39歳夫のサーブが劇的に変化したアドバイスとは?(動画あり)
師走に入り、来年に向けて動き出している人も増えてきましたね。
来年は巳(ヘビ)年ということで、
私も「脱皮」をテーマにスポーツ界への想いを書いたところですが…
ひと足さきに、39歳の夫のサーブが脱皮しちゃいました!!
私より遅かったサーブ。
ボレーより遅かったサーブ。
意図せず、2バウンドしてサービスエースを取れるぐらい伸びないサーブ。
それが最近、劇的に変わったんですよ!!!
本人もびっくり。
私もびっくり。
「今までサーブに自信を持ったことがないけど、今はサーブが楽しくてしょうがない!」
って言って、1時間サーブ打ちっぱなし!っていう企画をやってます。
(江東区でやっているのでテニスベアで探してみてくださいねw)
※テニスベアとは、一緒に練習する人を募ることができるマッチングサービスのようなものです。サークルや大会開催などもあります。
夫がテニスするのが好きなのは知ってるけど、
こんなに前向きでポジティブな夫を見たことがなくて…
もうなんか私が感動してしまって、
これは記事にしよう!!と思いました。
そんな夫のサーブ、気になりますよね。
ビフォアアフターの動画はこちらです。
どうでしょう?
上手くなったというか、フォームが劇的に変わっていると思いませんか?
もともとのサーブでは
「スライスしか打てない打ち方」
とプロ選手にもコーチにも言われており、
本人も、
「スピンサーブは打てる気がしない」
と言っていたのにこの変わり様!
体が硬く、不器用な39歳が、
大きくは変わらないだろう…と思っていたサーブのフォームを大きく変えることができたって嬉し過ぎますよね。
ずっとサーブにモヤモヤしてたのを知っているので、
私も本当に嬉しい!感動!
なぜ急にこんなに変わったのか。
この劇的な変化が起きたのは、
あるアドバイスがあったからなんです。
テニスが大好きでたくさん練習していたのに。
夫のテニスの始まりは、中学のソフトテニス。
幽霊部員だったようですが…
高校生になって自ら硬式テニスを始めたいと思い、スクールに通い始めたそうです。
大学でも活動的なサークルでテニスを頑張っていた、と。
そこから約20年。
社会人になっても、週に2回ほどテニスをして、
草トーナメントや区の大会にも積極的に出場するようなテニスが大好きな39歳です。
私や子供がまだぐっすり寝ている
4時半ごろに起きて、
朝6時からの早朝テニスに参加して、
起きたら、練習終わって帰ってきてることもw
そんな夫の得意なショットはボレー。
夫とテニスをしたことがある方は、よくご存知だと思いますが…
ボレーとそれ以外のギャップが、まーーー大きい。
あるトップアスリートに
「ボレーはオーラがあるのに、サーブは死んでますね」
と言われるぐらいw
「一度もサーブに自信を持ったことがない」と本人が言っていたように、
誰が見てもサーブが弱点だろうなと分かります。
しかし初見ではサーブが苦手だと分からないので、
あまりにボールが飛んでこなくて、
2バウンドでサービスエースを取れてしまったり…
「自分のサーブの順番が回ってこなければいいのに」
と思ってしまうぐらい苦手なサーブ。
皆さんも、
ひとつやふたつ苦手なショットがあると思いますが、
やっぱり弱点は克服したいですよね。
さて、先ほどの変化前のサーブ動画を見て、
あなたならどういう練習をしますか?
コーチならどんなアドバイスをしますか?
