もしも夢が叶うなら…
クリスマスだから、少し勇気を出して。
思い切っていってみよう。
もしも夢が叶うなら、
私は自分の店を持ちたい。
いつしかだろうか。
ぼんやりそんなことが頭に浮かぶようになった。
小さい頃の夢はケーキ屋さん。
お花屋さんもいいななんて思って、
お花とケーキ、両方あるお店でいいじゃん!て思ったっけ。
だけど、いつしか「諦める」のが大人だと思っていて。
夢を追いかけるなんて生産性がない。
周囲にわかりやすく褒められる大人になるのが「良いこと」なんだ。そう思うようになった。
目に見える形で成果が出ないものを追い続けるのは、難しい。
それよりも安定をとるのが安パイだ。
だから○○屋さんになるなんてことは忘れて、
勉強を頑張って、就職して、いい人と結婚して…
それが素晴らしい人生なんだろうと思っていた。
それなのになぜだろう?
私は今、ひとます雑貨家さんをやっている。
(note内の架空のお店だけれど)
忘れたはずの、○○屋さん。
諦めたはずの、生産性のない夢。
私は、どうやら”自分の場所”を求めているらしい。
そしてその”自分の場所”にみんなが集う幸せを描いている。
あぁ、もしこの夢が叶うなら、
やっぱり自分のお店を持ちたい。
現実世界にお店を持つなら、
ひとます雑貨家さんとは少し変えたい。
今やりたいと思っているのは、手紙屋さん。
昔から手紙を書くのが好きで、過去の手紙はほとんど手元に残してある。
便箋・封筒・ハガキもいつか送る誰かのために、
一番いいものを選びたくて沢山ストックしている。
一瞬でことばを届けられる時代だけど、
だからこそ時間をかけた言葉は重みが増す。
書いて、送って、届くまでの物語がある。
時には言葉がかえってくるなんて奇跡も起こる。
当たり前のことを、当たり前じゃないと感じさせてくれる、
そんな手紙が大好きだ。
noteでのやり取りは手紙のそれに似ていて。
つながる奇跡にいつも心震えている。
自分が本当にお店を持つならと考えた時、
手紙がとっさに浮かんだのは、noteを続けてきたからだと思う。
手紙を書くための便箋達と、ちょっとした贈り物になりそうな雑貨。
手紙を書く机と椅子があるお店なんてどうだろう?
お手紙を上手く書けない人もいるだろうから、
そんな人を助けてくれることばの本が並んでいてもいいかもしれない。
手紙の書き方だけじゃなく、詩とか短歌とか。
誰かの言葉を借りて想いを伝えるのも、手紙だと思う。
そして私は欲張りだから、
手紙屋さんの横になんでもスペースを作りたい。
できればギャラリーに使えるところがいい。
作家さんたちの作品を展示していろんな人に見てほしい。
もうギャラリーに呼びたい作家さんも決めている。
あぁ、本当にこんな場所が作れたら…
私はこんなふうに夢を語るだろう。
そう思って書き進めたら、一気にここまで書いてしまった。
手を止めず、スラスラ出てきたということは、
やはり心の奥底に秘めた本望なんだろうなぁ。
実はほんの数人、この夢を話した人がいる。
母と、旦那と、友人と。
誰一人、否定しなかった。
それどころか、いいじゃん!実現しよう!と喜んでくれた。
あぁ、やっぱり実現したいな。
ノウハウなんて何一つわからないけど。
少しずつ必要そうなものに触れてみよう。
いつかその夢が、カタチになるように。