皇国:設定・地理・国家
国の体制や経済が近代化している者の国民がついていけておらず、貧富の格差から治安が悪化。日本との融合でますますその度合いが高まっており匪賊も増えている。
また左翼団体が思想の浸透を謀っており。共産主義思想なども蔓延。中には過激派と化し第三国(おそらく北朝鮮)から武器などの援助を受け武装ゲリラとなり匪賊以上の脅威となった。
匪賊と同様にゲリラの掃討は皇国陸軍の任務となっているが、政治的主張を掲げているため合法的な左派政党や政治団体と連帯し世論戦を仕掛けてくることから単なる略奪目的の犯罪者である匪賊とも異なるためにやりにくい相手となっている。治安維持作戦における自衛隊の援護も受けにくい。
急速な近代化の途中で都会の街並みは日本の明治時代や大正、昭和初期のような光景が広がっている。家屋の多くは木造建築で非木造の建物もコンクリートは少なくレンガや大理石が中心となっている。道路もメインストリートを除き舗装はされていない。その一方で、道路を日本から輸入された乗用車が走り、水道・電気などのライフラインも普及しつつある(このため、人々の頭上には電線がはしり街には各所に電柱が立っている)。
携帯電話やスマートフォンも普及しつつあり(このため導術師が失業しつつある、最も、電話と違い導術の通信は同じ導術師か天龍しか傍受できないので防諜や情報秘匿の観点から一定の需要があり特に対帝国戦争の勃発から顕著になった。生きたレーダーそのものなので警備会社に雇われたり救助隊での災害時の捜索など、新しい仕事が与えられるつつある。)、街では着物姿の人々が最新モデルのスマートフォンを使っている姿をよく見かける。
最先端のテクノロジーとレトロな人々の生活がすっかり融合したレトロヒューチャーを思わせる光景が広がっている(弥栄堂のアニメに見られるようなスチームパンクな日本に近いかもしれない)。
一方で、田舎や農村はこの限りではなく、むしろ日本との融合以前どころか、諸将時代と大差ない経済水準である。電気水道などもっての他で皇都郊外ならともかく、らいふらいんが存在する場所が近くの陸軍駐屯地かもしくは全く無いというのも珍しくはない。
こうした場所が反政府ゲリラの活動基盤となる可能性もあり、ベトナム化もしくはカンボジア化を避けるため教育制度の普及や学校の設立などが日本の支援により行われている。