ぜひコメントで教えてほしいです。
友人であるプロ選手は
「これは難しい…」
と本音をもらしていましたが、
クセもあるし、体も硬いし、
年齢を重ねれば重ねるほど、修正するのって難しいですよね…
なので、まず夫が改善しようとしたことは、
・打点を高くすること
・トロフィーポジションを作ること
・下半身をしっかり使うこと
・ラケットヘッドが落ちるようにすること
など、今自分ができていないことを一つずつ変えていこうとしました。
WEBで色々調べたり、
Youtubeでもいろんなコーチや選手の練習方法を試してみたり。
サーブのプライベートレッスンも受けました。
しかし…
練習した時は改善したと思っても、また戻るんです。
「わかる〜。そうなんだよなぁ」
って同じような悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何年も何年もずっと練習してきて、
成長しているような、してないような…
そんなモヤモヤした20年間を過ごしてきたのです。
プロでもコーチでもない人のアドバイス
そんな時、
テニスベアのアプリでサーブ練習の企画を見つけた夫。
練習量をこなすしかない!と練習会に参加することにしたんです。
その練習会は、あるテニス初心者の方が主催。
まだテニスを始めて数ヶ月。
運動神経は良さそうだけど、全然サーブが入らない。
そんな人と一緒にサーブ練習をするようになりました。
週に1回はその方の練習会に参加して、ひたすらサーブ。
3ヶ月ほど継続しましたが、やはりほとんど変わりません。
しかし…
主催者のテニス初心者さん。
夫がくすぶっている間に
なんと約180キロのサーブを打てるように!!
え?!?!?
って感じですよねw
その方は、実は別の競技のトップアスリートでした。
身体のことを深く知っており、一緒に練習している夫にとても親切にアドバイスをくれたのですが、
夫は腑に落ちず、なかなか変化を感じられず…
しかし、
ようやく、テニス人生が変わる運命のアドバイスを聞くことになったのです。
そのアドバイス。
そう。
トップアスリートでもない、プロ選手でもない、コーチでもない、
嫁である私のアドバイスw
しかも産後で一緒に住んでいないので、
テレビ電話でアドバイスしました。
「いやいやいや!トップアスリートのアドバイスじゃないんかい!」
って感じですよねw
でも、本当なんですよ!
しかも私、技術的なアドバイスは一切していないんです。
だって、分からないしw
「じゃあ、どんなアドバイスしたの?」
って疑問だらけだと思いますので、お答えします。
そのアドバイスとは
【未来からの時間で行動すること】
理想のサーブを打っている自分を鮮明に想像して、それを目指して練習する、ということ。
「いやぁ分かるけど…それでこんなに変わる?」
って言いたい方もいるかなぁと思うので詳しく説明します!
夫はこれまで、
「今の自分にできないこと」
を練習してきたんです。
打点が低いから打点を高くしよう、
ためを作ろう、
下半身の使い方のトレーニングをしよう、とか。
言い換えると、
過去から作り上げられた自分の状態を見て今練習することを決めていました。
それを私は、こうアドバイスしたんです。
「自分が打ちたいサーブをまず鮮明にイメージして、そのサーブを打てるようになるにはどうするか?の視点に変えよう。
その時、過去の自分が考えていたことは全て忘れること。」
なぜこれを伝えたのかというと、
夫はこれまで、
コーチやプロ選手からアドバイスをもらっても
▶︎今の自分はこうだから、アドバイスをこうアレンジする
▶︎自分は体を動かすのが苦手だからできない
など、過去の自分の基準でアドバイスの受け入れ方を決めていたんです。
なので、ほぼ自己流ですねw
このアドバイスを聞いた夫は、
スマホ越しにこう言いました。
「それならやっぱりスピンサーブかなぁ。
イメージって言っても自分の姿はイメージできないんだけど、プロ選手でもいいの?」
そうですよね。
だって、今までイメージすら沸かなくて悩んでいたんですから。
「あまりにも体格の違う選手だと自分とイメージを重ねることはできないから、同じような背格好で、理想のサーブを打っている身近な人とかいる?」
と私は聞きました。すると、
「あ、それなら一緒に練習してるAさん」
と、最近まで初心者だったトップアスリートさんの名前が。
「あー、確かに同じぐらいの身長だし、ちょうど身体の使い方のアドバイスももらってたから、いいんじゃない?
そしたら、Aさんのアドバイスを100%実行しよう!
今までの自分は〜とか一切なし!
