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029.実家の庭散歩。ムスカリや原種チューリップ

実家から戻りました。一息。田舎の庭付き一戸建ての暮らしもいいけど、殺伐としたオンボロマンションの一人暮らしが行儀の悪い私には丁度良い。

スマホで撮った庭の写真をいくつか。主に2024年3月29日と30日に撮影。
庭の奥が土手で(池に続いている)、そこも父の遊び場になっている。

土手の栗の木。秋には美味しい恩恵に預かっている。

その土手で、紫の可愛い花がいっぱい咲いてる!珍しい!と喜んでいたら、父曰く、「それは『ムスカリ』や。どこにでも生えとる。よその庭の園芸品種の種が飛んできて、野生化してどんどん増えてんねや」だと。

大きなツクシのよう。wikiによると単子葉植物キジカクシ科だそうです。

ウチの近所では見たことなかったと思うけどな。実家周辺は木や花を育てている家が多いので、こぼれ種が多いのかも。

野草の中では派手ですよね。

私の植物観察は、いわゆる雑草と樹木に興味が集中していて、お花屋さんや園芸ショップに売っているものは(見るのは好きだけど)そんなに興味がわかない。わかないんですが、野生化して、各々生きる場所を見つけて咲いているなら話は別。

点々と咲いているところも面白い。

実家の周りを運動不足解消に歩いていると、結構交通量の多い道路脇の植え込みのところにも咲いていました。
お花の形やつき方など、もっとよく観察すれば良かったな、といつも帰ってきてから思う。

道路の植え込みの下にキノコのような風情で咲いているのを発見。強いですね。


こぼれ種といえば、原種チューリップが畑の真ん中で芽を出したので、摘まずにそのままにしてたそうです。
こんな出来事も母に話したいんじゃないのかな、と思ったり。短期記憶はあるけれど、なんでもすぐ忘れてしまうのですよ。

左:蕾の状態/右:三日後には咲いてました

葉がヘビみたいで野生味あって面白く、どんな花が咲くのかな、と楽しみにしていたら、三日後くらいにあっさり咲きました。なんだかエキゾチック。

チューリップというよりユリっぽい。おしべはチューリップですね。

ユリノキの名前の由来について、海外ではチューリップに似た花をつけるので「チューリップの木」と呼ばれたが、日本ではチューリップがどんな花か知られていなかったので「百合の木」と呼ぶことにした、とどこかで読んで、「チューリップと百合って全然違うやん」と思ったのだったが、この花を見て、似てる!って思った。

左:ユリノキ/右:ユリノキの花(2023年4月撮影)

んで、ムスカリもチューリップも球根じゃなくても、とんできた種で増えるんだね、とも思った。庭の中には、この他にもいつどこから来たのかわからない植物がいろいろある。植物の生存戦略の多様性と面白さ、見た目可愛いのにえげつない図々しさ。見習わなくっちゃ。

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