育児日記~育児休業篇④育休のメリットデメリット
この記事に関して
半年間の育児休業が終わったので個人的に感じたメリット・デメリットを書きます。
筆者はアラフォー会社員のおっさんです。妻も正社員のフルタイム勤務。第二子の出産に伴い、妻と二人で半年間の育休を取りました。(妻はあと数か月取得予定)
育休をとる事に決めた理由などは以前に書いています。
メリット
①初期に余裕をもって育児が出来る
出産前後の女性の身体はダメージを負っていたり、変化が起きていたりで大変なようです。(どれくらい大変かは私は体験してないので分かりませんし、個人差もあるようなので置いておきます)
生活も激変しますし、生まれてからしばらくは3時間毎の授乳orミルクがあり、ひとりだと睡眠も上手く取れない&体力的にもきついです。
この期間を二人で育児出来るのは体力的にも精神的にも余裕が出来て良かったと思います。
②上の子のケアができる
当たり前ですが、二人目が産まれても上の子の育児がなくなるわけではありません。
しかもうちの長男は常に遊んでいたい年頃の3歳の男子。とりあえず走っていたい。止まったら負け。一人で新生児を見ながら相手をするなんて不可能です。
そんな状況なので、上の子のケアをする余裕がなくなるわけですが、そうなると本人的には寂しいし、急にパパママが遊んでくれなくなるという不条理に晒されるわけです。
二人で分担することで、上の子に寂しい思いをさせずに済んだのは育休を取った最大のメリットだったと思います。
③イベントに対応しやすい
通常の生活とは別に、イベントが発生する事がありますよね。例えば、うちの場合は私の育休中に以下のような事がありました。
・下の子の発育の治療で遠方の病院に通わないといけなくなった
・部屋が手狭になったので引っ越した
・引っ越しに伴って上の子が転園したので、慣らし保育や精神面のケアが必要だった
これらは育休をとらなくても、有給取得で対応できる範囲かと思いますが、出産に伴って引っ越しなどのイベントがある場合は育休をとっておくと余裕をもって対応できます。実際、子供を連れての引っ越しは想像以上に大変でした・・・。
④普段できない活動が出来る
これは育休所得前から想定していたことですが、二人で育休をとると時間に少し余裕が出来ます。(特に平日、上の子が保育園に行っている間)
私の場合はこの時間を利用してボランティア活動や資格取得のための勉強をしました。(そういえば育休中のリスキリングが批判されていましたね。)
特にボランティア活動は、普段仕事や育児に忙殺されていた時には見えなかった体験が出来て有意義な時間となりました。
デメリット
①育休の給付金の支給が遅い
事前に知っていたのですが、育休の給付金の支給がものすごく遅いです。
私の場合は育休開始から4か月以上経ってようやく最初の2か月分が振り込まれました。半年間の育休で振り込まれたのはこの1回だけです。残りの4か月分は育休明けてからようやく支給となります。
うちは余裕をもって家計を回せていたので問題ありませんでしたが、経済状況によっては困るかもしれません。
②収入が減る
私のような会社員の場合は普段の給与と育休の支給額に実は大きな開きがないので、①に書いた支給が遅い事を除けば問題にはなりません。
ただ、働いていないので、いわゆるボーナス(期末手当)の対象になりません。私の場合は今夏のボーナスはほぼ0になるでしょう。ボーナスをあてにして家計を回していたり、ローンの返済をされている方は長期の育休は問題になるかもしれません。
③同僚に負荷をかける事になる
これは仕方ありませんが、自分が半年抜ける分、同僚に仕事で負担をかけています。労働者の権利だと言ってしまえばそれまでですが、育休が明けても関係の続くので、事前に業務の引継ぎや、案件のクローズ、タスクの整理・自動化をやっておきましょう。私もここは丁寧にやりました。
④会社の状況が分からない、昇進が遅れる
育休中は緊急時以外は会社と連絡をとらないので、会社の状況が分かりません。不安になる人もいると思います。(私の場合は親しくしている同僚と定期的に食事に行って情報収集をしていました。)
また、働いていないので当たり前ですが、昇進はおそらく遅れるでしょう。以前に「男性の育児の困難さ」でも書きましたが、育児参加をする男性は普通にやってると昇進・昇給が遅れます。(ちなみに、女性は管理職の女性比率を上げたい企業に勤めていると育休中に昇進したりします。誰も幸せにならないですが)
⑤育休を取得すると保育園を退園させられる可能性がある
二人目が産まれた際、育休を取得すると上の子が保育園を退園させられる場合があるようです。うちは幸い短時間保育になるだけで退園はしなくて良かったですが、自治体や園によっては退園しないといけない場合があるので気をつけないといけないです。
まとめ
まとめると以下のような感じでしょうか。
・メリット
「育休の給付金をもらいながら余裕を持って育児やイベントに対応できる」
・デメリット
「経済的にきつい時期ができたり、保育園やキャリア形成で不利になったりすることがある」
まぁメリット・デメリットありますが、個人的には思い切って取って良かったと思います。(半年の育休取得は私の勤め先では初だったのでいろいろ言われましたけどね。)