あなたは一つの記事からどれだけ学べますか?(小田凱人選手VOGUEの記事から)
「私、こんなに変わってるんだ!!」
ある記事を読んで、急に自分の変化に気づいたんです。
今日はどんよりした曇り空。
家の前で幼稚園バスに乗る息子を見送った後、
ちょっと肌寒いキッチンでお気に入りのドリップコーヒーを淹れて
いい香りに浸りながら、7ヶ月の娘を見守りつつ、
ヨギボーに寄りかかってのんびりSNSを見ていました。
今日の皆さんの投稿を見ていたら、
車椅子テニスプレーヤー・小田凱人選手のオシャレな動画に目が止まったんです。
「VOGUEの撮影とインタビューか〜、かっこいいな〜」
と思い、その投稿を読むと、
こんなインタビューの引用文。
「またまたかっこいいことを言ってるな〜。ちょっと読んでみよ〜。」
と、インタビュー記事のリンクをクリックして読んでみたわけです。
そして読んだ後の感想は…
「金メダルをとる選手って、結構同じこと言ってるよなぁ。
こういう考え方が必要なんだろうな」
と。
・・・今まではここで終わってたんですよ!!!
けど、今日は違った。
読んだ内容から、どんどん自分の言葉が出てくるんです。
自分が今まで見てきたことや経験したことと繋がってくるんです。
今まで記事を読んだだけでは、
自分の言葉になることもなく、
自分の経験とつながることもなく、
なんとなく、その情報を知っただけだったのですが…
記事を読むことが
「情報を知る」だけでなく、
「知恵(行動に関わる情報)」として捉えられるようになり
情報から学べるようになったと自分では理解しました。
せっかくなので、どんな学びを得たのか共有したいと思います。
よかったら先に小田選手の記事を読んでみてください。
記事はこちらです。▼▼▼
さて、記事を読んでみていかがだったでしょうか?
今から私が学んだことをここに書いていきますが、
これは「これが正しい」とか「間違い」とかそういう話ではなく、
同じ記事でも
人によって、成長ステージによって、
見方が違う=フィルターが違う
ということ。
同じ景色でも、
赤いフィルターで除けば赤く見えるし、緑のフィルターで除けば青く見えて、違う景色に見えますよね。
そんな感じ。
なので、今回は、
「しまさんってこんなフィルターをしてるのね」
って感じで読んでくれたら嬉しいです!
まずは、小田選手の言葉から、私なりの言葉に書き換えてみました。
▶︎未来からの時間軸で行動している。
イメージができること、それを強く信じる力があれば、本能がそこに向けて動いていく。
▶︎大変な時ほど「大」きく「変」われる時。苦しいことを経験した時ほど、上に上がる力が強くなる。
(本田圭佑選手も同じようなことを言っていました)
▶︎実績(戦績)は目的のための手段に過ぎないと理解している
▶︎やらされているのではなく自分で決めたことをやっているから辛いことも頑張れる
▶︎時間が有限であると認識して行動する
▶︎「車椅子テニス」は自分を表現する一つの手段であると認識しているから、車椅子テニスができなくなっても、自分という存在価値を認識して人生を送れる。
いや〜20歳年下の人からでも学びがあり過ぎる記事でした。
かっこいい!
私もこんなふうに生きたい!
素直にここから学び、自分にインストールしていかねば!
心からそう思えました…
さて、小田選手の言葉からの学びをまとめましたが、
自分の理解を深めるためにも、
もう少し詳しくアウトプットしていきたいと思います。
この記事は車椅子テニスの話じゃない!
この記事から、
結果を残した後も魅力的に生きている人は
実績や結果をを人生の目的にしていないということがよく分かりますよね。
多くの選手は、
・優勝すること
・1位になること
など実績を人生の目標にしています。
「あ〜〜〜それ自分のこと…」
って思った人もいるかもしれませんが
それは悪いことではないんですよ!
