【まだ間に合う】子どものクリエイティビティを高めるクリスマスプレゼントを考える会議
あっという間に今年も師走。先生に限らずみんなが忙しく走り回る年末ですが、なぜ12月はこんなに忙しいんだろう……と考えると、その理由のひとつは失敗できないプライベートなイベントが密集しているからかもしれません。そして「失敗できないプライベートなイベント」の代表はやっぱりクリスマス。カップルはもちろん、子どもがいる家庭は、パーティーにプレゼントに……と考えなくてはいけないことがたくさん。そろそろ準備を始めないと、とあせり気味の親御さんも多いのでは?
そこで今回、しくみデザインのクリエイティブ教育ラボではクリスマス特別対談を企画しました。クリエイティブ教育ラボ所長の中村俊介に加え、プログラミング学習用ロボット「PETS」を開発する秦 優(はた・ゆう)さんと渡辺 登(わたなべ・のぼる)さんの3人のテックなお父さんが「子どもたちがクリエイティブになれるクリスマスプレゼント」を考えます。デジタル知育ツールを日々追いかけるテックサンタたちが選ぶクリスマスプレゼントは一体何でしょうか?
しくみデザイン クリエイティブ教育ラボとは?
しくみデザインは福岡のデジタルとクリエイティブの会社です。街中や施設にあるデジタルサイネージを作ったり、アイコンに触るように動きで音楽を奏でられる新世代楽器「KAGURA」やiOSで動くビジュアルプログラミングアプリ「Springin’(スプリンギン)」などを開発しています。クリエイティブ教育ラボはデジタルネイティブ世代が「何かを創りたくなる」気持ちを育むことを目的とし、世界中の子どもたちがクリエイティブになれる方法と環境を研究、そして実践する社内研究組織です。
株式会社しくみデザイン ウェブサイト
http://www.shikumi.co.jp/
テックサンタたちのプロフィール
秦優
株式会社デザイニウムCOO。株式会社for Our Kids Co-Founder。3歳の1人娘がいる。子育てやPETSの開発を通して、子どものクリエイティブ教育に興味を持ち、最近はそれがライフワークになっている。
渡辺登
合同会社ワタナベ技研 代表社員。株式会社 for Our Kids Co-Founder, Learning Director。株式会社アフレル Adviser, Learning Director。またNPO法人WRO Japanの理事、事務局長として国際的な自立型ロボットコンテストを支える。
中村俊介
株式会社しくみデザイン代表取締役CEO。芸術工学博士。大学生の時に建築CADを開発するアルバイトを通じてプログラミングを身につける。大学院生の時に体の動きで演奏するメディアアート「神楽」(後のKAGURA)を制作、特許も取得。博士課程修了後そのままの流れで株式会社しくみデザインを設立して今に至る。5歳の一人娘がいる。
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中村:というわけで編集者からもらった話題が「プログラミング教育に役立つ、そしてクリエイティビティも高めるクリスマスプレゼント」ってことなんですが……。
秦:最初この対談のオファーもらったときに、いやー、また難しいネタを振られたなぁ、と思いましたよ(笑)
渡辺:せっかくなので一緒に読み物を作れたらいいね、という話はしてたけど、早速こういうネタを振られるとは。僕らも立場がありますからね(笑)
秦:プログラミング学習用のロボットを作ってるんですからね、僕ら!(笑) そりゃPETSが一番いいよ、みんな買ってね! って言いたいところだけど、それ言っちゃうとこの対談終わっちゃうでしょ。
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PETS(株式会社for Our Kids)
マス目の書かれたシートの上を、スタートからゴールまで、時には障害物をよけながら目指して、背中に「前に進む」「右を向く」「繰り返す」などの命令を表すブロックを差し込むことで動きを制御できるロボット。第11回キッズデザイン賞を受賞。対象年齢は3歳後半から。PETS for Homeは21,600円。購入はこちらから。
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中村:僕もPETSのファンなので、いろんなところで勧めてるんですよ。その良さはもちろんわかってるんです。その上で今日はPETSを作っている人たちが今注目している知育おもちゃとか、クリエイティビティを伸ばす子ども向けツールを知りたいなぁと。プログラミング教育が話題になるようになって、そういうツールが話題になることも増えたし。どれを買っていいのかわからないのと言うのもあると思うし。どうぞよろしくお願いします!
