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152.楽しい手芸クラブ/睡蓮の葉のつけ襟

少し涼しくなってきて、近所のスーパーに着て行ってるワンピースにつけ襟を作りたいな、と思いついた。変わった模様の葉っぱの柄にしたいと思い、カメラ片手に植物園に出かけたのだが、いまいちコレ!と言うアイデアが浮かばず、撮ってきたばかりの画像をコレジャナイ、コレデモナイと見ていたら、何気なく撮った睡蓮の葉がつけ襟に見えました^^ 花のある部分から首が出るわけですねw

襟に見えた「紫式部」と言う名前の睡蓮(2024年9月29日撮影)

テーマが決まったので、型紙を作る。

気に入っているコートの襟を型紙に写してみた。
こんな感じ。

せっかくつけ襟を作るのに、少し小さめだなと思い、幅を広げてみた。

2cmほど幅を広げた。
元の大きさと幅広をハギレで切ってみた。

Tシャツの上からつけてみたら、少し首が苦しい。全体に3cmほど、後ろ中心と襟の前側で伸ばし、最終型紙とした。

手直しをした後の形。

完成した型紙に合わせて図案を考えた。葉の切れ込みの形や葉の周りの波波な形も工夫して描いてみたけど、全然らしさが出ず、シンプルに円形に「く」の字のカットを入れただけのパックマン風の形に。

最終デザイン

ここから、作業です。まず、図案に番号を振って、熱接着両面シートに写す。右と左の区別がつくように、反転した方の図案は丸囲みの数字にした。

シートに無駄が出ないようにツメツメに写す。

土台の布を色布にして黒の葉っぱにするか、黒を土台にして葉っぱを柄布にするか、アップリケした後の端の処理をどうするかなど考えながら布を探す。実家から持って帰ってきた私の古着に、メルカリでは売れそうにないし、サイズももうムリで、少し和テイストも感じる葉っぱっぽい柄のブラウスを見つけて、これを睡蓮の葉に任命。
図案を写した熱接着両面シートを仮接着。

20数年前に着ていたニューヨーカーのブラウス。

ちまちま切り抜く。実家で見つけた「メタルマクベス」のDVDを見ながら作業していた。松たか子さんが若くて可愛い。

全部切れた。

土台布に型紙を写し、図案を見ながら裏紙を剥がした葉っぱの布を配置。一つだけ色が違うのは、図案を写し忘れていて、それで思いついて一枚違う布の葉っぱを入れてみた。アイロンで接着。

アイロンで接着。このままだと少し弱い。

図案の周りをジグザグミシンで押さえた。刺繍糸でブランケットステッチも考えたけど、今日中に作ってしまいたかったのでミシンにした。

ジグザグが葉っぱのフチの波波の雰囲気。

ジグザグミシンが終わったら、糸始末して、葉の茎をアウトラインステッチで入れた。

葉っぱっぽくなってきた^^

この辺から完成が見えてきて、作業が楽しくなって写真を撮るのを忘れていた(^^;;
表地より薄手の生地でもう一枚襟布をカットし中表に重ねて、返し口を残して、ミシンをかける。縫い代を0.5cmくらいにカットし、カーブが綺麗に出るように切り込みを入れて、へらなどで縫い代を開いてキレイに形が出るように整えて表に返す。

返したところ。

首の後ろに当たる部分、12~3cm返し口を開けている

アイロンで整える。

当て布の代わりにシリコンペーパーを使っている。便利。

襟の周りをぐるっと落としミシンをするつもりだったけど、ふわっとした雰囲気を壊したくなくて、返し口をコの字とじしただけで完成とした。

完成です!!
早まって、ボタンどめのためのループを縫い入れるのを忘れてしまった。あとで裏側にボタンとループをつける予定。

睡蓮の葉っぱっぽいですよね〜
ちょっとミナ・ペルホネンっぽいんじゃ?


後ろ姿

とても楽しく制作できた。洋服を作るとなると、さらに色々な考えやスキルが必要で失敗も多く疲れるが、このくらいの大きさが私の技術レベルにちょうどいいのかも。

本を見て作るのとは違う楽しさがある、というか、せっかく手作りするなら完全オリジナルも楽しいな、と思えたのでした。

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