春風亭一朝
今夜は落語について。気になる落語家、春風亭一之輔(しゅんぷうていいちのすけ)の師匠である春風亭一朝(しゅんぷうていいっちょう)について。見た目は端正ですが、べらんめえ口調や下品な食べ方、ずうずうしい男などうまくて笑えます。
「庖丁(ほうちょう)」は、悪友から自分のかみさんを誘惑してくれと頼まれるとんでもない男の話。かみさんを田舎の芸者へ売り飛ばしてお金にしたい悪友と、そんな誘惑話をつい引き受けるどうしようもない男。
いい加減さ、調子の良さ、のんきな小唄、いやしい食べ方で笑わせてくれます。最後はおかみさんの方がうわてでした。
もう一つはべらんめえ口調が満載の「三方一両損」。気の短い大工と左官の威勢のいいタンカの連続にほれぼれします。落ちていた財布を届けに行ったら、「銭を落としてさっぱりしたからいらない」と言われる。届けた方も「財布をひろうのは災難」と言い、お互いに一歩も譲らない。
大家が仲裁に入るも決着がつかず、大岡裁きにまで発展するという有名な話です。立て板に水のような見事な江戸のケンカを聞けます。
最後に楽屋トークが入っており、師弟関係も和気あいあいと楽しそうです。家で落語いいですね。
#100日間連続投稿マラソン 45/100日