日々子育て ラーメン器と思ったことと
こんにちは
今日は爽やかな朝でした。
ここ数日、夏のような暑さで、「更年期障害?私が暑いのか?外気が暑いのか?・・・両方だな」日差しの暑さに疲労困憊なshimaikuです。
日が落ちるのが早くなりました。
毎日毎日、時は刻々と過ぎていくもので、その時に思ったこと感じたこと気が付いたこと、あんなに感動したのに!私は、本当、すぐに忘れてしまいます。
だから、忘れないようにメモしたりnoteにまとめたりしています。
生き急いでいるようで怖っと思いながらも、ツラツラと書き残しておこうと思います。今日も長文です!お暇な方、お付き合いくださいね。
先日のことを覚え書き
夕飯にラーメンを食べていました。
息子は卵や乳製品にアレルギーがあるので、お店や市販品で食べられる物が少ないのですが、マルタイラーメンは食べられます!
マルタイラーメンの原材料には、卵も乳製品も使用されていません。
なぜか?美味しくないっていう方が多いようですが・・・私はお味も麺も好み、あのシンプルさが気に入っています。野菜や肉を一緒に炒めてのせれば、息子も喜んで野菜を食べてくれます。
マルタイラーメンは、夕ご飯を作りたくない時、簡単に済ませたい時、うどんと共に私を助けてくれる!救世主なのです。
東洋水産 マルちゃんのZUBAAAN! 旨コク濃厚味噌
夫がどうしても食べたい!と言うので、夫と私はこちらを。私も食べてみたくなった。こちらは、確かに本格的なお味。麺は生麺のようなツルッとした食感、スープは濃厚な味噌やら何やらの旨味に山椒や薬味の風味が効いていて、その名の通りズバーンと身体に響く美味しさでした。
あまり食しませんが、最近のカップラーメや袋麺の進化には驚きます!
簡単、お手軽、そして美味しい、おうちご飯が楽しくなりますね。
我が家のラーメン器はそれぞれに専用のものがあります。
夫の器:
地震でちょっとかけてしまっているけれど、「ラーメンが美味しく食べられる」という謳い文句のあった究極のラーメン鉢、ラーメン専用の器です。水色に銀色の帯模様が施されている、なかなか素敵な器です。
持ちやすさ、重さ、飲みやすさ、色々と吟味された、ラーメンにはもってこいの形だそうです。夫がいない時には、勝手に拝借しています。
息子の器:
幼稚園の時にお誕生日にいただいた、ミッキーマウスのラーメン器です。今の息子にはちょうど良い大きさで、流石に息子はまだ器に興味はなさそうですが、息子も気に入っていると思いマウス。
私の器:
それこそ、息子と同じ年の頃から使っている!パンダが描かれているラーメン器です。大人が使うのには、ちょっと小さいのですが、柄が気に入っていて何十年!?も使っています。ちょっと小さいので、表示通りのラーメンの作り方をするとスープもりもり表面張力でなんとかこぼれるのを凌ぐ、そんなラーメンになってしまいます。スープを減らしたら良いのですが、出来る限り注ぎたい!食い意地が張っています。
だから、スープがこぼれても良いように、スープ皿の上にラーメン器をのせる、というのが私のラーメン器のスタイルになっています。
スープ皿にラーメン器をのせて食卓に運ぶ。
「なんだか、オシャレなラーメン出てきた」夫がいった。
「どこのラーメン屋さんだったかな?喜多方ラーメンのお店だったかな?アルミのような金属のお皿の上にラーメンの器がのっていて、なんだかオシャレだったよね。まーそのパクリです。スープが机にこぼれなくて良いよね」と私。
息子が不思議そうに見ていて、スープ皿に指を突っ込もうとしている。
「あ!スープこぼれているから!あっついよ!やけどするから気をつけてね」息子はすぐに手を引っ込めた。幼い頃にスープの中に手を突っ込んで、やけどしてしまったことがあるのだ。
「そういえば、この器、息子と同じくらいの頃から使っているんだよ。パンダが可愛くて気に入ってるんだ」
「え???どんだけ物持ちいいの?何十年前だよ??」若干引き気味に驚く夫。
「本当だね・・・30年以上前のものだね。父が生きている頃から使っていたから。父の単身赴任先で使っていたんだよね」
「ママが小さい頃、お父さんいなかったの?」息子が不意に訊ねてきた。
「・・・そうだね。あと数年先だけど、息子の歳の頃にはいなかったんだね。ママのお父さん、病気で死んじゃったんだよ、突然」
何となく、私に父親がいなかった、ということを息子はわかっているように思うが、きちんと話したのはこの日が初めてだった。
私の父は、私が小学校3年生の時に脳出血で亡くなった。
単身赴任先で、ひとり亡くなったのだった。
息子に話していて、泣きそうになってしまった。
しかし、今回は今までと違った。
悲しい、寂しい、可哀想な私、とは違ったのだ。
「こんな小さな子供を残して、死んでしまったんだ」
息子を見つめながら、父親の気持ちを思って、泣けてきた。
どんだけ無念だったろう?
