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【東京の日常】 上條淳士展@弥生美術館

皆さんは、漫画を読みますか?

私は、子供の時にはジャンプ、マガジン、サンデー、マーガレット、花とゆめ、フレンド等々、一通り目を通していました。(友達たちとシェアしながら)が、ある時から、自分の実生活の方が面白いことに気づいて、だんだん読まなくなりました。

上條淳士の漫画は、ちょうど私の漫画愛読時期最後のところ。

そう、伝説の漫画「To-y」の作者 上條淳士 の展覧会にいってきました。

スケジュール
2024年9月28日(土)〜2025年1月26日(日)

スケジュール的にはもう終わってしまったこと、とはいえ、これをキッカケに日本全国で繰り広げられるであろう、上條ワールド、基軸となる展覧会でしょうから、掲げておきます。

https://www.tokyoartbeat.com/events/-/Atsushi-Kamijo-Live/266-DB-775/2024-09-28

入り口 : Toーy がお出迎え

弥生美術館に隣接されている竹下夢二美術館、小さいながら味のある美術館です。

オリジナルの表紙

ちょっと待て!

これが約40年前の作品と思いますか?
今でもなんて斬新!あの時には気づかなかった質の高さ、時が経って初めてわかるもの。今思うと、平坦で影の濃淡、アクセントで使う色使い、ペンの繊細さ、上質な浮世絵ではないでしょうか。

単なる消耗品として消費してしまった自分に反省。というか、なんで途中で見るのをやめてしまったんだろうか。

これは、別の作品 ↑

「ねえ、とおい。うたってる?」

にあ どこか遠いところに行ってしまったのか。

とはいえ、10代は自分の実生活を充実させるのが一番です。たとえあの時にタイムスリップしたとしても、私は漫画やTVを見ないで、自分の日々の生活に没頭するでしょう。あ、数学と英語だけは、もっと死ぬ気で勉強します。(「死ぬ気」でという言葉は、昔はよく使っていました。日本全国「ゆとり」ですが何か?って感じな昨今ですが、今こそ、「死ぬ気」「頑張る」が必要じゃないかと思っています。)

バイク!精密すぎる!

笑いの入れ方だけは、時代を感じさせる。

「美」

なんて美しい。光と影のコントラスト。

この顔、氷室京介そっくり。

このアングル。今度、インスタグラムで使おう!

ほらほら、ここが浮世絵状態。


当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった吉川晃司をパロったキャラで登場させる凄技。今はPRの一手としてよくあるコラボ、当時はそんなことはなく、事務所から大クレームが来たはずです。

Hyde

今も変わらず。
https://www.hyde.com/

友人、そっくり。ケイちゃん、また香港に遊びに行くよ!


ラストだね



上記のように、他の地域で展覧会かイベントの形でか回っていくようです。

40年前のことです、ひと昔どころかずっと昔の出来事。
日本の80年代って、本当に玩具箱をひっくり返したような面白さがここそこに転がっていて、自分自身でも「なんか出来るんじゃね?!」って雰囲気が街中に漂っていました。これは、本当の話。

だから、マスコミなんかに踊らされる必要がなく、ある程度距離をとって自分の実生活を営むことができたと思います。

私は、毎日部活で運動、帰宅してからはエレクトーンの練習に明け暮れ、夜中に友人がやってきて、時々家を抜け出して明け方帰ってくる、そんな普通の生活はTVや漫画よりワクワク))))してました。寝る時間がないくらい大忙しの毎日。

ワクワクとキラキラ⭐︎を求め続ける、その癖がまだ抜けない!

中年のノルタルジーは置いておき、上條淳士展は芸術の域です。上質なものをぜひ!

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