核兵器は平和の守り神

アメリカが弱体化したことを幸いに中国が世界を君臨しようとうごめいて各地でトラブルを巻き起こしている。
1世紀前だったら世界戦争が巻き起こっているはずだ。
しかし今の所はこれだけのトラブルが起こっていても世界戦争には発展しないで済んでいる。
吾輩は世界戦争が勃発しないですんでいるのは核兵器のおかげだと思う。
米中を巻き込んだ世界戦争になれば両国が核兵器を使用するのは必至だ。すると両国とも破滅してしまうことになる。
それを避けて両国とも戦端を開かないのだと思っている。
だから吾輩は核兵器は平和の守り神だと信じている。

核兵器を持っていない国家にとって核兵器保有国家は恐ろしい。特に無法国家が核兵器を持ったら何をされるかわからないから恐怖の極致だ。
核兵器廃絶を叫ぶのは無理からぬことだ。
しかし、核兵器廃絶を国際法にしろというの愚の骨頂だ。
もし国際法で核兵器廃絶が制定されまともな国から核兵器が廃絶された時、無法国家が核兵器を持ったらどうするつもりだろう。
その国に経済制裁をするだけで済むだろうか。経済制裁したら経済制裁した国に核兵器攻撃すると脅されたらどうするのだろう。
無法国家に核兵器攻撃されないためには核兵器で対抗するほかないだろう。
核兵器規制は絶対に必要だ。
しかし規制と廃絶とは違う。
我国は銃刀法により許可なしに拳銃を所持することができないからアメリカのような銃乱射事件が頻発しないで済んでいる。しかし銃廃絶ではない。警官や自衛隊には銃が許可されている。もし銃を廃絶して警官も拳銃を所持できないようになったら治安の維持は望めまい。
核兵器も同様だ。
核兵器の規制は今より厳重に行い、核兵器は国際機関で管理するようにすべきだと思っている。

今日は沖縄戦から75周年だ。
沖縄戦の悲惨さは広島や長崎の悲惨さと勝るとも劣らない。沖縄県民に反米感情が埋め込まれても仕方のことだろう。
しかし日本の軍事政権は20万人の犠牲者を出しながらも戦争を止めようとはしなかった。
吾輩が住んでいた東京も頻繁に空襲に見舞われ、防空壕避難に明け暮れし、5月の大空襲で見事に焼け出されてしまった。我が家は虚弱児だった吾輩が足手まといで隣組一同と一緒に指定の避難場所に逃げそびれ近くの空き地の防空壕に潜り込んだ。避難場所は絨毯爆撃を受け多数の犠牲者が出た。逃げそびれたおかげで命拾いしたようだ。
これだけ攻撃被害を受けても軍事政権は「出てこい♪ニミッツ♪マッカーサー♪出てく~りゃ♪地獄へ逆落とし♪」本土におびき寄せて全滅させると称して国民に竹槍訓練をさせたりした。
広島と長崎が原爆攻撃を受けなかったら戦争は延々と続き日本は全滅に近かったと思う。
また戦災以外でも食料不足による餓死者や食料の奪い合いによる死者も数多く出ただろう。
吾輩は核兵器こそ戦争阻止に役立っていると思っている。
核兵器が暴走しないよう国際機関はしっかり核兵器管理をして欲しいと願っている。

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