これまでの考えは全部置いといて、
今は意味が分からなくても言われたことを100%やる!!」
という話をした次の練習で、
あのサーブに変わっていたんです。
アドバイスした私もびっくりですよw
こんなに一瞬で変わる!?って。
しかも、このアドバイスは
ライティングの講座で学んだ考え方だったんですよ?!
ライティングだけでなく、人間としてステージアップするための考え方なので、
夫の思考のステージが上がった結果、
急激にサーブが変わった、ということになります。
さらにさらに。
私が感動したことがありまして。
今まで悩んでた
トスとか打点の低さとか、
ラケットの振り抜きとか、
力が入ってた腕とか、
勝手に全部解決してるんです!!
分からなかった方はもう一度見てみてください!
未来の自分をイメージして練習方法を変えたら、
これまでの悩みが悩みじゃなくなったんです!
(興奮して、びっくりマークいっぱいになってますw)
これまで、
いろんな練習方法を調べて、
いろいろ試してみたけど、
結局ほとんど上手くいかず。
どれだけ練習してきたことか…
なのに、成長してるようなしてないような大きく変わらない状況が
約20年あったにも関わらず
急にここまで変わるって、
どれだけ過去の思考が成長を妨げてたのかってことですよね…
いやーーーライティングの師匠の破壊力が凄すぎましたw
しかし、
得意のボレーはこれまでも「オーラ」が見えるぐらい自信を持って打ててたんですよ?
なので、何が違ったのかな?って夫の日々の言葉を思い返していたんですが…
「どうやってポイントを終えるか」
ってよく言っていたのを思い出したんです。
そして、それを夫に伝えてみたら…
「出来ている未来の映像を見てる感じ」
これまさに、未来からの時間で行動してるんだと2人で気づけたんです!
脳って、現実に起きたことはすんなりできるようにプログラムされているらしく、
より高い臨場感を持ってイメージできると「過去の記憶」のように捉えられるようになり、自然と行動できるようになるんですって。
おもしろいー!!
そして、もうひとつ、
トップアスリートのAさんとサーブ練習をしていたことも大きな因果関係があるかなぁと。
今までは、身体の動かし方の最強アドバイザーであるAさんと練習していたのに、
「Aさんの言うこと理解できないんだよね」
って言ってたのです。
しかし、
「ステージが高い人は見てる景色が違うんだから分からないのは当たり前。
だからそのステージに行きたいなら信じてやってみるしかない」
そう伝えました。
すると、変化を体感した後、
「Aさんの言ってたことがやっと分かった!!」
と嬉しそうに報告したくれたんです。
やはり、トップアスリートの見ている視点は高かった…と体感した夫でした。
トップアスリートって、他競技をプレーしても上手いですよね。
私、単純に身体の使い方とか、運動神経がいいからだって思っていたんですけど、今回のことで「本質でとらえている」ということがよく分かりました。
ひとつのことを深めれば深めるほど、ものごと本質を理解し、抽象度が高い考え方になっていくので、いろんなことが繋がっていくんですね。
そのような考えができるから、球技でもない全く違う競技だろうと
数ヶ月で180キロのサーブが打てるようになるのだろうと思ったわけです。
その日から夫は、テニスが楽しくて楽しくて。
まるでゲームを買ってもらったばかりの子どものようにサーブ練習をしていますw
そして、他にも夫に変化があったのですが、
なんだと思いますか?
それは、練習に対して迷いがなくなったこと。
コーチから学ぶ方ばかりではなく、特に社会人の方は自分で考えて練習している方が多いと思います。
スクールには行かず、自分で考えて練習するのが好きだった夫は、
どうにか改善したいといろんな情報を探しては試して、探しては試して、の繰り返しでした。
多くの有益情報があっても、どの練習方法が1番いいのかよく分からず、なかなか伸びず。
しかし、今は
「やるべきことが分かったから選択肢が減った感じ。悩まなくなった。」
と言っているのです。
ライティングの講座でも学んだことなのですが、
「ステージが低い人ほど選択肢が多く、ステージが高くなればなるほど、選択肢は減っていき不自由になっていく」
と。
ステージが高い人は、進むべき道が定まっているから迷う必要がないんでしょうね。
逆に、過去や現在の目の前のことが気になってしまう人は、あらゆる情報に振り回されてしまい、練習はしているもののどこに向かっているのか分からず、成長が鈍化してしまっているのだろうと思います。
夫の場合は、それで20年経ったんです。
けど、今気づけたってめっちゃラッキー!
