日々子育て 日々暑い!とかミニトマトの観察日記とか
毎日毎日暑いですね。
こんな暑い日は、水出し麦茶に限る!
暑すぎて、やかんで煮出すことをやめました。
そして、ペットボトルを復活しました。
なるべくペットボトル飲料水は買わないようにしていたのですが、息子が夏休みに入り家でたくさんの麦茶を飲むようになりました。そうしましたら、作り置きの麦茶がおいつかない追いつかないオイツカナーイ!そして暑いあついアッツーイ!
無理はしない、暑いからね。
ペットボトル、復活しました(冷やし中華、はじめました。みたいに)。
日々子育て 日々暑い!とか
朝、麦茶をグラスに注いでいる景色が、「なんだか、いい光だね。涼し気で麦茶おいしそうだね」といつも感じていたので、パチリと。
「グラスに入っているとおいしそうだよね。ママ、カンパイ!」と息子。
暑くなる前には、陶器製のマグカップを使っていた息子。大人と同じグラスが嬉しいようです。そして、大人と同じように乾杯したがる息子。
手に持つコップ類は、プラスチックや木製など壊れにくい素材のものばかりでしたが、小学生になってからグラスや陶器製のマグカップを解禁しました。
息子が夜寝る前に麦茶を飲む時には、「ママ(お父さん)カンパイしよう!」の声がかかります。夫は麦酒で息子は麦茶で、乾杯です。私はほとんどエアー乾杯、フリだけですが。
「じゃ、ママはエアーカンパイね。カンパーイ!」
皆さまも無理をせずに、水分塩分補給忘れずに!
梅干しとかレモンとか疲労回復にクエン酸も補給しましょう。
そして、健やかに熟睡できますように。
残暑も厳しそうですが、なんとか皆さまご無事で、この暑さを乗り切りましょう!息災を願っております。
ミニトマトの観察日記
小学校で息子がミニトマトを育てていました。
「ママ、トマトが赤くなっていたよ。今度とってきてあげるね。ママ、トマト好きでしょ?」私はトマトが大好き。特にミニトマトは、濃縮された旨味や酸味や甘味が小さな可愛らしい丸にギュギュッと詰まっていて、可愛らしいし美味しいし、パクッと食べて口の中で噛んだ時にプッチン!と中から弾け出すトマト汁もたまりません。パクパク止まらなくなります。
「何個くらいできていたの?」
「3個くらいかな?緑はまだあったよ」
「3個?少なくない?そんなものなの?暑過ぎて育ちにくいのかな?水あげてる?」
「あ!水、わすれてた」と息子。
「え!水あげてね。枯れちゃうよ。ママ、トマト好きだから楽しみだな」
数日後。
「ママ、ただいま。うれしいのがあるよ」
「え!何?ありがとう。どこにあるの?」
「水着入れの中に入れた」
「水着入れの中に入れた???」
何だかイヤな予感しかしない、ゼ?
