心に雨は降っても人生は常に決行【しまさんの読むRadio】
また書こうとしている。
「雨」をテーマにしたnoteを。
1つ目は「雨のち晴れ」。
2つ目は「いつ晴れるんだろう」。
そして3つ目は
気が付いたら4つ目の「雨」をテーマにしたnoteでした。
今度は「雨天でも人生は決行」じゃん、という話。
今日の素材はsumika「雨天決行」です。次回も決まってるのでそれは最後に発表します。
めずらしくポップバンドのsumikaの曲…と思いきやちゃんとロックナンバーです。
実はこの曲の歌詞には「雨」の単語が一切でません(!)
まさに「雨天決行」であることを文字通り歌っている曲です。僕にとってお似合いすぎる。
「ぼくのたからもの」が評価されるまで
かれこれ25年生きてきたのですが、個人的に一貫してきた姿勢がいくつかあります。
以前から言ってる「人生送りバント」もそうですし、「やりたいことに素直に」もそうです。
「僕にとっての宝物と思ったものを広めよう」という姿勢も昔からあります。
この歌はこの「僕にとって宝物と思ったものを広めよう」という姿勢をそのまま歌っていると思ったのです。
節々にそのフレーズはでてきます。
僕の大事なものは大事に思って欲しいんだよ
まるで子供の駄々のような言葉は口を出ずに
いつか描いた空想地図はぼろ切れになって何度捨てた?
そのたび何度白い紙に新たな地図描いた?
日々、妄想・想像・幻想・空想が頭を浮いて、降ってきて、こうやって明文化されるものもあるけど、そして大事にしているものもあるけど、それを「押し付けまい」として、思っては捨て、書いては捨ての繰り返し。
誰に何を言われようとも
宝に価値はないとしても
頭ではわかっているけど
踏み出す足はもう止められない
今は仕事でその空想・想像を実現しようとしているし、いつか実現しうると思う。一方でそれはやはり幻想でしかない、という事実にいつか打ちひしがれるのかな、価値なんてものはない、と感じる時が来るのかもしれない。
でも「踏み出す足はもう止められない」。
お寺の話もそう、ソーシャルテンプルの話もそう、僕の人生で大切にしている「人生送りバント」もそう。
やめない やめないんだよ まだ
はいはい、理屈はわかっても
やめない さめない 夢の中で
そうそう、理屈では分かっても。やめない、さめない、夢の中で。
SFの父、ジュール・ベルヌの言葉にも「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」という言葉がある。だから、やってみようと。続けてみようと。それが「価値がない」と理屈でわかっていても。
明らかにやっていることは「雨の中」を進むようであっても。
極稀にこういわれるんだよ
2番はもっと明確に「6弦揺らし」「鼻歌が詩を抱いている」のように、歌の創作に言及していて、そのあとの普通選ばないワードチョイスの歌詞がこの歌にスパイスを与えています。
生まれ落ちた排泄物
汚くて恥ずかしい筈が
極稀にこう言われるんだよ
「綺麗だね、素敵なものだね」
僕も、特にこのnoteがそうなんだけど、本当に心の動きを歌を仮借して、書き表しているだけで、文字通りの「排泄物」なんだけど、それこそ極稀に「素敵だね」といわれることがあります。
同じく、僕自身お寺の重要さとか仏教のすごさとか好きな甲本ヒロトの話とか、宝物だと思っているから、誰にとっても届いたらよいものだと思うから、頼まれてもないのにブログも書くし、なんなら話すし。
その中で「素敵だね」といわれることを待って、もしくは待ってもいないんだけど(こういう発信が楽しい)、その言葉がうれしくてまた進んでいくのです。「理屈では価値がないってわかってるのに」。
この曲の姿勢は、僕のスタンスを少しでも示している、そう感じた歌でもあったのです。創作する人として、0→1を作る人として。
冒頭に話したかった「僕にとっての宝物と思ったものを広めよう」という姿勢の話はここでおしまいです。
だからいったんnoteはここまで。以下は個人的な話です。
心は大雨だ、ならね?
今の僕の心は雨天です。
いろいろなことが起きて、いろいろなことを考え、そして久しぶりに「感じていること」が「しんどい」ばかりになって。
でも立ち止まることを許してくれない。仕事はひっきりなしにあるし、今参加しているオンライン表現プログラムはあと2週間で完成しなければならない。自分の素直な感情に向き合う暇はない。
立ち止まることさえ今はできない。しかし、それは人生を生きている以上仕方ない。
「雨天だろうと、人生は常に決行」なのだから。
もう一度走り出そう。大雨の中。それが雷雨だったとしても。
最後のこのメッセージは、誰かに「素敵だね」といわれたいのじゃなくて、ただ自分が書くことで「あ、自分もそう思い込まないと」という自己暗示です。
これを読んで変わる人ももしかしたらいるかもしれない。多くの「心が雨天の人」に響くかもしれない。それもよい。
ぼくは何から変わろうか。いや、すでにこの雨の中では「変わることすら意味がない」のかもしれないし、「すでに変わり果てて落ちはてたんだよ」っていうだけかもしれない。
そんな迷いと思いこませの言葉で締めくくりたいと思います。
次に雨のnote書くときは、ザ・クロマニヨンズの「雷雨決行」で決まりですね。
だって、
合言葉は雷雨決行
嵐に船を出す
引き返すわけにゃいけないぜ
夢がオレたちを見張ってる
なんだもん。
▼「読むRadio」バックナンバー
しまさんが気分で書いています。「感動した!」「今後も楽しませてください!」と思ったらちょっとサポートいただけると日々の筆がさらに進んで面白い記事を書きたくなります!