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しまだの文々
2017年12月2日 16:53
監督 ルイス・マイルストンリュー・エアーズ/ ウィリアム・ベイクウェル/ ラッセル・グリーソン時代は第一次世界大戦の最中。徐々に敗戦が濃厚になっていくドイツ軍の前線を舞台に、祖国のために死ぬ、その無意味さを噛みしめながらも、戦場という非日常を生きる若者達を描いた戦争映画の古典であり、反戦映画の不朽の名作として知られる作品。時代が青春を奪い、国家が命を奪う。人格を否定する軍隊、戦場の狂気に加
2017年12月16日 17:20
今の日本社会の現状を顧みるに、間違いなく一見の価値がある映画です。もっとも、社会的意義と切り離しても、魅力的なキャラクターが織りなす法廷劇映画として充分に楽しめる作品になっています。特に、もう一人の主役とも言える、ビンテージワインを愛する老弁護士(トム・ウィルキンソン)は、ビリー・ワイルダーの『情婦』に登場するウィルフリッド卿を思わせる好人物です。古色蒼然としたイギリスの裁判の様子も面白い