はじめは子どもと一緒に取り組めるものを
中村:早く具体的なモノの紹介をしたほうがいいと思うんですけど、その前にどうしてもひとつ前提として話しておきたいことがあるんですよね。クリスマスプレゼントって子どもが欲しがってるものをあげるのがオーソドックスじゃないですか。でも今日僕らが話すのは、子どもに対してクリエイティブになってほしいって親の願いを込めたプレゼントのことを考えるんですよね。教育的な観点が多分に入っている。となると「はい、これクリスマスプレセント!」って渡すだけでは成り立たないですよね。
渡辺:そう。当たり前ですけど何かを買い与えるだけでは育ってくれませんからね。それだったら子育てにこんなに苦労しなくてもいいわけで。
秦:そこですよね。そこにひとつハードルがあると感じていて。創造性が高い子どもに育ってほしいとか、論理的に考えられるようになってほしいとか、そういう気持ちを持っている親って多いと思うんですよ。でもそれってどうやって育てたらいいかわからない。だからそういうおもちゃとか教材を買い与えようとするんだけど、そのときに「これ、私が理解できるかしら?」って躊躇しちゃうんですよね。そうなるともう子どもと一緒に楽しむことができなくなっちゃうんですよ。
渡辺:きっかけづくりも兼ねて、やっぱり最初は子どもと一緒に取り組まないとね。
秦:で、そこで説明書読んで……って大変でしょ? だから最初は複雑なことができなくても、説明書なしで取り組めるような、具体的なモノが最適だと思うんですよ。僕はレゴがすごく好きなんですけど。なんでかって言うと特に説明書を読まなくても、触りながら学んでいけばいいわけですよね。自分が作りたいものを作るにはどのブロックを組み合わせればいいかとか、そのブロックが自分の持っているレゴの中になかったときに、持っているブロックでどうにかして作れないか、とかね。
中村:レゴは偉大ですよね。
そこまで工夫しなくてもそれなりの体験が得られる「モノ」のよさ
秦:第一歩を子どもと一緒に踏み出そうとするんだったら、ソフトウェアというより具体的なモノのほうが向いていると思う。最初だけ一緒に取り組んであげれば、あとは勝手に子どもたちが覚えていきますからね。そこから先は一人でも、友だち同士でも、それこそ近くにいる詳しい人でもいいわけで。
中村:早くまわりの詳しい人に任せたほうがいいですよね。
秦:そうそう。自分がどうだったかを考えてみるとわかると思うけど、いつかは親は子どもの興味あることについていけなくなるでしょ。で、いつか「何やってるのかわからない」って諦めざるをえないわけで。で、どうせ着いていくのを諦めるんだから、「諦めるなら早く諦めたほうがいい説」を僕は唱えたいと思います。
中村:「早く諦めたほうがいい説」(笑)。
秦:だってそうでしょう。子どもを自分の世界にとどめておこうとするのは本当によくないですよね。で、大きくなってから急に手放したとしても、その頃には自分で考える習慣が育っていないから周りに流されるだけだしね。
渡辺:なぜモノがいいか、って話題に戻ると。課題が具体的だとモチベーションを持って取り組めるじゃないですか。確かに頭で空想して、論理的に考えて……って大切な能力なんだけど、それはいきなり取り組むものじゃないと思うんですよね。まずはフィードバックがダイレクトに来るものからスタートするのがよいと思う。モノがいいのは、そこまで工夫しなくてもそれなりの体験が得られるし、体験によってアイデアをどんどん増幅することができるところだと思いますね。
中村:親も大変ですよね。子どもがつまづいたときに、それを一緒に考えようとすると、どこでつまづいたかを知るために、子どもの頭の中をトレースしないといけないから。それを把握するのって結構難しい。
渡辺:その点モノがあればわかりやすいですよね。あとは指先を使って何かを組み立てると、それによって脳が刺激されて新しい考えが浮かんできやすいですよ。レゴはその辺を踏まえてブロックを使った教育をやっていますけどね。
中村:僕もレゴファンなので、レゴがいいと思いますよ。でもせっかくこの座組で話した結果が「やっぱレゴでしょ!」ってなるのは、読んでいる人は「え?」ってなりますよね(笑)。
秦:レゴがいいくらいは知ってるよと(笑)
渡辺リコメンド:WeDo
中村:「プログラミング教育とレゴ」といえば、マインドストームが浮かぶ人も多いと思いますが。
渡辺:マインドストームはプログラミング教育というよりは、ロボティクスって感じですが。うちも子どもにマインドストームを買ってあげましたね。小学校3年生くらいのときかなぁ。
中村:マインドストームはすごくいいんですけど、ただ結構な値段するじゃないですか?
