107.暑い日、エアコン、選挙とか。
梅雨明け前から蝉が鳴き出して、連日猛暑日。TVからは、「不要不急の外出は避けて、水を飲み、我慢せずにエアコンを入れよ」と呼びかけられる。夜はいいんだけど、昼間はエアコンを入れてしまうとそこに閉じこもりきりになるのが難点。エアコン、環境と体調と電気代のことを考えて、ほどほどの設定温度にしてる。一日つけてると内部クリーン機能が動き出して効き目が悪くなる時間ができ、暑いんだか寒いんだかわからなくなって、頭がぼんやりして、結局何をするでもなく麦茶飲んだりアイス食べたりして時間が過ぎていく。
エアコンを止めると、扇風機が手放せない。その日の湿度にもよるけど、暑さの中で風に当たっていると気持ちよくて「夏だな〜」って感慨も深い。けれど、ちょっと盛り上がりかけてる洋裁の型紙作りの作業などを甚だしく阻害する。値引きで60円で買ってきたわらび餅食べようとするときな粉が飛ぶし。
昨日は1日、エアコンを付けて中高年向け簡単ソーイングの本に載っていたイージーパンツを縫っていた(今履いてます)。裁断や縫製にはアタマを使わないので(製図には煙出そうなくらい使うけど、今回は付録の型紙使った)、「アストリッドとラファエル シーズン1」と「グッドドクター シーズン1」の録画をかけながら。「アストリッド…」は字幕なので、作業しながらだと全然ストーリーが入って来ず、代わりに「やわたっ!」とか「(深刻そうな声で)最近、こんなことはありませんか?」などのCMの音声が耳に残るw
ミシンは趣味部屋に、作業机とTVはリビングにあり、これで字幕ドラマを見ようとしている私がイケナイ、と思いつつ、「クッサン」や「ボナペティ」などのフランス語が聞き取れるとちょっとウレシイ。結局、縫い終わってからちゃんと見た。どちらも自閉症の人のドラマで、同時期に再放送されるのが不思議な感じ。アストリッドの特徴は、私もそうだわよ、と思うところもあるし、認知症の母とよく似ているところもある。ドラマで、アストリッドとショーンは、各々とても優れた才能を発揮し活躍しているが、これでは自閉症の人みんながこんな天才的な才能を期待されてそうで気の毒にも思う。
夕方に完成して、いつもBSで「光る君へ」を録画予約している枠に、ファンミーティングの様子と「漫画家イエナガ」の「光る君へ」コラボバージョンが撮れていたので見た。「イエナガ」にゲストとして一条天皇役の俳優さんが出ていて、ドラマではとても素敵なのに現代の装束(?)では全然でがっかり。「光る君へ」では老若男女、どの役も衣装がしっくりきてとてもよく見える。特に男性陣、柄本佑さんや町田啓太さんは言わずもがな、普段は好きではないロバート秋山さんも面白みがあるし(「千と千尋」に出てくる父役みたい)、乙丸の矢部太郎さんもチョコマカしていて可愛い。女性陣では定子がとても良いし、板谷由夏さんも良かった。吉高さんや吉田羊さんは現代でも時代でもどちらも素敵。新しく彰子役で登場した見上愛さんにも期待。小松菜奈チャンに少し似ている。
洋服がラクでいいけど、やはり昔からの衣服はその国の人に似合うようにできているな、と思う。十二単は着るのが大変だとミア・カンキマキさんが書かれていたけど。
8時になって東京都知事選速報を見る。すぐに当確が出てがっかり。最終的にこの結果だとして、もう少し競るのかと思っていたから。小池さんはスゴイな、って思う。面の皮の厚さというか。私はどちらかというと、ズケズケものを言うくせに鈴木某氏にイジワル言われて泣いちゃう田中真紀子さんタイプなので、何を言われても屁のカッパで、最終的に自分の意見を通す、というのがスゴイと思う。取引先の役員さんにもそんな女性がいた。取締役に就任時は日経にインタビューが載ってた。コンサバファッションで、業界他社の社長さん達とも仲良く、ジジイのどんな話にもウンウン、と頷いて聞いてあげて、私にも親切にしてくださった。何を言われても「でもね、」から返す私とは大違いだな、と思ったものだ。すぐぶっちゃけてしまう私は、「虎視眈々」さがなく、大きなことを成し遂げられないのだ、などと反省。
その他チャンネルを変えて、石丸さんの感じの悪いところを見たり、自民党都連の最高顧問とか言うおじいさんが着物でインタビューに答えてて(「美味しんぼ」のオトーサンみたいなの)小池さんのことも呼び捨てで「厚かましい野郎だな」とか言ってるのにものすごく昭和の香りを感じたり。ところで「野郎」とはオトコのことですよね。「このアマ」といえばオンナのことだし。「痴漢」や「正義漢」はオトコ。この手の誤用もちょっと気になります。
と言うわけで、昨日の日曜日はエアコン入れてドラマ見て洋裁して、選挙速報見た一日でした。