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112.お料理セラピー/懐かしい味再現・ニシンと茄子の炊いたん

無職になってから、定期的に実家に家事手伝いに行っておりまして、掃除したり炊事したりしてるわけですが、ナスが実をつけ始めた先月に、父から「身欠ニシンとなすの炊いたんが食べたい」とリクエストを受けました。

古い京都人には「身欠ニシン」は身近な存在らしく、「子どもの頃、イヤほど食べた」とか嫌そうな顔して言っておきながら、懐かしい「おふくろの味」なのだそうだ。祇園三条の南座横の鰊蕎麦も有名ですもんね。ハハも昔は作っていたので、アタシにとってもまあまあ懐かしい味。だけど作ったことないや。てか「身欠ニシン」ってどこに売ってるの?

近くのスーパーを何軒か回ったけど売ってなくて、でもあっさり阪神百貨店の干物コーナーにありました。普通の身欠ニシンは「米のとぎ汁に一晩浸けて戻し…。」と下準備が面倒そうで、すぐ使えるという「ソフト身欠ニシン」の方を購入。子どもの頃は「磨きニシン」かと思っていて、ピカピカ、ツヤツヤしたサカナの切り身を想像していたw

で、実際に作ってたハハは忘却の彼方に行ってしまったので、作り方をチチとネットをググる。いくつかのレシピページと作り方動画をチェック。

これがソフト身欠ニシンだ!580円でした。


固いところを除いて、4つに切りました。

沸騰した湯にくぐらせてから水で綺麗に洗う。ウロコが残っているし、結構油っぽい。

ナスは半分に切って、皮に切り目を入れる。フライパンに油を引いて、皮側を下にしてナスを並べ炒める。

鍋に水3カップ弱とニシンを入れて柔らかくなるまで煮る。ここで油とアクをとりながら煮るのだけど、パソコンやスマホ見たりとあーやこーや言いながら作っててアク取りをすっかり忘れていたw

材料全て投入完了!

ニシンの鍋に、ナスとみりん、醤油、ラカントを加えて煮込む。さてここから、どのくらい煮込めばいいのやら。
ラカントを使っているのでツヤが出ないのかもしれない、アクを掬ってないから煮汁が濁っている気がする…。エアコン入れてるからガスを早く消したくて焦る〜。まだかな?もうちょっとかな?と言いながら30分くらい煮込んだ。ニッスイのレシピページでは、調理全体の時間は10〜20分となっていたので(まじか?)もっと強火で良かったのかもしれない。
ニシン茄子は冷えたのが美味しいから、粗熱が取れたら器に盛って冷蔵庫へ。

とりあえず完成

あともう少し煮汁を煮詰めても良かったと思うけど、概ね記憶の味にできたと思う。父母とも喜んで食べていたのでヤレヤレ。次の日の冷蔵庫で冷え冷えになっていたのも美味しかった。
器は、まだ元気な頃によく通っていた五条の京焼のお店で買ったもの。


<おまけ>
懐かしの味ではないけど、庭で採れた茗荷をたくさんもらったので、甘酢漬けにした。

茗荷は、よく洗って、半分に切り、沸騰した湯で1分ほど湯がく。

保存容器に投入。

水180mL、理研の昆布だし(顆粒)、酢120mL、砂糖大さじ5、塩小さじ1/2をレンジに2分かけて甘酢を作り、保存容器に投入。
甘酢飲み干すわけじゃないので、ラカントは勿体無いから砂糖使いました。

冷蔵庫で3〜4時間おく。

きれいな色になりました^^

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