ただ、実績や結果を目的にしてしまうと、
「その後どうするの?」
「なんのためにスポーツやってるの?」
となってしまうわけです。
しかし、小田選手は
目的に近づくための手段として実績があった方が良いとハッキリ言っています。
この考えの良いところが2つあると思っているのですが、
一つは、
実績があると説得力が違い、多くの人に影響を与えることができるということ。
実績がある人はそれだけ行動しているので、説得力がありますよね。
しかも世界的に活躍すれば、それだけ多くの人の目に止まる。
どれだけで影響力という点では大きなメリットです。
そして、もう一つは、
スポーツ選手としての現役が終わっても、
セカンドキャリア問題や燃え尽き症候群にはなりにくいですよね。
この言葉からも分かるように、
車椅子テニスプレーヤーの小田凱人
ではなく
小田凱人が今は車椅子テニスプレーヤーをしている。
こういう考え方なので、
車椅子プレーヤーを引退しても、小田凱人であることは変わらない。
これってすごく素敵な考えです。
自分をどんな風に表現したいのか、という点については今回の記事には記載されていませんでしたが、
以前「子どもたちのヒーローになる」と言っていたことを考えると、
テニス選手としてヒーローになるのではなく、
小田凱人という人間がヒーローのような存在になること
をテニスを通して表現しているのでしょう。
とてもかっこいいです。
人の行動を変える言葉
私は、この記事に記載されているほとんどの言葉に、
気付きが多かったのですが、
その中でも私が一番インスパイアされた言葉があります。
それは、
記事の中では、
”車いすテニスを巡る状況を違うステージへと引き上げつつある”と書かれていますが、私は車椅子テニス界だけに止まらないと思っています。
なぜなら、
彼が発している言葉は、「車椅子テニス」のことだけを語っているわけではないから。
小田選手は
「人としての生き方」を言語化しているんです。
車椅子テニスを通して、
自分がどんな風に生きているのか、
何を目指しているのか、
どんな風に行動しているのか、
それを抽象度を上げて言葉にして伝えているのです。
これができる人の影響力は、その業界に留まらないでしょう。
実際に、車椅子テニス界とは関わったことがない私が影響を受けてこの記事を書いているんですよね。
テニス界に関わっているとはいえ、
小田選手が世界レベルになって初めて彼を知ったレベル。
直接話したこともありません。
一般の方と同じレベル感の情報しかなかったのですが、
小田選手の言葉で明らかにインスパイアされているんです!
私の勝手な解釈ですが、
「何かが変わる」といのは、
小田選手が活躍することで車椅子テニス界がメディアに取り上げられたり、
多くの人に車椅子テニスを認知してもらうことではなく、
彼の求めているテニスを極めていくことで、道を創っていき、
誰かをインスパイアしてその人の人生が変わることを意味しているのではないかと思うのです。
というのも、
誰かが単に有名になるだけでは業界は変わらないんですよ…
その時だけ盛り上がる一時的な熱狂と言いますか。
しかし、小田選手はプレーだけでなく、
生き方を言葉にして伝えてることができる。
彼の行動や言葉によってインスパイアされた誰かの行動が変われば
その人の人生だけでなく、その周りの人の人生も変わっていく。
それを言っているのかな、と。
これってめちゃくちゃすごいことじゃないですか?
影響を受けるものの一つが車椅子テニス界の人であるっていうイメージです。
結局、車椅子テニス界も「人」が集まってできているものですから。
すでに、彼の言葉が私の行動に影響を与えているので、
私のこの記事を読んだ人も行動が変わったら…
すごいですよね!!
そうなるためには、私自身の生き方も魅力的になっていかないと
皆さんをインスパイアできないわけなので…
小田選手みたいな生き方をしていこう!
小田選手の創る道を私も歩んでいきたい!
と思ったわけです。
フィルターによって物事の見方が劇的に変わった私
小田選手の記事から、私が学んだこと、感じたことを言語化してみたわけですが…
皆さんは、どんな風に感じ、何を思いましたか?
「私もそう思った!」
と感じる部分もあれば、
「僕はこんな風に考えました!」
と違う意見もあると思います。
それは、人によって物事を見ているフィルターが異なるから。
なので、皆さんがどんなフィルターでこの記事を読んだのか
ぜひ教えて欲しいです。
コメントしてもらうことで、
この記事を読んだ人みんなが違う見方を学べるってめちゃくちゃ良くないですか?
新しいフィルターを知ると、この記事だけでなく、
普段スポーツをしている時も、生活をしている時もどんどん見方が変わっていくんです。
たった一つの記事で、みんなのフィルターが変わっていくかもしれないってすごいですよね!
これって、私が最初に話したことなのですが、
個人でもフィルターがステージアップしていくってこと。
去年までの私なら、
ここまで自分の言葉が出てこなかった。
とりあえず読んで、分かった気になっていた、というか。
そういうフィルターで見ていたんです。
しかし最近、様々な人から新しいフィルターを共有してもらい、
同じ景色を見ていても、いろんな視点から学べることを知りました。
そうすると、
この記事ひとつで学べることが格段に増えたんです!
フィルターのステージアップを感じると、いや〜〜楽しい。
また、小田選手の記事から思うことは、
小田選手のフィルターもめちゃくちゃレベルが高いんだろうなと。
テニスをしてテニスだけのフィルターではなくて、
人生というフィルターでみると…という言葉になってるんですよね。
そうすると、テニスをしていない人にも伝わる言葉になっている。
ただ、抽象度が高いから、なかなか自分事に落とし込めない人もいると思います。
私も前は全然落とし込めなかった。
だからステージの高い人の言葉を自分に落とし込めるように、
自分のステージを上げていく。
そういうことが必要なんだなって最近知ったのです。
ステージが高い人は、
生きてるだけで全てが学びになる、と言っています。
まさに、そういうフィルターで人生を見ているんでしょうね。
そうなったら生きている全ての時間が楽しくなりそうだな、
とワクワクしながら私もフィルターを磨いています。
もし、少しでも面白かったと思ってくださったら、
リアクションしてくれると嬉しいです。
実はこの記事から学んだことはまだまだあるのですが…
今日はこの辺で。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。