リアルな夢をみたあとはちょっと現実とゆめの区別があやふやになりませんか
通信と制御の時代
現代はおそらく、まだ「通信と制御の時代」ではないかと思います。
通信傍受とかスノーデンの警告などと聞くとまだ少し自分たちと関係のない、なんだか怪しい話のようなイメージを持つ一方、以下のような話を耳にしたことがある人はきっと少なくないでしょう。
噂によると、暗号化のレベルは(確か)8階層ほどありますが、最高レベルの暗号化技術は使わないことになっています。なぜならNSA が解読できないからです。この話には典拠はありませんのでうわさ話として。
少し前の話なので今は状況が変わっているかもしれません(1/15追記)
ブラウザと検索エンジンの癖(傾向)
ネットの情報検索にブラウザと検索エンジンは欠かせませんが、検索にヒットする内容、表示順などには違いがありますので使い分けをすることがあるかと思います。日本語でも英語でもヒットしづらい内容は、DuckDuckGoを使うと見つかることが多いです。
一部の情報検索には向きませんが、日本国内の情報検索でGoogle検索エンジンはとても優秀です。例えば、レストランや映画、コンサート、展覧会などの情報はGoogleを使います。一部ではプログラミングなどの学習コンテンツについてもおそらく良い結果が表示されるでしょう。
ここからGoogleは趣味、娯楽などに関係した内容について優れた検索、表示機能を持っており、人々が楽しめるコンテンツ、心地よく過ごすことができるものを積極的に提供する傾向があるように思います。
無料(タダ)で提供される娯楽コンテンツ
Googleは人々が楽しく、心地よく過ごすことができるコンテンツをユーザに提示していますが、Youtubeではこの傾向がさらに顕著に見られるのではないでしょうか。よく知られているように、Youtubeでは(も)Googleのガイドラインに沿わない、夥(おびただ)しい数の動画が削除され続け、垢バンされてきました。
そのようにして現在、残されて再生数を増やしている動画がどのようなものか冷静に距離を置いて見ることが私たちにできるでしょうか。
無料(タダ)で楽しめるコンテンツの危険性について岡田斗司夫が語っている動画があります。
ブレグジット前の世界
以下の日経新聞の記事は新首相に任命されたガブリエル・アタルをマクロン大統領の「優秀な生徒」と紹介しています。
ガブリエル・アタルはマクロン大統領の「優秀な生徒」ということですが、これはマクロンがジャック・アタリの「優秀な生徒」であったことを思い出させます。
ジャック・アタリはこれまで著作家、経済学者として大きな発言力を持つ人物としてフランスだけでなく、世界中に強い影響力を持ってきました。
ジャック・アタリは言うまでもなくグローバリズムを牽引してきた人物の一人です。彼の発言には以下のようなものがあります。
ジャック・アタリ氏「国境はいずれなくなる」
アタリ 「日本とドイツとロシアは消滅へ向かっている」
国境を無くし、世界をひとつにするアイデアは世界全体の秩序とバランスを維持するための良い考え方である、というイメージがTV、新聞、雑誌、映画などのメディアによって広められてきました。教科書にも、この思想は「共産主義」とは書かれずに、例えば大江健三郎の文章などをとおして取り入れられていることに気づいているでしょう。
また共産主義というアイデアは一部の層から見た管理の手法であるせいか、優生思想と相性が良いように見えます。
アタリにはその後、少しスタンスを変えて(?)発信された著作もあるようです。
ジャック・アタリが断言「日本は海の覇権争いで勝者になる」
自国ファースト
ブレグジット(英国のEU離脱)はこれまでパリ家によって推進されてきたグローバル化に抗するサインがロンドン家から発信されたと考えられますが、パリ家とロンドン家による異なる2つの勢力への支援は、明治維新を想起させないでしょうか。
明治維新も重要なテーマですが、ここでは一旦、措いてイギリス(ロンドン)が自国ファースト主義の流れを後押ししていると思われる状況に合わせるように、イーロンマスクが発言している内容を見ていきたいと思います。
イーロンマスクの日本についての発言は以前↓が話題になっていました。
イーロンマスクは日本好きで知らているようですが、FIFAワールドカップでスペインを破った際のツィートを覚えている人もいるでしょう。
イーロンマスクのこういった発信を私たちは好感をもって取り上げてきました。そして彼の起業家としての活躍もずっとメディアで取り上げられてきましたので、多くの人が注目するところかと思います。
それではイーロンマスクがいままでやってきた開発プロジェクトは、ほぼDARPAで研究開発されていたプロジェクトと重なる、という話を聞いたことはあるでしょうか。
※以前はWikipediaの英語版には↓のロゴがありましたが、現在は差し替えられています。
DARPA
DARPAはインターネットの基になる技術の開発が有名ですが、その他に研究、開発されていたプロジェクトには自動運転技術、人型ロボットなどがあり、それらはイーロンマスクのTESLAなどに引き継がれています。そしてイーロンマスクのニューラリンクも元はDARPAで研究されていた技術から受け継がれたのではないか、という話があります。
以下は豚を使って脳の信号を読み取るテストの動画です。
DARPAとイーロンマスクについては、以下の動画が面白いと思います。
少し考えてみたいのですが、ニューラリンクが目指すところは、神経信号でコンピュータなどの外部機器をコントロールするだけでしょうか。
脳に埋め込まれたチップは信号を受信しないでしょうか。
信号を受け取った脳は外部からの信号を受けて、幻影を見たり、あるいは何らかの動作を誘導されることはないでしょうか。
パノプティコン
少し長くなってしまいましたが、初めに「現代は通信と技術の時代」というお話しをしました。それでは、この後の時代はどのような技術が開発、提供されるのでしょうか。
もしも、もしも完全監視が実現し、人が完全に管理されるシステムができるとしたらどのようなものを想像しますか。
フーコーの古典的なパノプティコンでしょうか。
今、私たちには無料(タダ)で楽しめる大量のコンテンツにいつでも、そしていつまでも浸ることができる環境が既に提供されています。
心地よい世界が提供され続け、やがてそれは現実の世界よりも良いと思うようになるかもしれません。
少しくらいいびつで違和感があっても辛く、ストレスを感じる生活よりも快適です。
もうすでにマトリックスの中で夢を見ているとしたら、目覚めたくないですね❓
追記