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映画雑考

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#否定と肯定

『否定と肯定』

『否定と肯定』

今の日本社会の現状を顧みるに、間違いなく一見の価値がある映画です。

もっとも、社会的意義と切り離しても、魅力的なキャラクターが織りなす法廷劇映画として充分に楽しめる作品になっています。特に、もう一人の主役とも言える、ビンテージワインを愛する老弁護士(トム・ウィルキンソン)は、ビリー・ワイルダーの『情婦』に登場するウィルフリッド卿を思わせる好人物です。

古色蒼然としたイギリスの裁判の様子も面白い

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