第五章 健康は促進するためにある-002
2.脳と腸からのアラーム
私たち人間は動物の一部です。
動物は食べて生きることが一生の仕事です。
人間が直立二足歩行するようになり、
他の動物と比べて決定的に大きな変化をもたらすようになりました。
それは何か?と申せば、
必要な食べ物をあごで直接捕食することから、
お金を使って食べるようになったことです。
このため、子どもたちに食育の重要性が問われ始めています。
なぜか?と申せば、
人間にとって目の前のものが健康に良い食べ物なのか?を
選別する力を作らなければ、自然淘汰の対象となってしまうからです。
(まるで狩猟時代の食へのトライアンドエラーに舞い戻ったかのようです)
もう一つは、フードプロセッサーである自分のあごが
ちゃんと作動しているのか?に気づけるか?
(この自己判断はほぼ無理でしょう)
不健康な食べ物を食べたり、フードプロセッサーが動かないと、
脳と腸の仕組みが正常に機能できなくなり、
そのことが現代病のきっかけとなって現れているのです。
どこかに良い歯科医がいないのだろうか?という気づきは、
脳や腸からのアラームから生じている可能性が高いのです。
しかしながら国や保険会社から求められる歯科の対症療法は、
→歯が欠ければ補修をする。
→一定の汚れがつけばクリーニングをする。
→炎症を生じれば、その火消しにまわる
という対症療法に留まっているのです。
歯科医を訪れる患者は、
これらの症状が増大したのちに、
歯科を訪れるケースが増えているのです。
つづく