「あーーー・・・息子ーーー」
「何?」
「トマト、つぶれてるじゃん!」
「えー荷物いっぱいだったから、これでもつぶれないように頑張ったんだよ」と息子氏。
ビニール袋の中で、トマト汁の中にぐちゃっとつぶれたミニトマトの残骸が。しかもビニール袋は水着用の袋だったんだけど・・・。あ、そういえばミニトマト用のビニール袋を持参するように先生に言われていたな。すっかりと忘れていた!だから水着用のビニール袋・・・か。この袋、何回か使っているヤツじゃない?(落胆。そして何だか水着用のビニール袋ってイヤだな。せっかくのミニトマトが!ざんねーん)
しかし、私にも問題はあったか・・・。
「息子、ママ、ミニトマト用のビニール袋を持たせるの忘れてたね。ごめんね。トマトはすぐにつぶれちゃうから、今度持ってくる時は優しく持って帰ってきてね。つぶれてかわいそうだったよ」
「そうなの?わかった」
ぐちゃっとミニトマト。3個あったミニトマトのうち、かろうじて原型を留めていたひとつを、丁寧に洗って食べてみたら、とっても甘くてとっても美味しかった。
「あまーい!おいしいよ!ありがとう」
また数日後。
「ただいま!ママにプレゼントがあるよ」
「何?」
「はい」
と私の手のひらにポトンと渡してくれたのは、一粒のミニトマト。
今回の息子、一粒のミニトマトを大事に大切に優しく手に持って帰ってきてくれました。
「ありがとう!ずっと手に持ってきたの?」
「そうだよ。つぶれないように持つの大変だったんだよ。つぶれてなかったでしょ?」
「嬉しい!ありがとう!おいしいーーー!」
息子の優しさが嬉しくて、泣きそうなほどに嬉しくて、とってもとっても甘くて美味しいトマトでした。
息子の面談があった7月下旬の夏休みの日。
帰り際に先生が、「ミニトマトの持ち帰りをお願いします。息子くんのミニトマトはクラスでも一番くらい育っているので、持ち帰りが大変かと思いますが、よろしくお願いします」と声をかけてくださった。
あ!!!忘れていた!!!ミニトマト!!!
すっかりとミニトマトの持ち帰りを忘れていた私。危ない危ない、忘れるところだった!と思いながら、ミニトマトの回収へと校庭へ向かいました。
この日は暑さが厳しくて、小学校へは家から歩いて15分程の距離なのですが、汗だくで歩いていてもクラクラするほどの暑さでした。
校庭のミニトマト置き場に行ってみると、ほとんどのミニトマトの鉢は無くなっていました。夏休みに入って、皆さん持ち帰られたのでしょう。残っている数個の鉢も夏休みに水やりができなくなって、枯れているものがほとんどでした。そんな中、縦横無尽に茎を伸ばしているミニトマトがあります。青い葉も茎もまだまだあって、倒れて地べたを這いつくばっている茎もあるし、黄色い可愛らしい花もまだ咲いていて、赤いトマトもなっています。
「あ!あれか?あれだな。あれか・・・。確かに!育ちが良すぎやしないないか???」名前を確認したところ、やはり息子氏のミニトマト。枯れているよりは嬉しいし、ミニトマトが元気なことに、まだまだ食べれそうなことに喜んだ私。何故こんなにもミニトマトが元気なのか?はわからんが、グッジョブ!息子!と思っていました。
しかし持って帰るとなると重労働、大変だ。
「さて、とりあえずは這いつくばっている茎をまとめて束ねて支柱に絡めて、鉢を持ち帰りますか!」
それ!と鉢を持ち上げてみたところ、持ち上がらない!!!何度か試みるも持ち上がらない!!!ガッチリと何かに捕まえられているように、鉢はびくとも動かなかった。
「え・・・なんで?誰かチェーンでもかけてるの?盗難防止?って持って帰れないじゃん!」
誰もいない灼熱の校庭で、しばし茫然とした。
はて、どうしたものか?と汗だくの暑い頭だけど冷静に観察してみる。鉢の下を触ってみると、どうやら鉢の外へ根を張っているらしい。強い根がガッチリとミニトマトの盗難防止をしていました。
この子が元気な理由は、鉢からはみ出した根から栄養をもらっていたから!
