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薬剤のブランドを売りにしてはいけない理由

こんにちは!嶋田(@shimada_info)です。

今日のテーマはブランド力をどこに置くか?です。

この置き場所がバシッと定まっていると他の美容室に浮気されません。されたとしても戻ってきてくれるような唯一無二の美容師になれます。

なので強いサロンになりたい方には、ぜひ理解しておいていただきたい内容です。


まずは裏話からしていきますね。

じつは2年ほど前からレプロナイザーやヘアビューロンで有名なリュミエリーナ社から「カラーファンタジーを導入しませんか?」とオファーを頂いておりまして。

理美容師さんであればご存じのように、バイオプログラミングのドライヤーやヘアアイロンは驚くほどの美容効果と驚くほどの高価格で有名ですよね。

で、最近は「カラーファンタジー」というヘアカラー剤もラインナップされてるんですよ。

導入にあたり「まずは臨店講習をさせてほしい」というんですけど、僕は「まずは自腹でお金を払ってお客様として体験してから良いものかどうか判断したい」と伝えました。

使ってみてどうのこうの検証するよりも、すでに導入してるサロンに行ってお客様として体験した方が早いという理由です。(お金はかかるけど)

そんなワガママをいった結果、、

表参道のラグゼのオーナー板倉 充さんを紹介していただき、うちの妻をカラーしてもらったんです。

※余談ですけど、ラグゼも板倉さん個人も両方ともカミカリスマの3つ星みたいですね。

当然、板倉さんは新規は受けてないのですが、どこぞのよく知らんサロンオーナーの妻を受け入れてくれて本当に懐が深い!(レジェンドに心よりリスペクトです。)

僕も一緒にサロンにお邪魔して見学させていただいたんですけど、板倉さんやラグゼの皆様のリアルなサロンワークを拝見して色々と勉強になりました。

とはいえ、結果的に僕はカラーファンタジーの導入をお断りしました。

その決断にいたる理由は2つあって、1つはヘアカラーとしてさまざまな角度から検証した結果、カラーファンタジーよりも当時の嶋田が提供しているヘアカラー施術の方があらゆる点でクオリティが良かったということです。

もう1つはカラーファンタジーのブランド力に飲まれるのがリスキーという点です。

今日の本題はここです。

「ブランド力に飲まれるのがリスキー」とは、どういうことか?解説していきます。

カラーファンタジーって使用するシャンプー、トリートメント、美容液、使用するドライヤーとヘアアイロンまで全てバイオプログラミングで行うこと。

さらに全ての工程について細かくプロセスが決められているんですよ。

かなりガチガチなんですね。

「こうすることで最大の効果や体験になりますよ」という言い分なんですが。

見方の角度を変えると「勝手に美容師がアレンジしてしまうことで効果が最大化しなかった場合に、カラーファンタジーのブランド力が毀損してしまうリスクを抑えてる」ようにも思えます。

そして、これをもうちょっと深掘りするとですね。

髪がめっちゃキレイになったとお客様が感じる理由の99%が「カラーファンタジーしたからだ!」「バイオプログラミングすげえ!」っていうことになってしまうんです。

これって美容師側、サロン側からしたらかなり危険なんですよ。

伝わりますか?

お客様の頭の中でどういうことが起こっているかというと

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