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第六章 恩返しはどこへ行く?_007

07.自分を紹介するボランティア?


前述した施設長からの新たなるボランティアへの申し出を、
どのように具体的に実行に移せばよいか?

という課題は、未だ模索を続けていました。

ある日のこと、ぼーっと全国紙を眺めていますと、
日本社会貢献学会という団体から
自他薦を問わず、社会貢献活動の内容を募る」という
小さな記事が飛び込んできました。

最初に指導した大学生(当時)に相談を入れてみると、
先生なら大丈夫だと思うよ。応募してみたら」との
アドバイスを受けました。

結果は、奨励賞を頂きました。

この学会の授賞式(2013)に参加して気づいたことが、
2つあります。


1つ目は、
私以外の社会貢献活動へのモチベーションは、
東日本大震災(2011)にあったということです。

これに対して、私のそれは阪神大震災(1995)でした。
人間の食べて生きるという本能の中に、
助け合う(相互扶助)というプログラムが組み込まれているのではないか?と、あらためて同調の気分が湧いた次第です。

2つ目は
この表彰式の基調講演に立たれた
元総務大臣(片山善博氏)の話です。

この方は、元鳥取県知事。
現在大学教授をされている元総務官僚です。
県知事時代に県沖地震(2000)への予測と
その発生後の迅速な対策が功績となり、(東日本大震災時の)
総務大臣に推挙されました。

当時の混乱した内閣の内輪話を、
つまびらかにご本人から直接お聞きする、
滅多にない機会となりました。

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