プロット

プロローグ-ファーストストライク KOSHU

>戦場で肩を並べて戦うEXOとリリィ達の姿が書かれる。

>場所は甲州

輸送機には4機のEXOと一柳隊のリリィたち。

人類が初めて行うEXOとリリィが共同して行う対ヒュージ反攻作戦だった。彼/彼女らはその先鋒を担っていた。

主人公・泉 明のモノローグ(原作におけるボウマン大尉のもの)

「人類は滅亡に向かっているのかもしれない。この半世紀の間、人類が取り戻した領域よりもヒュージに奪われた領域の方が多いからだ。しかし、分水嶺というものがあるならきっと今日だ。この戦いで人類と奴らとの戦いは新しい局面を迎える」

「鍛錬に勝る戦術無し。分析に勝る戦略無し。その優位は決して数では覆せない!この1年間の試行錯誤の成果をここで示す」

間もなく降下地点上空。明たちはEXOに乗り込みリリィたちもパラシュートやゴーグル・高度計などを身につけ始めた。

 ロードマスターが外からコックピットを叩き、「もうすぐ降下」を伝える。リリィたちは最終チェックとして2名1組でお互いに装具に異常がないか確認した。

 DZに到着。ロードマスターたちがカーゴハッチを開いた。機内に強風が吹き込む。収納モードになっているEXOたちをロードマスターは貨物のように機外へと押し出した。EXOが全機飛び出したのを確認したのちロードマスターたちはリリィたちにも降下するように合図した。


第1話 スイレン ーJAPAN KAMAKURA

>「プロローグ〈ファースト・ストライク〉」から1年前。

国防陸軍水陸両用旅団所属の泉明軍曹は富士教導機甲連隊にて行われた”Exo-Frame"への機種転換訓練課程を優秀な成績で卒業。その成績を評価され新設される国連軍合同のExo Frame部隊への配属を命じられる。

 部隊には、米軍から支給された練習機ではない本格的な最新国産”Exo”AREX-03J「児雷也」が配備されることになり機体は現地の鎌倉駐屯地で受領することになっていた。移動は公共交通機関を利用して自力で行くこととなった。

 当日の0900までに出頭することとなり駐屯地のある静岡から汽車に乗り鎌倉へと向かった。

 小田急藤沢駅からローカル線の江ノ電に乗り換える。1両編成の列車には一人の少女がいた。服装ー黒を基調とした仕立てのよさそうな学生服からみておそらく鎌倉のガーデン リリィ養成校 百合ヶ丘女学園の生徒。思わず緊張してしまう。

 その生徒 リリィ がこちらに気付き目が合う。条件反射的に敬礼した。

 すると彼女は驚いた様子で慌てて頭を下げた。初々しいというかどうも人からこうした態度をとられたことがない様子だったので、思わず訪ねてしまった。

「失礼。あなたは百合ヶ丘の生徒さんですか?」

「あっ!はいっ!!一柳梨璃といいます。今日入学式なんですっ‼」

あ、新入生だったんだ。どおりで色々納得。

明:「隣に座ってもいいですか?」

梨璃「あ、どうぞ」


 



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