これからのテニス人生が最高に楽しくなると思います。
テニスが楽しい理由は?
すでに「テニス楽しすぎる!」って思えているのは、他にも理由があります。
実は夫からこんなメッセージが。
「感動、嬉しさはあったけど、満足せずにもっと先を見てる感じ。
Aさんへの感謝として自分の得意なボレーを言葉として伝えられる様に整理をしてるよ。
以前は嫌だったサーブの不安が無くなって、ゲーム中はもちろんコート上で気持ちに余裕が出た。
身近でテニスに関わる人に何か自分も手助け出来る事はないかと思う様になったよ。」
あまり他人に興味のない夫が。
こんな風に変わるなんて…
(私、泣いちゃうw)
単純にいい話だねぇって、ことじゃないんですよ?
つい最近までは、
Aさんのことはすごいとは思うけど
「言ってること理解できない」
というネガティブ思考なマインドでアドバイスを聞いてたので、
行動にも移さないし、
結果も出ないし、
Aさんにとってプラスの影響はあまりなかったのではないかと思うんです。
しかし、今では
「アドバイスは100%やろう」
「Aさんのステージに近づきたい」
「恩返ししたい」
「誰かの役に立ちたい」
っていうマインドに変わってきて、
夫からAさんや一緒にテニスをする人たちにいいエネルギーが送られていく!
これだけで、もっといい関係になれるし、いい仲間(コミュニティ)になっていくんだろうなって思ったんです!
(また感動…w)
実際に、Aさんに報告したところ、とても喜んでくれました!
コミュニティのエネルギーが上がっていくと、
みんなのモチベーションも上がっていって、
どんどん成長していくような気がしています。
さらに、
「今こうやって成長を感じられるのは、
ダメだなぁって思ってた自分の天邪鬼な性格とか、
ワーホリの経験とか、
サーブ教えてくれた人とか、
過去のおかげだよなぁ」
とも言っていました。
たくさんの人が教えてくれたサーブ。
その時はなかなか表現できなかったけど、
本人の心や思考次第でこんなに活きるものになるんですね。
過去の経験は、必ず今に繋がっていて
それに感謝できるって最高だなぁって思います!
未来からの時間で行動する
ライティングで学んだことを夫に言ってみた!
っていう嫁の「一見、テニスに関係ないアドバイス」がここまで夫のサーブを変えるとは…
内面のステージの成長は必要不可欠だと身に染みました。
私も夫に負けてられないですね!!
伸び悩んでいる方がいらっしゃれば、
ぜひ同じようにやってみてください。
絶対に、過去の自分の意見を聞いたらダメですよ!
アドバイスはもらったら素直従順に実行です!!
夫のように理想の未来を掴みましょう!
そしたら成長が感じられて、
人生が最高に楽しくなりますよ。
今、夫は
「かっこいいパパになる」
という未来を見るようになりました。
これ、終わりがないんですよね。
なので、これだけ変わったサーブにも満足せず、
まだまだ成長したいと言っているし、
何より子どもたちには
「パパの生き方がかっこいい!」
って思ってもらいたい。
だから、これからも成長したいと心から思っているそうです。
実際に、成長を実感して、前を向いている夫の方がとっても魅力的ですね!!
しかし、それだとパパだけずるいので…w
かっこいい夫婦になる!!
という未来を臨場感MAXにイメージして、
これから家族で未来に進んでいこうと決めました。
ワクワクしますね!!
皆さんのスポーツ人生に、少しでもお役に立てますように。
本日も長文をお読みいただきありがとうございました。