brian the sun はもっと売れるべき
久しぶりに尖っててかっこいいロックバンドを見つけた。最近のバンドの中でも新しいな、と思うところが2つあったバンド。
brian the sun。
この曲とにかくかっこいい。
① ベースについて
ベースが歌モノの後ろでかっこいい曲は多い。
よく流行は繰り返すというけど、ベースについては今、かつてなく個に目を向けられる時代になっていると思う。
それはもう有名なベーシスト、kenkenやハマオカモト、亀田誠治といった方々がいることが大きいが、どのバンドも上手いし、目立つことが増えたって感じる。スラップを難なく入れてたりするバンドの多いこと。
そんな中、この曲はロックのベースで、フレージングがとても良い。ドラムとの絡みが絶妙でうねりがでてる。
目立ちすぎる、とシンプルの間の丁度良いライン。歌メロと絡むことで曲自体が際立っている。(ギターも歌裏で単音で弾くフレーズが良い)
② 物憂げな声とメロディ
ベースの話ばかりになったが、歌とメロディの物憂げな感じが何より個性を出してる。底抜けに明るくない、そこがとても良い。声にメロディがマッチしてるからそうなるんだと思う。誰にでもできるものじゃない、才能。
前述のベースとドラムがある中でギターも2本で高度なカッティングとフレーズが混ざり合っている。そんな中で歌が埋もれないのはこの個性があるからこそ。
演奏のかっこいいバンド、のイメージにならないのだ。
メジャーデビューして、ミドルテンポの作品がリリースとしては目立っているが、核となる魅力は変わっていない。3月のライオンのEDに使われたり、今伸びてきているはず。
年明けにもアルバムを出したばかりということで、この先また跳ねそう。これからもかなりの注目株。