半年間の履修を終えました~機動戦士ガンダム宇宙世紀シリーズ~
一度、Facebookで投稿したのですが、文字数もまずまず多くなったので、noteに切り替えることにしました。
実は、最近まで半年間ほどかけて、仕事の帰り道や週末のスキマ時間などを使って、ガンダムの「宇宙世紀」シリーズを再履修(★は初履修)していました。
今回は、会員になっているAmazonプライムで無料で見られるコンテンツのみを観たので、有料コンテンツだったZZ(ダブルゼータ)やTHE ORIGINを抑えられていないのが少々心残りですが、宇宙世紀(U.C.)00年から105年あたりまでを概観できたと思います。
(ちなみに、今映画が大ヒットしている「機動戦士ガンダムSEED」は、コズミックイラ(C.E.)という「異なる世界線」のシリーズ)
「ガンダム論」「宇宙世紀論」は、世の中に国立図書館サイズで溢れていますので今さら私が語り直すこともありません。
今日はひとまず修了のご報告のみさせていただきます。
修了報告にあたり、ひとつ触れておくとしたら。
私の中で一番心に残ったのは、「シャアの軸」でした。
シャア・アズナブルは、初作「機動戦士ガンダム」における主人公の敵役で、敵軍のエースパイロットです。
私はこれらの作品をこれまで「ガンダムの物語」「戦争記」として幼少期から観ていましたが、実は、この宇宙世紀シリーズはシャアの物語だったんだなと、私の中で上書きされたのが印象的でした。
個人的には、シャアの内的な価値観がどんな出来事や人物とのかかわりの中で、どのように変遷していったのか、そしてそれが周囲の人物、彼に憧れた人たち、そして世界にどのように影響を及ぼしていったのか興味があります(このあたりは、少しキャリアコンサルタント的な視点も入っているかもしれません)。
また、世界観についても、改めて各作品を「作品内世界の年表順」で一気に観たおかげでかなり整理ができました。
「宇宙移民」という今はまだ想像の世界でしかない新しい要素を加えた世界観には、いろいろと考えさせられるものがあります。
歴史観や人権・政治・経済の問題、特に辺縁との格差で中央を豊かにする現在の資本主義モデルに対して、「辺縁(在宇宙経済圏)が中央(地球)支える」という経済環境下でなお中央優位を維持したい政治(地球連邦政府)の思惑や、兵器メーカーであるアナハイムエレクトロニクス社のえげつなさなどなど。
あとは、ここも油断すると長くなってしまいそうですが、宇宙世紀シリーズといえば「ニュータイプ論」。
宇宙に進出した人類は、その認知能力が強化され、新しいステージへと至るという考え方で、実際の戦闘においてもニュータイプであることがマシン(モビルスーツ)の操作に影響したり、人造ニュータイプとも呼べる「強化人間」という非人道的な実験によりつくりだされた兵士がいたりします。
一方で、ニュータイプの認知能力の変化は、「互いに分かり合い、想いでつながり合える能力の強化」でもあり、戦闘における超人的な側面が本質ではなかったりするのですが、そのあたりの作品ごとの描かれ方の違いや、時代の変化の中での扱われ方の違いなども楽しめました。
今回の宇宙世紀シリーズの長期履修は、これで一旦終わりました。
他にも、「やっぱり逆襲のシャアは名作」とか「福井晴敏小説好きから見た、ガンダムUCにおける福井晴敏らしさ」とか「一番好きなモビルスーツはキュベレイ」とか、語りたいことは山ほどありますが、今日はこのあたりで。
今回の履修をとおして、ガンダムの世界観における私の感覚も強化され、次のステージに至ったかもしれません。
世界を行き交う関連ワードの中に「私にも見える」楽しみが増えそうです。
ちなみに、つきのとかげプロジェクトで2023年12月末に開催した「さいたま新都心朝活 10時間朝活マラソン」(終了済)の中で、豊田先生をお招きして「ガンダム学的歴史考〜君はガンダムから歴史を学ぶことができるか〜」を開講したのは全くの偶然。
たまたま今回の”長期履修”の真っ只中で受講できたことで、かなり理解が深まりました!(おススメの講座です!)
★個別キャリア相談受付中★
「このモヤモヤについて相談したいな~」と思ったら、いつでもご連絡ください。国家資格キャリアコンサルタントとして、モヤモヤ解消のお手伝いをしています。
★ご案内★
2021年2月に初の著書を出させていただきました。
主に若手公務員を対象に「公務員が充実した気持ちでイキイキと働くことが、住民の幸せにつながる」という想いで、「自分の人生のハンドルは自分の手で握ろう」というメッセージを込めて書かせていただきました。
そのあたりのことは、こちらの記事でもお伝えしています。
よろしければお手に取っていただけたら嬉しいです。
また拙著に関連する記事はこちらのマガジンにまとめて掲載していますので、併せてご覧ください。
★連絡先★
原稿の執筆や勉強会の講師、仕事や働き方のお悩み相談(キャリアカウンセリング)等のご相談・ご依頼については、下記のフォームからご連絡ください。