渡辺:現在家庭学習用で売っているEV3は税込で6万円を超えてくる感じですね。対象年齢も高めではあるし。だけど、もう少しお手軽なのもありますよ。例えばWeDo(ウィードゥ)。
YouTube : Introducing WeDo 2.0 (LEGO Education)
中村:WeDoもレゴを組み合わせて、それにモーターやセンサーを付けて、プログラミングで制御して……ってやつですよね。マインドストームよりプログラミング教育に寄った製品かもしれない。
渡辺:プログラミングに使うソフトウェアは、パソコンでもiPadでもAndroidタブレットでも動きます。ブロックを組み立てるようにプログラミングができるから入門用にはオススメです。
中村:WeDoはどこで手に入るんですか?
渡辺:Amazonで売っているのは並行輸入品ですね。僕がアドバイザーをやっている株式会社アフレルのオンラインストアから買ってもらえるとWeDoの基本セットはもちろん、日本語のテキストセットもついてきます。
中村:じゃあ絶対そちらのほうがいいなぁ。親も楽だし。
渡辺:あとはまだこれは日本で正規流通は始まっていないんだけど、レゴの教材で最新のプロダクトとしてはBOOSTってのもあります。
中村:WeDoよりはもうちょっと対象年齢層が高そうですね。あとウェブサイトに載っているサンプルが可愛い。ネコとか。プログラミングロボットとしていうとどうしても男の子が好きそうってイメージがあるけど、これなら女の子でもとっつきやすいかも。
渡辺:WeDoの基本セットにはもちろんレゴがついてくるんだけど、もちろんすでに持っているレゴを使うこともできるんですよ。これ、僕が小さいときにクリスマスプレゼントでもらったレゴなんだけど……。
中村:おー!すごく年季入ってる!
渡辺:40年前のレゴでも、こうやってほら。
秦:ちゃんと使えると。こういうところもレゴはスゴいなぁ。
秦リコメンド:コード・A・ピラー
中村:WeDo、すごくいいなぁと思ったんですけど、ただ29,700円ってそれなりの金額ですよね。
渡辺:まぁそうホイホイと買える金額ではないですね。
中村:僕には読者の「もっと安いやつないですかね~」という心の声が聞こえてくるんですが(笑)。
渡辺:そんな能力が(笑)。
秦:それだとフィッシャー・プライスのプログラミングロボット「コード・A・ピラー」もいいかも。安いからって勧めているわけじゃなくて、WeDoよりもう少し低年齢向きのプログラミングロボットとして。
中村:あー、これ僕も気になっていたんですよ。イモムシ型のやつですよね。今だと4000円出すとお釣りが返ってくるんですね。(編注:2017年12月5日現在)
YouTube : See the Fisher-Price® Code-a-pillar™ in action! | Fisher-Price
秦:そう。床に目標地点を作っておいて、そこを目指して「前に進む」とか「右に曲がる」とか「音を鳴らす」ってパーツを組み合わせてイモムシの動きをプログラミングするんですよ。
中村:イモムシってところが女性受け悪そうですけど。
秦:でもこうやって動かしてみると分かるけど、音が出たり、光ったりして、楽しい動きをするんですよね。
中村:「音が出たり光ったりするイモムシ」って言葉ヅラだけ見てるとさらに「えーっ」ってなる女の人多そうですね(笑)。でも実際の動いているところを映像で見てみるとそんなことないって分かってもらえると思います。パーツとパーツを組み合わせる接続ってどうなってるんですか?
