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滝夜叉丸しか上級生を覚えていないオタクが、忍たまの映画を観たときの話。
忍たまのキャラ、うろ覚え。
忍たまのアニメを最後にリアルタイムで見たのはいつだったのか、正確に覚えていないんですよ。
約十年前だった気もするし、もっと前だった気もします。
そんな調子なので、登場人物の名前と顔はうろ覚え。
どれくらいうろ覚えかというと、生徒は一年は組以外、滝夜叉丸しか覚えていない。
高校のときに友達の何人かが「六年生が好き」と言っていた記憶があるから、きっと六年生が人気なのでしょう。
でも私は、六年生の名前も顔も誰一人思い出せない。
学校の先生は、山田先生、土井先生、くノ一の山本先生、学園長だけ覚えている。
あとは、利吉さん、小松田さん、ヘムヘム、食堂のおばちゃん、稗田八方斎。
どうです? なかなかのうろ覚えでしょう?
履修
そんな状態でしたが、SNSで毎日のように「忍たまの映画『ドクタケ忍者隊最強の軍師』は最高だぞ」という内容の投稿を見かけるため、実際に映画を見てみることにしたんです。
調べたところ、ファンの方が「過去作を履修するなら旧映画(全員出動の段)がおススメ」とSNSに投稿しているのをいくつも発見。
旧映画をチェックすることにした……のですが、仕事やら何やらで時間がとれず、結局チェックできませんでした。
「公式ホームページのキャラクターの欄に目を通しておけばどうにかなるよ」という投稿もちらほら見かけたので、映画を観に行く前日の夜にホームページを見てみることに。
双子だと思っていたら……
キャラクター欄を見ている最中に双子のキャラを発見したのですが……苗字が違う!? 双子なのに何で!? 複雑な家庭の子なの!?
謎が膨らみました。
もう寝ないとまずい時間だったので、明日の朝に一緒に映画を観に行く予定の親友に聞いてみることにしたんです。
そして見事に聞くのを忘れ、映画に双子が登場した瞬間「あ~~~何で苗字が違うのか聞くの忘れた~~~!」と内心叫びました。
映画が終わった後、親友に双子のことを聞いてみました。
「ねえ、あの双子は何で苗字が違うの?」
「あの二人、双子じゃないよ。赤の他人同士だよ」
私が新年早々うっかり公共の場で出してしまった大声は「双子じゃないの!?」でした。
「片方が変装の達人で、もう片方に変装してるの。変装してる方は素顔が一切明かされてないんだよ」
私の想像の斜め上どころか成層圏より上の説明を受けました。
学園にいない別の人に変装し続けた方が人違いされることもないだろうし、便利なのではないだろうか。
でもクラスメイトに変装しているということは、何かしらの理由があるのだろう。
好きな同性の真似をする子ってたまにいるけど、それの行き過ぎた感じなのだろうか。
だとしたらアレか? 現代でいうところの強火オタクか?
というかそもそも、顔を真似されている方は気にならないのか?
謎は膨らむばかりでした。
天鬼と六年生の戦闘シーン
映画を観たときに特に感動したのは、六年生と天鬼の戦闘シーン。
冒頭に書いたように、私は六年生のことを何も覚えていません。
でも「六年生は弱くないはずなのに天鬼が強すぎる」ということはすぐ分かりました。
また、少しダークな話になってしまうのですが……。
私は自他ともに認める現実主義者だからか、バトルシーンを見ていると「片目を潰せば距離感が狂って攻撃が当たりにくくなるだろうから、相手の片目を潰せばいいのに」と思ってしまうことがあるんですね。
そうしたら、本当に天鬼が一人の生徒の目を指先で突こうとしていたので驚愕しました。
え!? この映画は大人向けな仕上がりだけど、元はファミリー向けの作品だよね!?
ファミリー向けの作品で大人が子供に対して目潰ししようとするの!?
髪を掴むのも首を狙うのもそうだけど、ガチじゃん!!!
