない。2019年に一般男性と結婚した時はガックリと肩を落とすスタッフも多かった(笑)。昨年のオリパラと紅白の活躍で、ライバルと言われている桑子真帆アナ(34)をリードして、今やNHKの“絶対的エース”です。
局内からは、『歴代最高のNHKアナとされる有働由美子アナ(52)を超える存在ではないか』との呼び声も聞こえてきます」
※週刊ポスト2022年1月28日号
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?