秦:これはUSBですね。だからちょっと固いんだよね。取り外すときはいいんだけど、つなげるときにちょっとだけ力がいるね。
中村:あー、本当にUSBだ。
秦:あとはそれなりの床の広さが必要かも。動く範囲が結構広いので。僕は最近オフィスを引っ越したので、そこで子どもと遊んでますね。
中村:でもフローリングであればテーブルの下とかをうまく使えば日本の家庭でも大丈夫そう。
渡辺:段差に弱いからその点は注意ですね。前に試してみたらフローリングからカーペットの上に登るのは難しいかも。あとは芝生の上もダメでしたね(笑)
中村:プログラミング教育って視点で考えるとどうですかね?
秦:プログラミングという視点で言うとちょっと足りないかもですね。前に進んだり曲がったりって制御はあるけど、状況に合わせて判断するっていう条件分岐の考え方がコード・A・ピラーにはないんですよ。
中村:じゃあシーケンスを考えるってことには使えそうですね。処理の順番を考えるという点で。
秦:そうですね。シーケンス制御もプログラミングの一部ですし。プログラミング教育の導入にはぴったりだと思いますよ。そしてコード・A・ピラーに慣れて、楽しんでもらえるようだったら、その次はPETSに移行するとさらに発展できると思います。
中村リコメンド:ブロックス
秦:中村さんも何か持ってきたんじゃないんですか?
中村:僕はちょっと違う視点で考えてみようと思って、せっかくだからみんなで遊べるやつを持ってきたんですよ。ブロックスってボードゲームなんですけど。
渡辺:いろんな形のきれいなブロックですね。
中村:青赤緑黄の4色があって、それぞれプレイヤーが持ち駒として持つんですよ。4色あるので4人まで遊べます。ゲームとしては陣取りゲームで、このブロックをゲーム版の上に置いていって、どれだけたくさんのブロックを置けたかで競争するんです。
秦:置き方のルールは?
中村:同じ色のブロック同士が角と角で接するように置く。辺と辺で接しちゃダメ。これだけなんですよ。うちはこれですごく盛り上がっているので、せっかく持ってきたし、やってみましょうよ。
(20分が経過)
渡辺:うわー! お手上げ!
秦:これは単純なぶん、戦略も求められますね。すぐに置けそうなものをポンと置いてしまうと、そのパーツがあとですごく重要になったりして。
中村:クリスマスプレゼントにもオススメだけど、クリスマスとか年末の人が集まる時期にみんなでやるゲームとしてもおすすめですね。やったことある人はそんなにいないだろうから、みんな新鮮な気持ちで遊べますし。
渡辺:中村さんは今年なにをクリスマスプレゼントに考えてるの?
中村:うちの子は来年小学校に上がるんですけど、今年はCOPICを考えてますね。
秦:COPICってプロイラストレーターが使うペンでしょ(笑)
中村:そうなんですよ。去年は地球儀でした。僕がよく海外に行くので、お父さんが今どこにいるのかを知りたいってことだったので。うちの子はいわゆる子どもが欲しがりそうなものをあんまり欲しがらないんですよね。あとは、子どもが2歳くらいの時から、クリスマスや誕生日に、僕が欲しかったマグ・フォーマーを子どものプレゼントと称して買い足してました。本人の自我がないのを良いことに(笑)。ただ、僕が遊んでるんで、すぐに子どもも一緒にやるようになって……。くっつくときのカチッというのが気持ちいいんですよね。
デジタルガジェットとの付き合い方
中村:デジタルガジェットも少し考えてみたいんですよ。僕はiPad一択かなぁと思ってるんですが、いかがですか?
