アメブロをやめてnoteをはじめた理由
それはステージを変えたいと思ったから。
こちらの記事でも書きましたが、アメブロを始めたのはあくまで備忘録として、書き留めておくためでした。
元々ブログを書き始めたのは、日々考えていることを何日かすると忘れ去ってしまい、しばらくするとまた同じようなことを考えていることに気が付いたのがきっかけです。考えていることをストックすれば、またその考えを深めたり拡げたりできるかもしれない。いわば備忘録として書き始めたのがアメブロでした。(「アメブロで1,000本書いて分かったこと」より)
次第に読み手を意識して書くようになっていったのですが、それでも「できるだけ毎日更新したい」「(備忘録として)小さなことも書きとめておきたい」という思いは、ずっと持ち続けていました。
そのため、アメブロの記事は本数は多いのですが、文章として荒削りで、感情優先で、読み物としての質を高める努力はあまりしてきませんでした。
あるとき、そうやって書き溜めた1,000本の記事を読み返そうとしたときに、それらの記事が「作品未満のメモの山にしか見えないな」と感じたことがあったんですね。
文章を書くことは好きですし、公務員をやりながらも、書くことは一つのライフワークとして続けていきたい。
そう考えたときに「メモの山」では、私が何を書く人間なのかを説明できないと思いました。
それと同時に「写真家やデザイナーなどが作るような「ポートフォリオ」にあたるものが私にも必要なのかもしれない」と考えるようになりました。
◆本数ではなく読み物としての質もしっかり高めたい。
◆私が何を書く人間なのかを表す「ポートフォリオ」をつくりたい。
この2つを同時に実現するためには、今まで書いた1,000本の記事を背負ったままでアメブロで書き方を変えるだけではダメな気がして、まっさらなところから、1本目から再び書きたい、そう思いました。
その結果、辿り着いたのが「noteで書き始める」ということでした。
noteのUIも素敵で使いやすいですし、ユーザーを「クリエイター」と呼んでくれるのも気分があがります。
でも何より、noteの記事のクオリティやそれを発信しているnote層が文章の書き手としてそこに身を置きたいと思えるものだったことが、noteを選んだ一番の理由かもしれません。
実際に使い始めて、魅力的な記事が毎日たくさん発信されていて私の記事なんてちっとも目立たないのですが、書き手としてもっとレベルアップするためにいい環境だな、と実感しています。
最近とみに思うのは、自分は公務員でありワークショップデザイナーであり、NPOや地域活動にも取り組む人だけど、それら総てを押し退けて核にあるのは「ものを書く人」としての自分なんだなということ。
私にとっては、物書きが公務員をやり、物書きがワークショップデザイナーをやり、物書きがNPOや地域活動に取り組んでいる気がするのです。
その感覚はいつか薄れるかもしれませんし、もしかしたら既に私の勘違いなのかもしれませんが、でも、今はこの感覚を信じて、書く自分を伸ばしてあげたいなって思っています。
主戦場は ここnoteです。
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