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外国人が住むシェアハウスで得られること
このページでは関東圏で外国人が住むシェアハウスに通算7年住んだ経験のある私がシェアハウス生活で得られたことや、シェアハウスのメリット、デメリットについて紹介します。
外国人が住むシェアハウスとは?
外国人が住むシェアハウスがどのような所かと言うと、言葉通り、外国人とシェアハウスで住むことができる場所になります。
日本人の側面では、
・英語を話せるようになりたい
・外国に文化を知りたい
・外国人の友達を作りたい
という人にとってはピッタリの場所で、日常生活の中で上記を叶えることができます。
外国人が住むシェアハウスを選んだ理由
地方から東京に転職を機に家探しをしていました。東京に住んでいる仲の良い友人も長らく住んだ家を住み替えるというタイミングだったそうで、当時テラスハウスが流行ってこともあり、一緒にシェアルームすることを前提に家を探しました。
しかしお互いの仕事が違ったり、土日の過ごし方も違うことから、シェアルームの現実性が薄れていくことになり、路頭に迷うことに・・・ 先に関東圏に移動してきていた友人とお茶をすることになり、その中でシェアハウスはどうかと提案されました。調べてみると、自分で賃貸で借りるより少し安上がり、また外国人と生活ができるということで、語学力アップにもつながるという一石二鳥な環境ということもあり、その瞬間からシェアハウスを探しました。
実際にシェアハウスに住んでみて思ったこと(メリット・デメリット)
実際にシェアハウスに住んでみてわかったメリット・デメリットについて紹介します。(※あくまでも私の感じたこと)
メリット
①英語が話せるようになる。
これは外国人シェアハウスに住む大きな醍醐味と言っても過言ではありません。ほとんど英語が話せなかった私ですが、いまでは転職の海外営業や海外マーケティング職に応募しても、オファーをいただくことができるレベルに到達することができました。英会話スクールに通ったりすることなく、ただ自分が住む家賃を払うだけで、英語をこれまで話すことができるというのはかなり大きなメリットです。
②海外に行かずとも海外の文化に触れることができる。
これはそのシェアハウスにどこの国の人が住んでいるのかで大きく変わりますが、海外の文化に触れることができます。日本で当たり前のことが、海外では当たり前ではない。日本でここまで深く、広く海外の文化を知るきっかけを作ることができるのはシェアハウスならではです。稚拙な表現にはなりますが、世界が広がります。
③外国人の彼女ができる
シェアハウスに引っ越すまでは外国人の彼女と付き合った経験はおろか、日本人と付き合った経験もない私が、シェアハウス内で付き合うことができたのは、一重にシェアハウスのおかげです。これが主目的ではなかったのですが、副産物としてはかなり大きな収穫だと言えます。
付き合った外国人は以下の通り。
スペイン人(2週間)
アメリカ人(半年)
ドイツ人(3年〜)
日本人と付き合えなかった私は、恋愛を諦めかけ、暗い気持ちに沈んでいた時期もありました。しかし、そんな私の心に一筋の光が差し込んだ瞬間がありました。「人生、捨てたものじゃない」と実感した出来事です。日本で彼女ができなくても、視点を変えて世界をフィールドにすれば、十分にチャンスを掴めることを自分自身で証明できました。
世界で戦うという件で別ページで紹介していますので、ぜひこちらをご覧ください。
デメリット
①きつい・汚い・危険(3K)
容易に想像できる部分だと思いますが、このシェアハウスにも3Kが存在しています。3Kの環境で働くのではなく、住めるかという部分はしっかり吟味されたほうがいいかもしれません。もう少し具体的にこの3Kを紐解いていきましょう。
・きつい
きついとは、色々な意味合いできつい事象をあげることができますが、少し箇条書きで記載します。
<きつい>とは・・・
・体臭がきつい
・いびきがうるさくて寝れない