秦:iPadは持ってるって前提で話をしてました(笑)
中村:仕事柄いろいろタブレットを買うことが多くて、自分が使ってるものをうちの子も使うんですけど、やっぱりiPadを一番長い時間使ってるんですよね。
渡辺:Androidタブレットでもまぁいいんだけど、でももっさりしてることが多いし。アップデートもあったりなかったりするので、最新のバージョンしか対応しないアプリとかあったら動かないことも多いしね。
中村:iPadはアプリも一番多いですしね。うちの子は最近はThink!Think!って知育アプリをやっています。もともと月1600円のアプリなんですけど、いつの間にか無料になっていて。1日3問までしかできないもの続いている要因なのかもしれないですね。ゲームはねこあつめをやってるかなぁ。もちろんSpringin’やpaintoneもバリバリやってますよ。
渡辺:今日はモノがあるおもちゃの話をしてきて、モノのよさはわかりやすいフィードバックだって話を最初にしましたけど、中村さんたちがしくみデザインで作っているSpringin’とかpaintoneはそのフィードバックをアプリでうまくやろうとしてますよね。
中村:ありがとうございます。うちで作ってるアプリって、プログラミング教育アプリである以前に、デジタルクリエイティブツールなんですよ。まずは描きたい絵がさくっと描けて、さらにそこに音をつけたり、動かしたりできると。ゲームも作れるし。そのときに「これはどうやったら思い通りに動くかな」ということを考える過程でプログラミング的思考も磨けるんです。
渡辺:iPadで言うと、お子さんに渡すときにYouTubeはどうしてます?
中村:普通に見せてましたよ。3歳くらいのときは、粘土をこねてるやつとか、アンパンマンのおもちゃの動画とか何回も見てました。でも最近は見たいって言わないですね。作る方が楽しいみたい。
秦:うちの子はiPadを渡すとYouTube見ちゃうんですよね。好きなYouTuberがいるみたいで。YouTubeは一度見だすとずーっと関連動画が流れるじゃないですか。あれは殺傷能力が高いですよね。
よくできたね、のハイタッチを忘れずに
中村:ここまでいろいろクリエイティブ能力を高めるクリスマスプレゼント向きのおもちゃを紹介してきました。そして最後にお二人に伺いたいのは、すこし最初の話にも戻るんですが、渡した後のことなんですよ。
秦:僕の「早く諦めたほうがいい説」の話?(笑)
中村:いままで挙げていただいたものはもちろん、それ以外でもいいし、プログラミング教育アプリでもいいんですが、最初は一緒にやって、きっかけを作ることが大事って話でまとまりましたよね。そして子どもが自分でやるようになったら、それこそ秦さんの「早く諦めたほうがいい説」で、好きなことに熱中させてあげること。そして適切な指導者をつけてあげること。ここまではけっこう納得いくと思うんです。ただ聞きようによっては、それは丸投げじゃんって思う人もいるはずで。そんななかで親に求められることって何でしょうね。
秦:「早く諦めたほうがいい説」って、別に外部に丸投げしてくださいってわけじゃないですからね。熱中できる環境を作ってあげられるのは親の責任ですよね。そしていちばん大事なのは「できたよ!」って子どもが成果物を持ってきたら、「すごいね!」ってハイタッチしてあげることですよ。
渡辺:「お父さん、今忙しいんだから~」はダメですね。それは言っちゃいけない。
秦:海外の子どもたちでもハイタッチは伝わりますからね。ハイタッチは思春期迎えてる女の子以外はいけます!
中村:さすがに思春期の女の子はおじさんとハイタッチしたくないか(笑)
渡辺:この前ね、あるワークショップで小学1年生くらいの女の子とハイタッチしようとしたら拒否されたんだよね……。それを見ていたまわりのメンバーは大爆笑してたけど。
中村:それはつらいなぁ(笑)。方法は年代によって考える必要はあるけど、ただちゃんと評価してあげることは大切ですよね。認めてあげることが次のやる気に繋がりますからね。今日はありがとうございました!
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