5)渡航二日目 Baguioの飯~ポークチョップ~
これまでのフィリピン飯の印象
フィリピンについては10年近く前に卒業旅行で１週間滞在したことがあった。
マニラと、そこからバスとボートで計４時間程度で行けるプエルトガレラという海辺の街に行った。
その際の飯の印象としては、何もなく、フィリピンローカルフードを求めても、何やらよくわからない牛の肉の煮込んだようなものと、パサパサのライスが出てくるといった印象であった。
とにかく安いが、食文化が豊かな国ではないのかな、と思っていた。
そんな中で、美味しいと感じたのは唯一３つだけで、
①ジョリビー＠マニラ
別記事にて記載の通り、ジャンクなチーズバーガーにたまらない思いだった。
②観光地のハンバーガー（簡単なバーガーだが、パティがしっかりしていて美味しく感じた。）＠プエルトガレラ
確か値段が安く、150円程度だったような印象、それも嬉しかった。、
③ロミ（どろどろのスープ麺）＠プエルトガレラ
これも確か200円程度？安くて美味しかった。
二郎のようなドロドロした何かの骨肉のスープに太麺が入っている。
スーパーでロールに成っているような薄いビニール袋にスープと麺を入れてくれたのが、当時の自分には驚きだった。
最近知ったが、ロウ（日本の漢字変換では出ない）麺とかいて「ロミ」にが派生したもので、フィリピンローカルでは無いらしい。
東南アジアの広域で現地にカスタムされながら食されている。
まあ、総括として、私の印象では上記以外はホテル飯含め不味く、
ローカルにも大したものはないのかな、と思っていた。
改めて今回 ローカル飯を求めて
３BUHostelの近くでランチを探して歩いた。
昨日は移動が多く、疲れていたのでホテルから出たのは11時頃だった。
Google mapにて近場の定食を出すような店を見つけた。
そこまで徒歩10分程度で、歩いていくことにした。
道中、Mapに乗っていないようなお店もいくつか見かけ、
そりゃ全部が全部、WEBに情報を載せているわけでは無いか、と思いつつ。
私は見知らぬ土地で良いご飯を探す際は、Google mapをよく使うが、
こと海外となると、それ以外にも「現地の人で賑わっている、雰囲気のいい店」に良店が多いように思っている。
Soledad’s Fast Food
目的の店だったが昼時少し前だったが店内は賑わっていた。
この近くに病院がいくつかあるので、そのスタッフと思しき看護服・医療服の客が多い。
店の入口側にパーテーションがあり、作り置きのフードがいくつか置かれている。一瞥してうまそうだと思ったが、けっこう混んでいる中で、
言葉知らぬ外国人が値段とメニューの説明を依頼するのは忍びなく思い躊躇した。
頭上に掲げられたメニュー表に「Pork chop with Rice」の記載があり、
まあこれで良いかと思い注文した。
前回フィリピンに来訪時に食べた煮込み肉もこれのことだったのかな、こういうメニューがポピュラーなのかな、など思い、注文した。
115PHP 295円（2024/8レート）。
支払いは後のようで、席について待っててと言われた。
緑のペンキで塗られた店内で、一番奥の席に座る。
従業員の手洗い兼食器洗いどころと、テラスと言うかフロアの突き出した領域の近くに座った。
Baguioは標高1500mで避暑地。傾斜の多い山間に街を切り開いて出来ている。
ここから見える形式も700ｍほど離れた対面の傾斜に立つ家々が見える。
悪くない景色だ。
初日は夜についたので気づかなかったが、
傾斜にカラフルな建物が無数に乱立しており、その彩りとリズムが独特な美しさを作っている。
個人的にはペルーなどの南米の町並みにこういった景色を想像していたのに近い。
さて、５分程で食事が到着した。
先にライスと、味付け用の醤油（？）、ライムのスライスが提供された。
その後にポークチョップ、そして更に後にスープが届いた。
あれ？と思ったのだが、
ポークチョップじゃなくないか？
フライドポークじゃない？？
まあ、いいや。
食べてみると、フライはさっくりしており肉も味気があり、美味しかった。
私は卓上調味料などが大好きなのだが、
このライムと醤油の組み合わせも嬉しかった。
これをつけると、さっぱりとした旨味と塩味を足すことが出来る。
スープはシンプルなコンソメだが、美味しい。
ご飯はパサパサだが、炊いてから時間が長く経過していないようで、
好みとは違うがそれなりに美味しい。
感想 ローカルには美味しいものがある？
ここでいただいたご飯が美味しかったので、
私は大いに安心した。
フライドポークはここでしか食べられない特別な一品ではないが、
それなりに美味しく、ローカル価格で食事が取れることが嬉しかった。
この後も、ホテルやFC店ではなく、
ローカルの高評価の店を開拓していこうと思った。