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シリーズ化してみたものの、まさか4本もこのテーマで書くことが生じるとは、書き始めた頃には想像していなかった。 紆余曲折あって、結局あたしの体内にまだ子宮は残っている。婦人病のもろもろも同様、体内で飼っている(決して飼いたくはないのだが)。 普段はおとなしく鎮座している子宮も、月に一度は流血レベルで暴れまくる。そのたび「子宮もろとも切って棄てるべきか」「いやいや、あと少しで閉経するかもしれないし」と葛藤するのも毎度のこと。 いざとなると怖気づく本体(あたし)のおかげで摘出さ
地味にシリーズ化している当テーマに、新たな進展が。 いや、進展なのか後退なのか微妙。あたし自身、胸中複雑。 その戸惑いまで含め、フレッシュな心境をつづっておこうと思う。 これまでの経緯は、バックナンバーをご覧あれ。 + + + 結論から言おう。 いいのか悪いのか、まだあたしは「閉経」していなかった。
40代が終わるタイミングで、あたしは子宮を摘出する決意をした。
初潮からまもなく40年の月日が経つ。とはいえ半年前から薬で閉経させているので、今は月経になることはない(薬の副作用による不正出血はたまにあるが)。 初めて婦人科で内診(パンツを脱いで膣から内部を診察されること)をしたのは16歳だった。
今年の夏は灼熱地獄だ。熟女にとっては、更年期の火照りで必要以上に暑かったり、ただでさえ濃くなりがちなメイクがドロドロになったり、散々な目に遭っているのではないかと心配になる。 あたしはといえば、毎日エアコンの効いた室内で引きこもっているため、いまひとつ猛暑の実感がない。しかも本来なら今日は月経痛で死亡フラグとなるタイミングだが、今月から閉経させたので、快適極まりない。 あたしは先月をラストに「人工的に閉経」した。
作家になる前、私はシステムエンジニア(SE)をやっていた。正確には、作家になってからも時々副業的に仕事を請けることもあるので、元ではなく(一応)現役だ。