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日々育児 「いいよ」

2月9日 こんにちは!育児困惑中のshimaikuです。今日も、雪が散らついていましたが、太陽の光が、青空が、寒いけど元気になれる!そんな素敵な朝でした。

昨夜、お風呂に入っている時「あした、ようちえんにいけないきがする」と息子。「え???今から?早くない?」と私は驚きながらいった。あれ?この会話?またか!そうなんです!またしても、幼稚園行きたくない問題、解決していなかったのです。ゲームでラスボスを倒したと思ったら、隠れボスが出てきた!みたいに、秘密のパスワードを入れたわけでもないのに、次々と出てくる、幼稚園行きたくない問題。

「そうか、今日は幼稚園に行けたじゃない?まだ嫌な事があるの?」「ようちえんバスにのりたくない」バスに乗りたくないのか。理由があるのかな?「何で?歩いて行くと寒いし、バスだと暖かくていいじゃない?」「バスもさむいよ」え!寒いのか!「ドアがあくと、さむくなるよ」たしかに寒くなる。もしかしたら新型コロナウィルス対策で、換気のために窓を開けているのかもしれない。

「うるさくてイヤだ。うるさいこがいるんだよ」度々ふざけていて先生に怒られている子がいると話していた。神経質で真面目な息子は、仲の良いお友達をまだ作れずにいる。お休みしている間に何か言われたり、気になる事があったのかもしれないな、と思った。

「バスに乗りたくないんだ、また歩いて幼稚園に行く?」「うん」息子は頷いた。幼稚園に行く気があるのなら、それで十分じゃないか、と思いながら聞いていた。

朝になって「ようちえんにいけないきがする」と、布団からでてこない息子。想定内、やっぱりそうなるだろうな。「バスに乗らなくてもいいよ、幼稚園には行く?」「いく」すくっと起きて、もりもりと朝ごはんを完食した。「急に、元気じゃない?バスに乗れたんじゃないの?まぁいっか!いいよ!一緒に歩いていこう!」

最近やっと、いいよ、と許せるようになった。いつからか幼稚園で教えられてきたのか「ごめんね」と言うと、息子は必ず「いいよ」と言ってくれる。

「ごめん!」と言った時には「ごめんね、ね、をつけたほうがいいんだよ」そうか、ごめん、だと乱暴な感じがするのか、優しくないのか、そんな事、気にした事もなかった、と息子に教えられる日々である。

はじめは息子の、いいよ、が何だか気恥ずかしくて、受け入れられなかったのだけれども、いつも言ってくれる優しい言葉に、ありがとう!嬉しい!と救われている。私は、息子に「ごめんね」と謝られた時に、怒りがおさまらず「いいよ」なんて言って、許してあげられていなかった。

私も息子のマネをして「ごめんね」の後には「いいよ」と言えるようになってきた。いいよって、誰かに肯定してもらえるような、許してもらえるような、優しい言葉だなと思う。

雪道を二人で歩きながら「あしたは、バスにのれるきがする」と息子がつぶやく。「バスに乗れるとかっこいいねぇ」と私。明日は明日の風が吹く、明日の事はわからないけど、いいよ、幼稚園に行けただけでいいんだよ、凄いよ!そんな事を思っている。

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