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「I like Movie」を見てくやしい思いをした

※軽いネタバレあり


映画好きな主人公ローレンスが社交性の乏しさゆえに親や友達、新しく始めたバイト先の従業員とうまくいかずに葛藤するというストーリー。

題名を信じすぎてしまった、、、。主人公が映画の好きさゆえに映画業界に入って活躍する話だと予想してしまったせいで、一回見ただけでは完全に意味を理解しきれてませんでした。恥ずかしながら、他に見た方のレビューを見て意味がわかりました。いい映画だったという感想に変わりました。

もう一度言うと、”I like movies”という表題だけを見てしまい本当に伝えたい意味を理解できていなかったのです、、、。恥ずかしい。

自分で感じとれないなんて、、、。くやしい。

まだまだ解釈するチカラが足りてないなと痛感させられました。

この映画が伝えたかったことは、私は映画が好きです。という主張のあとにつづく、「それであなたはどう?」という言葉を言えますか?ということ。

自分が好きなものがあって、没頭することは素晴らしい。
でも、人と分かち合っていくには、自分ではない人の意見を聞いてあげる時間と態度が必要であることを教えてくれる映画だった。

ローレンスのコミュニケーションの障壁は、『他人への興味をもつ』という一点だった。自分と違う存在が抱えている考えへの恐怖はないように見えた。実際、ローレンスは映画後半でスッと「and you?」を聞けるようになり、そこから相手への質問を投げかけていくことでコミュニケーションを携える楽しさを難なく感じとっていけた。

自分が思っている以上に他人が他の人を受け入れる体制を持っていることに、気づかせてくれた周りの環境も大きかったのだと思う。ローレンスが質問の仕方がわからず、10個ほど質問をぶつけても、最初に戸惑った以外は優しく受け入れていた。

受け入れられない人もいるだろうが、それは結果のはなし。自分が愛をもって相手と接しようとすることのみが大事なのであって、外界がどう自分に反応するかは自分にはどうしようもない。外界に触れる怖さに打ち勝ってこそ、人と良好な関係を築けるのだ。

僕は、こういうこと言ったら嫌われるのでは?とか、こういうこと言ったら言いくるめられるのでは?という恐怖が先に来てしまう。この主人公とは違う部分でのコミュニケーションの下手さがあるなと感じた。それぞれ、コミュニケーションの障壁は違うのだ、と感じさせられた。

それにしても、なんでこの映画の意図を汲み取れなかったんだ、、、。
悔しいぞ。


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