瓶鳥。令和哲学カフェお馴染み
令和哲学カフェではお馴染みです。今日は瓶鳥について触れたいと思います。
令和哲学カフェでは瓶鳥を人類の宿命的課題と位置付けています。哲学が向き合うべき問題を単純化したイメージ図と共に問いかけているものです。
単純化なので分かり易い。
ですが大変に深い。
使えば使う程に味が出てくる優れものですので紹介したいと思いました。本記事を読まれた方は読み終わると同時に早速使ってみて下さい。
花瓶の様な瓶をイメージしてみて下さい。
その花瓶の入口は鳥の卵がギリギリ入るくらいの大きさでして、その入口から鳥の卵を中に入れます。
やがて卵は孵化します。
瓶の中で鳥が育ちます。
すると大きくなった鳥ですから瓶の入口の大きさから抜け出すことはできなくなっていますね。鳥は瓶の中は自由に羽ばたき飛ぶことができます。
ここで問いかけます。
「鳥を殺さず、瓶も壊さず、瓶の外を
鳥が飛ぶにはどうしますか?」
これは現実的に取り組む問いかけです。
ですから非現実的な回答は当たりません。
例えば、
魔法を使う
スモールライトを使う
などの回答はユニークですが現実的には在り得ませんから質問の答えには成り得ません。
さぁ。
どうすれば良いと思いますか?
鳥は殺してはいけません。
瓶も壊してはいけません。
その状態で、瓶の外を鳥が飛ぶにはどうすれば良いのでしょうか?あなたはどう思いますか?この質問に取り組むことはそのまま人類の宿命的課題と向き合うことと同じです。
令和哲学カフェはオンライン企画。zoom参加とYouTubeでの視聴が選択できます。質問に取り組みながら、ご覧になってみて下さい。
ガラスの瓶の中の鳥の略。ビンの中に卵を入れ、鳥が孵化して成長していくと、鳥は大きくなりすぎて外に出れなくなってしまう。そこから、ビンを割らず、鳥を生きたまま瓶の外に出すためにどうしたらいいですか? 禅問答のような問いかけ。瓶を宇宙空間、鳥を人間に例えて、その関係性や人間の認識方式の限界を投げかけている問いでもあります。
お読み下さって有り難うございました。宜しかったら別の記事もお読みください。