ズボラだけど、味噌は仕込む。

こんばんは。
ここのところ温度差が激しいですね。
噂に聞く「三寒四温」というやつでしょうか。
春の足音を感じます。


さて、そんなある日の我が家。
この時期大事なミッションを遂行しておりました。

それがこちら。

お豆の大群!

手作り味噌の仕込みでございます。

実は小学生の時、2回味噌を作った事がありまして。
最初は学校の総合学習で自分達で育てた大豆を味噌に、もう1回は生協の「手作り味噌キット」を実家で仕込みました。

市販の味噌と違って少し粗く、粒の残った味噌。
自分達で作り、何ヶ月もその出来上がりを心待ちにしていたということもあり、その美味しさは何倍にも膨らみました。

またあの美味しい味噌に出会いたい!

そう思いつつもなかなか機会がなく、その願いさえも忘れかけた頃。
今の家に引っ越してきて、見つけてしまったんです。
キッチンの床下収納を。

「あぁ、これは味噌を仕込むのに最適だ!」


そうして始まった我が家の味噌作り。
昨年仕込んだものは半年ほどでいい塩梅に仕上がり、もうほとんどなくなってしまいました。

さぁ、今日は2年目の仕込み。
今年も生協のキットにお世話になります。

一晩水に浸けた1キロの大豆をぐつぐつ、ぐつぐつ。
昨年は実家と合わせて2キロの大豆を3時間ほど煮込んだので、とても大変でした。今回は1件分なので少し楽かな。

吹きこぼれ警戒中。
(あ、掃除してなかった…)

大豆が煮えるのを待つ間に、こうじは塩とよーく混ぜます。これを「塩切りこうじ」というそうです。

まっしろ美白の塩切りこうじ

大豆が親指と小指で簡単に潰れるほどになったら、熱いうちにせっせと潰していきます。すりこぎやマッシャーで潰す方法が一般的かと思いますが、我が家は楽をしたいので、ジップロックに緩めに入れて足でふみふみ。

丸いお豆とつぶれたお豆。

完全につぶし切るときれいな味噌になりますが、少し潰れていないお豆が残っているのがうちの好み。出来上がった味噌に残ったお豆を見つけた時、我が家ではそれを「当たり」と呼んでいます。いい塩加減のしょっぱいお豆なんですよ〜


ささ、どんどん進めますよ。
大豆の煮汁(種水)を塩切りこうじに混ぜて馴染ませます。サラサラだったこうじがねっとりまとまるようになってきました。つぶつぶ感が気持ちいい〜

種水をまぜたつぶつぶ麹。

ここまで準備ができたら、いよいよ大詰め。
塩切りこうじ、つぶした大豆、種味噌(発酵しやすくするための出来上がった味噌)を混ぜていきます。

ここが一番の力仕事!
偏りがないように、種水で硬さを調整しながら混ぜていきます。この時点で少し見た目は味噌っぽくなってきたのがわかりますか?

あ、つぶれてないお豆さん!

混ぜ終わったら予め綺麗にしておいた容器につめて、塩を振りかけて…
仕込み完了!やったー🙌

大きい容器は、重石を入れてじっくり寝かす用。ジップロックはこの後ぬるま湯で温めたりして、早く発酵させる用。いや〜よく頑張りました。

発酵前の我が子とパシャリ。


最近体がだるく、もやもやしていましたが、ただ美味しい味噌のことだけを考えて仕込みをしていたら、少しスッキリしました。無心になる時間って、大事ですね。

さて、美味しい味噌との出会いは半年後ですが、どうやら味噌の発酵中には「味噌たまり(上澄み液)」というものが発生するそう。この上澄み液がたいそう美味いとか✨

昨年は液漏れで味わえなかったので、今年はこの味噌たまりをゲットするのが目標です。

1こだけでなく、2こ美味しい味噌作り。
今年はどんな出来になるのか、楽しみです☺️

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志麻/shima
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