父へ伝えたいこと
お父さん、沢山自分で作ったCDを私にくれたのに、もらうだけでほとんど聴けずにいてごめんなさい。
亡くなってからお父さんが作った曲を聴いて涙が止まらないよ。
凄くしっかり作っていたんだね。
心に染みます。
なんだか聴くだけでお父さんが近くにいるみたいだよ。
生きている時に聴いてお父さんに感想を伝えたかったって今更になって思っています。
これからは残してくれた曲たちを聴きながら生きていきたいと思ってるよ。
ありがとう。
自分勝手な娘でごめんね。
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私の父は昨年急に倒れて亡くなりました。
父は産まれながら身体障害を持って生きてきました。
今でこそ大したことではないと思えますが、物心ついた時から私の父はみんなの家のお父さんと違うと思うようになり、父を見られることが恥ずかしいと思っていました。
外出すると障害を持った父に周りの人の視線が集まっている気がして、家族で外出するのが大嫌いでした。
そんな父は音楽が好きで、昔から亡くなるまでMIDIでカバー曲を作るのが趣味でした。
私が大人になって家を出てからもCDをくれたけど、自分しか見えていない私は一切聴く気にならず放置していました。後悔。
父と私はよく似ていて、父と話せば私が喧嘩をふっかけてしまう関係性でした。
ひどい娘だったな。ひねくれてたな。
今思うと素直になれなかったんだなって。
その時私は一人悩み苦しんでいたからいっぱいいっぱいだったことも事実。
父が凄い人だったと気づいたのも亡くなってから。
父への思いが溢れた時はここに記していきたい。父の曲を聴いたら猛烈に気持ちがこみ上げました。