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”カフェで会う”シリーズの1と2を先に読んでいただくと背景と人物がよくわかります。 カウンターを挟んですぐ向こうには高校時代から40数年来の親友がギター片手に、鮮やかな緑のスーツを着た若者に流れるようなスリーフィンガーを見せている。 サラサラの長い髪のその若者は、まるで時限爆弾の装置を解除する様な真剣な眼差しで親友の指先を凝視しているが、親友が4〜5フレーズも弾くと えーーーもうわかんない!難しいなぁ、俺にはできないよ とすぐに投げ出すような発言を繰り返す。 背後のテ