目潰しに興奮する自分がいました。
※目潰しが未遂に終わって良かったです。
私はその後、何回も映画を観に行くようになるのですが、このアクションシーンが見たくて見に行っていると言っても過言ではありません。
六年生の武器が多種多様で見ていて飽きないですし、あの緊迫感を味わいたくなってしまうんですよね。
早くBlu-ray化されることを願うばかりです。
「全員出動の段」で○○○に懐かしさを感じる。
親友と別れた後、帰宅して、旧作の「全員出動の段」を見てみることにしました。
見た後の率直な感想は「ファンの人が『履修するなら全員出動の段』と言っていた意味が分かった!」。
タイトルの通り、登場人物が満遍なく登場しています。
「こんなキャラいたなぁ!」の連続で、大人キャラに関しては完全に全員のことを思い出せました。
しかし、旧作を見ても滝夜叉丸以外の上級生は誰一人ピンと来ませんでした。
私よ。なぜこんなに滝夜叉丸のことだけははっきり覚えているんだ。
実は子供時代の推しだったのだろうか。
しかし、私の子供時代の推しの傾向に「ナルシスト」は全く当てはまっていない。
本当に何なんだ。
唯一ピンと来たのは……誰より戦闘に向いており、作中で最も重量級と言っても過言ではない……その名は。
ユリコ。
いま「何でユリコなんだよ!」と心の中でツッコんだ方がいらっしゃるかと思います。
でも、私は本当に「ユリコ」という名前を聞いたとき、懐かしい気持ちで胸がいっぱいになったんです。
ユリコ。そうだった。貴方は大砲だったな。
あ、違う、石火矢か。
持ち主は……こんな子だったかな?
持ち主の名前と顔を見ても全くピンと来ませんでした。
その数日後、生徒の名前を暗記しようとしているときに、あることに気がついたんです。
初めて映画を観た後、私は六年生を「槍を使っていた子」「ヌンチャクを使っていた子」「紐の先端に刃物がついた武器を使っている子」「苦無を使っている子」「石を投げている子」「爆発物を投げている子」と記憶していました。
そう、全部武器なんです。
私は過去に別の漫画やアニメでも、同じく武器でキャラを覚えようとしたことがあります。
きっと、私は自分が思っているより武器が好きなのでしょう。
ユリコは武器です。
まごうことなき武器です。
だから私の記憶の片隅に存在していたに違いありません。
そういえば子供の頃「滝夜叉丸の武器って他のアニメで見かけない形だし、何か好きだな」と思っていた記憶があります。
……そうか! そういうことだったのか!
何か好きな武器を持っているキャラだったから、滝夜叉丸のことだけよく覚えていたのか!
その後、大阪日帰り旅行を尼崎日帰り旅行に変更したり、ほぼ毎週のように映画館に通ったりと、怒涛の勢いで忍たまにハマっていきました。
私が初めて映画を観たの、1月3日ですよ。
まだ一か月も経っていないんです。
ちなみに、この前「時代劇専門チャンネル」で放送されていた忍たまのミュージカル第6弾を観たら面白かったので、5月に上演される第15弾のチケット抽選に申し込む予定です。
「不運」ではなく幸運が発動して、無事にチケットが当たりますように。
終
筆者の告知
※下記は忍たまの話とは無関係の筆者の告知です。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
筆者ですが、東京都で怪談イベントを主催します。
怪談イベントとは、実話怪談(本当にあった心霊話)の語り手たちが、取材した実話怪談を一人ずつ語っていくイベントです。
当イベントでは、猫に関する実話怪談と、車に関する実話怪談を聴くことができます。
猫が酷い目に遭わない実話怪談のみを語りますので、猫好きさんはご安心ください。
また、タイトルに2とありますが、1からの続き物ではありません。
2からでもお楽しみいただけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738158575-TBDdHX7tzYkhivgxU8jAqrZR.png?width=1200)
イベント名:猫怪2
出演:有野優樹/卯ちり/詩真/雅/沫
2025年2月22日 (土)
開場︰18時40分/開演︰19時/終演:21時予定
チケット代︰2600円(当日現金払い)
会場:コミューンΧ 洋室(東京都墨田区両国二丁目10番11,14号)
ご予約:下記の注意事項をご覧の上「お名前(ハンドルネーム可)」「人数」を主催者のXのDMにお送りください。
主催者のXはこちら。
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以上です。 イベントに関する質問なども気軽にDMからお送りくださいませ。
もし興味がございましたら、ぜひ!
お会いできるのを楽しみにしております!