見出し画像

2024.7.12|2024‐25 B1 新外国籍&アジア枠&帰化まとめ②(7月12日時点)

Bリーグ各クラブの編成作業も佳境に入り、移籍マーケット(ストーブリーグ)も後半戦に入ってきている。B1に所属する24クラブの合計ロスター枠(1クラブあたり特別指定・U22除く13名)の312に対し、7月10日時点で284選手が発表されており、全体の91.0%が確定している状況だ。
外国籍枠(1クラブ3枠)に限っていえば、合計72枠中64枠が確定しており、こちらは88.9%となっている。
ぺリン・ビュフォードやベン・ベンティル、アレン・ダーラムといった昨シーズン以前からBリーグでプレーしていて、まだ新しい所属先が決定していない選手もおり、残りの枠に彼らが収まる「大型移籍」が発生するのか目が離せない。

※第1弾(7月4日までに)発表された新加入選手(Bリーグ初参戦の選手)については、こちらの記事をご覧ください。

7月12日時点では外国籍&アジア枠の新加入(移籍)選手は39人いるが、Bリーグ内における移籍、または過去にBリーグ在籍歴ある選手がそのうち26人となっており、まだ日本国外からの加入は13名となっている

本記事では7月12日時点で今シーズン初めてBリーグに参戦する選手たちをまとめてみた。
※7月13日以降に発表された選手に関しては、第3弾以降に執筆、公開する予定

外国籍枠(7名)

ヤニス・モラン(秋田ノーザンハピネッツ)

Yannis Morin
国籍:フランス
ポジション:PF/C
身長/体重:207cm/108kg
生年月日:1993年8月31日
期待度:A+

ユース時代はフランス国立スポーツ研究所が保有するフェデラルバスケットボールセンターでプレーしたエリート。その後は主にフランス1部リーグでプレーし、2018年にはフランスリーグ優勝にも輝いた。フランスリーグオールスターには昨シーズンを含む3回選出されており、2021年にはフランス代表も経験した。
2023-24シーズンはフランスのコラールでシーズンを終えた後にスペインのムルシアで短期間プレーし、スペインリーグのファイナルにも出場している。昨シーズンのフランスでのスタッツは14.3得点、7.1リバウンド、2.1アシスト

クラブは『オフェンス面では機動力があり、ピックアンドロールやトランジションからの得点が期待できます』、『堅実かつアグレッシブなディフェンス、ブロックも得意な選手であり、秋田のディフェンスの要になってくれることを期待しています』、『ライスナー選手、メコウル選手との組み合わせバランスも非常に良く』などとコメント。メコウル獲得時のコメントにも「ピックアンドロール」という単語が出てきており、両選手ともに熊谷や小栗といったPG陣との組み合わせを意識した獲得なのだろう

プレー映像を見てみると、アスレティックな動きのインサイドプレイヤーで、平面のスピードもジャンプのスピードもあるように見える。3Pはここ数年ほぼないためアウトサイドシュートは期待できないものの、ピック&ロールからのリムアタックは強烈。ポケットパスを受けて少しリムから離れた位置からダンクまで持っていく力強さがあり、クラブのコメント通りのオフェンスが期待できそうだ。ディフェンス面ではリバウンダーやリムプロテクターとしても機能しそうだし、アグレッシブなハピネッツのスタイルに合いそうなイメージを持った。


ディー・ジェイ・ホグ(千葉ジェッツ)

D.J. Hogg
国籍:アメリカ
ポジション:SF/PF
身長/体重:207cm/108kg
生年月日:1996年9月3日
期待度:A+

NCAA Division IのテキサスA&M大学で3年までプレーしたのち、2018年のドラフトでは指名されずGリーグで3シーズンプレーし、いずれも平均10得点以上を記録。フランスでのプレーを挟んでオーストラリア(NBL)に渡り、2022-23シーズンにはオールNBLセカンドチームにも選出された。
昨シーズンはシドニー・キングスでプレーし、肩のケガがありながらも15試合に出場、平均14.2得点、5.4リバウンド、3.1アシストをマークした。

ここから先は

6,276字
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?