残してきた家族が心配で仕方がなかっただろうか?
父親も辛かっただろうな。
親になって、
この年になって、
息子があの頃の私に近づいて、
はじめて気がついた感情だった。
実感して、本当にわかる。
想像と実感とは、全く違う、と思った。
優しさは想像力
甲子園で優勝した仙台育英学園高校の須江航監督が、試合直後に選手たちに話されていた映像がNHK「おめでとう!仙台育英〜深紅の優勝旗 初めて東北へ〜」で放送されていました。
須江監督が、優勝直後のインタビューでまず先に「東北の皆さん、おめでとうございます」といってくれた言葉に感動しました。
「青春って、すごく密なので」名言がたくさんありましたね。
とても素晴らしいお話だったので、残しておきたくて、こちらに引用させていただきます。
え!!!情熱大陸に出るとか!!!知らなかった!!!
夫に伝えておこう、録画予約しておこう。
9月18日放送予定です!
体験しないとわからない感情があります。
嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、相手の立場になって考える、想像する。
想像するのは大切なことで、体験したことがある人は、相手の立場になって同じような場面や感情を想像できます。
仙台育英の選手たちは、野球や学校生活を通して、苦楽を共にして、実感した。本当にお互いのことを思って、想像することができたのだろうと思います。
もちろん選手個人も素晴らしいと思うのですが、この多感な時期に信頼できる大人、指導者に出会えて素晴らしい色々な経験できたこと、それはこれからの人生の財産であり生きる糧になると思います。そんな人たちに出会えた選手たちを、とても羨ましく思います。
優しくされたことがない人は、優しさを知らない。
体験して、実感して、想像する、はじめて想像できる。
体験がなければ、想像できないのかもしれない。
今の子供達、大人の中にも、実感したことがない人は多いのかもしれない。
優しさを知らない人は、優しくできない、優しさを教えられない。
都市化して孤独になって人との繋がりがなくなって、
実感できなくなって想像できなくなって、
学ばなければいけないのは、大人の方なのではないか?
そんな風に思います。
優しいって何?優しいって難しい、わからない。
わからないから想像するんだ。
本人にしかわからない感情がある。
共感って言うけど、本心は本人にもわからなかったりする。
だけど、わからないから、わからないなりに、本を読んだりドラマを見たり誰かを真似たり、擬似体験するのだろうと思います。
似たような体験から共感したり、そうやって。
実感とは、実際に物事に直面したとき受ける感じ。
実感とは、実際に感じている心底からの感情。
体験、実感の先に想像や共感があって、子供たちにはやっぱりたくさんの体験が必要なのだろうな・・・そんな体験を味わえるような環境を提供できる、そんな大人でありたい。家でゴロゴロばかりしている私には、ハードル高い!せめて外には出て行こう。
「青春って、すごく密なので」このコロナで青春を謳歌できなかった子供たちは、今後どうな風に育っていくのだろう。
想像と実感とは、全く違う、と思う。
違うけど、
似たような経験をして、
誰かを思って、
想像して共に考えて行動する。
ということが大事なのかと思う。
父のことを思い出して、ちょっと泣けてきて、みんなが美味しいって笑顔で食べていられることに感謝して、息子のこれからを憂て、そんなことを考えた夕食ラーメンでした。
何とかまとまった。今日も長かった!
お付き合いいただき、ありがとうございました!