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親を気にかける
母が手術をする。
私はあまり心配していなかったけれど、母と手術のことについて話すとハッキリとは言わないが、母の中で色々不安が渦巻いているのが言葉の端々から伝わってきた。
亡くなった父は昔から様々な福祉団体で仕事をしており、頭の回転が早い人だった。
母は父になんでも相談していたし、頼りにしていた。なんなら父に依存しているようにも見えていた。
そんな父を亡くして、母は大丈夫だろうかと心配している。そして決断に困ると私に連絡が来るようになった。母は自分のネガティブな感情をストレートに言葉で表さない。遠回しに控えめに言う。なんだか感情に蓋をして生きてきたように見える。
母の手術を通して母のことを気にかけていかないといけないと感じた。若かった母がいつの間にかシニア世代になったんだな。
母の老後のことを考えて不安になることもあるけれど、今は母は元気なので、未来ではなく今を見て生きていきたい。