ネタが浮かばないそんな時は…
ネタが浮かばないそんな時、私は氷の入ったグラスにバランタイン30年を注ぎ、それを一気に流し込む。するとたちまち覚醒とも酩酊とも呼びうる感覚が私を襲い、普段は表出することのない野性的な人格が姿を見せ、本能のままに筆を走らせていくのだ。
なーんてね。
そんな無頼派作家のような振る舞いは到底できない。
実際私がコップに注ぐのは麦茶かコーヒーである。バランタイン30年はおろか、生まれて一度もウイスキーの瓶を買ったことがない。頂き物ですら、学生時代に同期と宅飲みをした際に残りをもらった一度きりだったように思う。銘柄も覚えていないし、飲み切れずに捨ててしまったように記憶している。
いきなり話が脱線してしまったが、私はネタが浮かばない時「一旦寝かす(あまり根を詰めず、ネタ探しを一度放棄する)」ようにしている。往々にして、疲れた頭で考えても大した進捗を生み出さないものだ。
この1週間ネタ探しに明け暮れていたのだが、どれも今一つしっくり来ず、次から次へとボツにしていった。
「一旦寝かす」を繰り返した結果、ネタが浮かばないというシチュエーションをネタにすることを思い付いてしまった。こういうのをコペルニクス的転回と呼ぶのだろう。多分。よく分かんないけど。
開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまったような気もするが、まぁいいだろう。
今後もこんな感じで、のらりくらりと息長く投稿を続けていく所存だ。