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009.植物散歩、目標1日に8,000歩

無職になったらやりたい事リストの上位に位置する「公園散歩と植物観察=植物散歩」。働いていても土日に散歩すりゃ良いじゃん、と思われるかもだけど、土日が雨だったり出かけたりすると、2週も間があくことになる。植物の成長は凄まじく、それで私なりの「見頃」を数々見逃してしまっていた。
…とか言いつつ、有休消化期間に突入してから昨日初めて散歩に行った。なかなか仕事のダルい記憶やストレスから抜け出せなくて、散歩する気にならなかったのだ。
公園では、梅は終わりかけで、早咲きの桜が咲いていた。

お気に入りの木の一つ。シダレエンジュ。これから葉がフサフサになる。

もともとは植物にほとんど興味がなかった。虫が嫌いだし。公園のそばに引っ越してウォーキング中に、この木(草)は何ていう名前なんだろ?などと思い、興味がわいて調べたりしているうちにすっかり好きになってしまったのだ。公園の中に定点観察しているお気に入りの木が何本かあって、そこを巡って樹々の一年の「暮らしぶり」を観察している。面白い。

モクレンの蕾がたくさん!咲くのが楽しみ。

3月初めの公園は、木の芽や若葉も開花の合図待ちでウズウズ、ワナワナしている感じ。これから一年で一番活気付く、狂乱の季節を迎える。驚異的な子孫繁栄願望の植物たちが蓄積したエネルギーを大放出する。

枯葉と去年の実が付いている木もある。枯れ可愛い。
種があらかた飛んでしまった後のススキ。これはこれで可愛い。

一方、冬の風情を残している草木もあり、冬と春が混在しているというか、死と生が混在してるというのか、死からの再生の時期なのか。ついつい何でも擬人化して考えてしまうので、散歩しながら様々な思考が錯綜する。

サンシュユの可愛い花が咲いていた。

面白いな、とか、可愛いな、と思った植物の写真を撮って、家に帰ってからネットや図鑑で名前や特徴を調べるのも楽しい。初めはなかなか調べられなかったのが、だんだんコツがつかめてきた。上の写真も「黄色い花 低木」とか「春に咲く」などで絞って、出てくる画像を比べて「サンシュユ」と同定。手持ちの本でさらに調べて確認した。見つけた時にすぐ分からなくても、花が咲いたり実ができてわかったりするものもあるので、焦らず観察。

ユリノキの集合果と種。いっぱい落ちてた。

植物の絵を描くのも楽しい。昔、絵を習ってたため、つい陰影や線の強弱をつけてしまうのだけど、植物画はその特徴を伝えるのが目的なので、陰影とか強弱とか不要なんですよね。参考に牧野富太郎さんの植物画集など見てるんですが、なかなか上手に描けないですね。

水仙の花も終わりかけ。周囲の空気がキレイに見える。

一日8,000歩が目標。
植物散歩は、植物を眺め、立ち止まって撮影しながらなので、公園に1時間いても5,000歩くらいしか歩いてない。前に2時間いて8,000歩くらいだったこともあって、これ、ホントに健康に役立ってるんかな?という疑問を抱きつつ、家でずっと座っているよりは良いだろうし、無料でこんなに楽しめる趣味ってなかなかないよね!と思って続けている。去年に見逃したあれやこれやを今年はしっかり目撃して、写真にも残したい。

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