しっかりとした太くて長い根が校庭に根付いていました。
「そりゃ、元気だわ、枯れないわけだ。この子、栄養や水分を校庭からもらい放題じゃん」
植物の逞しい生命力に驚嘆しながらも、「ごめんね」とブチッブチッと根絶させていただきました。
周りの視線は気にしないようにしよう。
無の境地で。
茫茫の無法地帯のミニトマトの鉢を炎天下の酷暑のなか、汗だくになりながら黙々と抱えて家まで運びました。道中、腕がプルプルして痛くなりながら。車に乗っている方には、どんな風に見えているだろうか?この景色は中々にシュールで面白い?「子供が学校で育てたミニトマトを小学校から運んでいるのかな?暑い中、大変だな。お母さんがんばれ!」そんな応援もあっただろうか?などと妄想しながら、途中ガードレールに鉢をちょこっと置かせてもらって休憩しながら、トマトの青くさいハーブのような香りに癒されながら、なんとか無事にミニトマト持ち帰りミッションを達成しました。
「ただいま。あっづいね!ミニトマト持ち帰ってきたよ。息子、手伝って!ドア開けてて」ベランダに運んで、たっぷりの水をあげました。
早速、赤くなっていたミニトマトをご褒美にいただく。
甘ジョッぱくて、旨味が濃厚で本当に、おいしい。
「息子も食べる?」
「いらないです」
実は、息子はトマトが嫌い。
何故ゆえ?酸っぱいものが苦手なようです。私は大好きなのですが。そして最近、なぜか断る時はいつも敬語な息子。
まだ新芽も出てきています。栄養が足りない小さな小さなミニトマトばかりだけれども、まだまだ楽しめそうです。あえてギリギリまで水を与えずに旨みを凝縮する育て方もありますよね。とりあえず、植物を育てるのが苦手ですが、お世話を続けてみようと思います。(母の日に息子にもらったミニバラは、とうとう枯らしてしまいました(泣)が・・・)
そういえば、トマトが実になる過程を見たことがないように思います。
せっかくなので、花から実が出来るまでを撮影していきます。
お時間ある方、ミニトマト観察にお付き合いいただけると、嬉しいです。
7月29日
8月2日
まじまじと見てみると、枯れた花の下に実がついています。
8月3日
写真では赤く写っている左のトマト、実際はもう少し熟して赤くならないと食べ頃ではないかな?と思っていました。2日間くらい様子を見ながら、撮影を続けていこうと楽しみにしていました。
そんな矢先の8月3日の夜。
おもむろにベランダに出た息子。手にはトマトを握っているではありませんか!!!
「まだ、赤くなかった。食べられないね」と息子。
「え!!!トマト取っちゃったの?赤くなるまで撮影しようと思っていたのに・・・。残念だ!!!」
「え!ごめん」
「もったいないからトマト食べちゃうよ」と私。
「え!明日、お腹痛くなるよ?ママ、大丈夫なの?」
「大丈夫だよ」
息子はトマトが嫌いで自分では食べないんです、よ。
取りたい気持ちはよくわかるし、そもそも息子のトマトだし、こんな事もある。まぁ、しょうがない。
人生うまくいかないもんだな、と改めて思いました。
8月5日
赤くなっていたトマトの隣にいた青い子。
この子も色づいてきました。
「息子、トマト取る?」
「うん!取るとる!」早速、息子にもいでもらいました。
まだちょっと早かったけど、甘くて酸っぱくて瑞々しい美味しいトマトでした。トマトさん、ありがとう!
ひとつのトマトができるまでに、大そうな時間がかかります。
種から芽が出て葉や茎を伸ばし大きく育って、花が咲いて実がなって。全ての花に実がつくわけではないし、全ての実が大きくなって赤くなるわけでもありません。
ひとつのトマトができるまでに、本当に大そうな時間がかかります。
たくさんの手間暇かけて作られて、その中でも厳選された容姿の整ったキレイな野菜だけが、やっと店頭に並ぶことができる。
自分で植物を育ててみると、気がつくことが多々ありました。
お店で買うだけではわからない、生命の神秘やたくさんの方々の尽力や、どんな物でも人の手がなければ商品が成り立たないし私の生活も成り立たないという事実や、今ここで生きているということは、必ず誰かのお世話になっているという、当たり前の大切さに。
全てのことに感謝だな、と思います。
息子のミニトマトの栽培は、大人の私にとっても勉強になりました。
植物は奥が深い。
気が向いた時にしか水やりをせずに、植物を枯らしてしまうことが多い私ですが、やっぱり家庭菜園はじめてみようかな・・・そんな思いも抱いてしまった。
まだまだ暑い日が続きますね。
暑い中でも、快適に過ごせる、楽しい日々でありますように。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございます!