【1曲目】ポニーテールとシュシュ/AKB48
記念すべき1曲目は、AKB48の16thシングル「ポニーテールとシュシュ」です。
ちょうどこの時期から、AKB48が全国的なブームになり始めたころなので、あまりAKB48を知らない人でも、聞いたことある!という人も多いと思います。
この曲は夏の始まりを感じさせる軽快で爽やかなメロディーで、私がAKB48のシングルの中でも特に好きな曲の一つです。梅雨が終わって夏空が広がったころに聞きたくなります。
まさに当時のAKB48の勢いを象徴するような曲ですね。
リリースが2010年なので既に14年以上経っていますが、イントロが始まるといまだにワクワクします!
私が好きな理由はメロディーだけでなく、その歌詞にもあります。
Aメロの歌いだしから最高ですね!
「夏の始まり」を腕まくりとカレンダーをかけわせることで表現するのはさすがだなと思います。
でも歌詞を読み進めていくと、実は切ない片思いソングになっているのです。
曲の1番では、まるで二人が恋人であるかのような歌詞ですが、2番になると一転、それは実は妄想で、ただの友達であることがわかります。
明るい曲調なのに歌詞は切ない…秋元康さんはそのパターンが好きなのか、ほかの曲でも使われることが多いですね。
そして、この曲のタイトルになっている「ポニーテール」と「シュシュ」。
おそらくこの曲の主人公は恋愛に奥手で気持ちを伝えられないのでしょう。斜め前の彼女を後ろから見つめるだけ。そしてその視線の先にあるのはポニーテールとシュシュ。
何気ないこの二つのワードを切ない片思いに結び付けたのは、秋元康の真骨頂ではないかと思います。
さらにすごいのは、実はこの歌詞には続きがあるということ。
AKB48はこの曲以降、毎年夏前になると夏曲をリリースしているのですが、2012年、2013年、2014年と順番に見ていくと、まるで一つの物語が続いているようになっているのです。
おそらく秋元康さんもそのあたりを意識しながら書いているのだと思いますが、その曲の解説はまた。
今回は以上です!