・うるさくて寝れない、リモートワークで仕事ができない
・部屋が狭い
・シェアハウス内のトラブルに巻き込まれる
等々
と一人で住んでると想定もしなかったことで、悩まされることになります。今少し思いついたものにはなりますが、他にもきつかったと思えるものは潜在的なものが多くあると思います。
・汚い
電車の吊り革が持てない私がよくシェアハウスに住めたなと今になって思います。これはシェアハウス全体で言えることかと思いますが、共同で生活してるので、汚くなります。自分が掃除をしていても1時間も経てばだいたい汚くなるので、潔癖の方は相当苦労されると思います。私のように慣れる方もいると思いますが。
<汚い>とは・・・
・キッチンの床が油でベタベタ
・あらゆるところに髪の毛、ほこりが落ちてる
・シャワー室は基本的に排水溝に髪の毛が詰まってる
・男子トイレは手入れされていない海外の空港のトイレレベル
等々
外国人シェアハウスに限った話ではないと思いますが、共同スペースはこのような他人の髪の毛の掃除や、汚物の掃除みたいなことが発生することもあります。シェアハウスに出入りするクリーニングの質的、量的な介入に依存しますが、潔癖な方は一度内見して家の様子をチェックしましょう。
・危険
これは私の話ですが、たま〜に飛んでもない事態に遭遇することがあります。下記に一部例を記載します。
<危険>とは・・・
・同居人のフランス人が酒によって、2階から飛び降り。隣の家の塀の鋭利なフェンスが首に刺さり、致死的な結果を招く。
・同居人が精神疾患を患い、カッターを片手に各部屋をノック。たまたまドアを開けていた私は、窓から飛び降り逃亡。
・同居人同士の喧嘩の仲裁。2m近くあるオランダ人にドンキーコングの溜めパンチ級のぶん殴りを受け、体が中に浮く。
このようなことが日常茶飯事に起こるの。。。っと不安に思われるのも無理ありません。他のシェアハウスに住んでいる人にこの話をすると相当びっくりされるので、異常な事態でこのようなことはそう頻繁には起こらないことなんだと思います。その時、そのタイミング次第なので、このようなことを経験できると成長できるかもしれません。
メリット・デメリットをまとめましたが、シェアハウスにも一長一短があるということです。
シェアハウスの選び方
シェアハウスを7年間歩き渡り、シェアハウス運営会社の色(コンセプト)によって、雰囲気がかなり違います。どのシェアハウスでも気軽に外国人と話せると思いきや、家ですれ違っても「こんにちは」だけで終わってしまうようなシェアハウスがあります。
ここでは運営会社さんの名前の公表は割愛しますが、内見時にチェックするポイントをまとめました。もしよかったら参考にされてください。
①シェアハウス内の清潔感
・家の玄関に靴が散乱していないか。
・共同部分(キッチン・シャワー・リビング・廊下)はきれいか。
これらをまずチェックしましょう。きれいなシェアハウスは管理が徹底されている可能性が高く、住居人の清潔レベルも高い可能性があります。
②リビングの様子
・内見時に入居人がそこで雑談をしているか。
リビングがシェアハウスの中でも唯一の憩いの場です。そこに人がいないと交流が少ない可能性が高いです。もしそこに人がいなければ内見同行されているスタッフさんにヒアリングしてみましょう。またそこで雑談している人がいれば、恥ずかしいと思いますが、どれくらい集まっているかと聞いてみるのもありです。
③シェアハウス管理会社の対応
・トラブルの頻度と対応について
シェアハウス内の交流を推進している会社とそうでない会社がいます。一概には言えませんが、交流推進をしているシェアハウスほどトラブルが多くなります。トラブルが多いからといって悪いわけではないですが、在宅で仕事をされていたり、もしくは夜早く就寝しないといけない仕事をされている方の場合に悪影響が考えられます。
シェアハウスを選ぶ上で大事なことは、なぜあなたがシェアハウスに興味を持ったのか?何を成し遂げたいのか?がポイントになります。ここの軸を熟考した上で、おさえるべきポイントとマッチングできた家を見つけていきましょう。