日本ではほとんどの人が知らない、アメリカのヒット映画
1.2016 オバマのアメリカ
日本で「2016 オバマのアメリカ」というドキュメンタリー映画を知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
この映画は公開後、全米トップ10入りしていて、7位にランクインしたというヒット作ですが、おそらく、現在もまだ日本では未公開のままです。
映画の製作は2012年で、タイトルにある2016は、製作当時からそのままオバマの政策が続いた場合、2016年にはアメリカは酷いことになる、という意味合いで付けられているようです。
映画の製作、監督はディネッシュ・ドゥソウザですが、この監督についても日本ではほとんど知られていないのではないでしょうか。
ドゥソウザによれば、オバマの隠された、真のイデオロギーは、アメリカの帝国主義的な植民地政策の是正であり、オバマの政策が意図していたものはアメリカの経済力、支配力の縮小、そしてアメリカの富の(他国への)再分配にあったということになります。
以下は、映画がヒットしていることを伝える当時のニュース動画です。
Youtubeの設定で字幕の自動生成を利用できます。
"2016": Anti-Obama film surprise box office hit
↓も映画の”意外な”ヒットを伝えるABCニュースの映像ですが、こちらは年齢制限が設定されているようで [Youtubeで見る]をクリックしないと視聴できません。 [Youtubeで見る]をクリックすると、別タブなどでYoutube動画が表示されます。
'2016': Anti-Obama Doc's Giant Success
参考:以下のWikipediaは英語のみで2つとも日本語版はありません。
ここでも言語の障壁が情報の障壁になっている状況があると思います。
2.ヒラリーのアメリカ
「ヒラリーのアメリカ」(原題:Hillary's America)もあまり知られていない映画だと思います。Wikipedia には、「日本ではネット配信のみ。」とありますのでもしかしたら情報感度の良い人は観たことがあるかもしれません。
「ヒラリーのアメリカ」もディネッシュ・ドゥソウザの製作、監督によるものですが、この作品では、米民主党の起源に遡って、その闇、隠された歴史を暴く、という内容になっていて米国史という観点からも興味深いものではないでしょうか。
日本語のWikiは極端に情報量が少なく、短絡的ですが英語版のWikiには、民主党は19世紀、20世紀においてKKKと極めて親密であり、ウッドローウィルソンによるKKKのバックアップもあった、などの記載があります。
映画のトレーラー(Youtube)
この映画についても日本語の情報は少ないですが、PDFで次のような書評がありました。これを見ると差別主義そのものといった印象で、衝撃を受ける内容ではないでしょうか。
アメリカに白人が入植し始めたばかりの頃や、南北戦争の時代に遡って検証されている内容は裏の歴史ともいえるもので、改めて私たちが学校で教えられている”歴史”がどのようなものか考えさせられます。教科書に載っていない内容や、それと異なる見方こそ本来、知るべきことなのかもしれません。
参考:「アメリカ国民の歴史」(A History of the American People)
A history of the American people by Wilson, Woodrow, 1856-1924
3.2000 MULES(2000人のミュール)
この映画は2020年の大統領選挙の組織的な不正を暴いたドキュメンタリーとして話題になりました。またこの映画については、X(Twitter)やブログ、Noteで書いている方々がたくさんいるようです。MULESは、「左翼団体に雇われ、不正票や違法票を郵便投函箱に届ける有料の政治工作員のこと」と、以下にあります。
トレーラー(予告)ですが、説明欄にrumbleのリンクがあります。
『2000 MULES ( 2000人のミュール) 公開予告編 』( 日本語字幕 )
説明欄に本編URL紹介
rumble
参考
4.ディープステートを一掃する(トランプの演説)
こちらは映画ではなくトランプの演説ですが、これまで見てきた映画のテーマを思い出しながら少しだけ見ていただければと思います。
以下は(ほぼ)見出しに使った「ディープステートを一掃する」から再生するよう時間指定しています。
5.アメリカの役割
さて、「2016オバマのアメリカ」のトレーラーにはリンカーンの像が出てくるバージョンがあります。以下は、ほぼリンカーン像が出てくるシーンから再生されるように時間指定しています。
リンカーン像の台座(椅子)には「ファスケス」と呼ばれる紋章が使われていることをご存知でしょうか。この紋章の起源は古代ローマ、あるいはもっと古い時代の有力な一族が使っていたとされています。
「ファスケス」はリンカーン像の椅子だけではなく、米国会議事堂、大統領執務室などでも広く使われていますので、こういった紋章を知っている人はアメリカだけではなく、イギリス、フランスなど様々な国々でも見られることをご存知でしょう。そしてアメリカについては古代ローマの役割、すなわち「帝国」として君臨する役割を担う(負わされている)ことを意味している、という話も知っているかもしれません。