軽井沢
都心からもアクセスしやすい自然豊かな軽井沢は、日本屈指のリゾートです。軽井沢が避暑地として栄えたのは明治時代のこと。当時は東京から暑さを逃れてきた外国人宣教師やその家族が多く移り住む、国際的な雰囲気だったそうです。その後は日本人富裕層のリゾート地として繁栄し、今でも街には美しい洋館や教会など、当時の面影を感じられる建物も多く残されています。ここでは、常に注目が集まる軽井沢の魅力をご紹介します。
まずは教会巡りからしてみるのはいかがでしょう。旧軽井沢銀座商店街を突き当たった場所にあるのが、軽井沢で最も古い教会、軽井沢ショー記念礼拝堂です。教会はカナダ人宣教師のアレクサンダー・クロフト・ショーが1895年に建てました。彼は19世紀後半、軽井沢を避暑地として繁栄させた人物として知られています。軽井沢町のほぼ中央に位置する軽井沢星野エリアには、木漏れ日の中に建つ軽井沢高原教会や、石とガラスのアーチが重なり合う石の教会 内村鑑三記念堂など、美しい教会が点在しています。軽井沢の豊かな自然の中で結婚式を挙げられる事から、結婚式場としても人気のスポットです。
疲れた足を休めたいなら、旧軽井沢カフェ涼の音がおすすめ。明治時代の旅籠(はたご)をリノベーションしたカフェです。旧軽井沢商店街から歩いてすぐの森の中にあり、店内には時が止まったかのような静かな空気が流れています。モーニングはスープやキッシュなど4種類から選ぶことができ、ランチはタコライスやパスタなどのメニューを提供。建物は登録有形文化財に指定されていますが、いつ建てられたのかその歴史は謎に包まれています。建物から明治時代の新聞が発見されたことや、宣教師アレクサンダー・クロフト・ショーが1888年に建てた別荘と同じ間取りであることから、旧軽井沢商店街から移築した別荘である可能性が高いと推測されています
有名ホテルが多くある軽井沢ですが、宿泊先に選ぶなら、星のや軽井沢へ。同ホテルは、星のやブランドのはじまりとして開業した、広大な水辺の庭園を囲むリゾートホテルです。日本の原風景が広がる敷地内には、まるで集落のような客室が立ち並びます。部屋のタイプは「水波の部屋」と「山路地の部屋」「庭路地の部屋」の3種類。浅間山から沸き出る源泉かけ流しの温泉につかったり、絶景を眺めながら優雅な食事を楽しむことができます。
また、「軽井沢でしかできない12のこと」では、グルメや最新リゾート施設など軽井沢の魅力を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。