自分のトリセツ「素粒子と無意識」
粒子と波動の二重性について
前回の記事「意識と素粒子論」では、最新の量子力学において、物質の最小単位とされている「素粒子」が、波と粒子の二重性の振る舞いをするということが分かってきたということに触れました。
われわれの世界を成立させている「素粒子」は、観測されていない状態では、あらゆる可能性を含む波として存在をしています。
一方で、観測をされた瞬間、「素粒子」は粒として、その存在が確立されるという、非常に不思議な性質をもっています。
これは「粒子と波動の二重性」と呼ばれており、素粒子が持つ、とても不思議な特性を示しています。
そして、この「観測」という行為には、人間が「意識」をするということまでもが含まれており、一般的な解釈である、「観測=見る」ということではなく、「観測=意識する」ということになるのです。
つまり、万物は、人間が意識したときに状態が確定するということであり、この不思議な事実が、最新の量子力学では当たり前のこととして認知されているのです。
人間の意識とは?
「粒子と波動の二重性」については、「二重スリット実験」という有名な実験でご存知の方も多いと思われます。
けれど、先に述べさせていただいた、「観測=見る」ではなく、「観測=意識する」とうことについては、あまり理解がされていないように思います。
しかも、ここでの「意識」というものは、わたしたちが思考を通じて認識できる意識(顕在意識)だけでなく、わたしたちが認識することのできない意識(潜在意識)を含むということも、あまり知られていないところです。
「氷山」の図で表されることで知られていますが、「顕在意識」と「潜在意識」の割合は、5対95ぐらいだと言われています。
つまり、万物の源となる「素粒子」というものが、粒子化する要因となる、「観測=意識する」という行為の95%は「無意識」が行っているということになるのです。
これが、人が意識をして努力をしたりしても、なかなか思うように上手くいかない理由になります。
5%の顕在意識レベルで努力をしていても、95%の潜在意識がサボっていたりすると、物事は思うように形にならないということなのです。
「やり方」よりも「在り方」が大切だとされる理由がこんなところにあるのです。
それでは、どのようにして顕在化できない「潜在意識」を意識できるようになるのでしょうか?
次回の記事で、「潜在意識」を活用し、波動という無限の可能性を、自分が望む現実に粒子化させる方法について触れていきたいと思います。
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